毎日のように何気なく飲むビール。
種類も豊富で、メーカーやシリーズごとに味も様々です。
海外の珍しいビールも気軽に買えるようになりましたし、最近では国内のご当地ビール?もよく目にしますね。
身近になった分、さらに奥深さを感じる「ビール」。
そんなビールを家飲みでおいしくいただくためのポイントをまとめてみましたよ。
ルール(その1):冷やし過ぎはNGです、適温で飲むべし!
○ビールの適温とは?
ものすごく冷たいのが適温だとする人もいれば、様々かと思いますが、ここで言う「適温」とは、ビールに最適な温度、もしくはビールを味わうために最適な温度として、その種類にもよりますが、適温は「6℃~8℃」で飲むのが良いとします!
これは、ビールが持つ風味や香りが感じ取りやすいベストな温度とされています。
逆に、冷たけりゃ冷たいほど派のかたは、冷やしすぎて風味や香りを感じ取れない場合があるので注意ですね。
ビールを美味しく飲むために知っておきたいマメ知識と注意したいこと
ルール(その2):キレイなグラスに注いで飲む
缶ビールでも、瓶ビールでも、まずは容器からグラスに注ぎましょう!
そのほうが絶対的に美味しく飲めるんです!
グラスに移すことで風味や香りも感じ取れやすくなり、ビールの泡も注ぐことで生まれます!
○キレイなグラスとは?
もちろん、清潔なグラスということ。
グラスに油汚れや、他の飲み物の残りが入っていたりする状態ではなく、キレイに洗われて換装しているグラス。
汚れているときめ細やかな泡を作れないばかりか、ビールの味、風味を損ねてしまいます。お気に入りのビールグラス(ビアグラス)は洗ったあと布で拭かずに乾燥させるのが鉄則です♪
ルール(その3):新しいビールを新しいうちに飲むべし!
国産のビールの賞味期限は9ヶ月とされているそいうです。
ビールは製造年月日の新しいものを購入して、新しいうちに飲む!これが美味しくメールを飲むための3番めのポイント。
ビールは振動や温度の変化に敏感です。
お店に、工場で製造されたものがいち早く届いて陳列されている!そんなお店でビールを購入してください。そういうビールは温度管理も問題なく、周辺環境に影響されずに、そのコンディションを保ってくています。
購入後も、できる限り早いうちに飲むほうが、保存して日が経ってしまうよりはコンディションよく、美味しくビールをいただけるはず。
以上、ビールを美味しく飲むための基本的な3つのポイントです。
どうぞ、実践してみてくださいね。
ご存知ですか?クラフトビールと地ビールの違い
最近良く耳にする「クラフトビール」。
では、クラフトビールとそうでないビールの違いは何でしょうか?
「地ビール」なんて言葉も、以前よく耳にしていましたよね?
19994年に酒税法が改正されてビールの小規模醸造が可能になったころから「地ビール」というキーワードを耳にするようになりました。
いわゆる「ご当地ビール」とか。
これらは「小規模で地域色を打ち出して造られたビール」として、最近の「クラフトビール」と同じものとして考えられます。
地ビール、地ビールブームは、地域おこし的な要素を大きく含んで、その当時、様々なネーミングの地ビールを目にしましたし、飲んでみたりもしました。
ドライブや、旅行の際に立ち寄った地場産品の販売所などにも、その土地の地ビールが置いていたりしていたのを思えています。
一方、最近のクラフトビールは、「地ビールと同じ」とするならば、なぜ「クラフトビール」として呼び名を変え今のブームを迎えたのでしょうか?
かつて、全国津々浦々「お土産品」的な扱いで製造販売されていた地ビールとは違って、クラフトビールは、アメリカ発の「クラフトビールブーム」をその背景に持つとされます。
クラフトマン(職人)による本物のこだわりとプライドを持ち、ビールに深い造形と探究心で、その味や品質を追求するブルワーたちによって牽引されたブームと共に、以前の地ビールが、さらに品質を大きく向上してきます。
これが、現在のクラフトビールブームの背景とされています。
各醸造所の個性を引き立たせるために、またその主義主張を持ったビールとしての演出のために、かつての「地ビール」ではなく「クラフトビール」という名称で、ブームを牽引したようです。
かつて地ビールとして誕生した日本各地のビールが、いまなおさらなる進化を遂げて、さらに美味さを追求した「クラフトビール」。
みなさんも、お気に入りのクラフトビールを探してみましょう!
クラフトビールの定義
クラフトビールは、その醸造所ごとに、それぞれの個性にあふれるビールです。
先にふれたように、地域振興のひとつとされてきた「地ビール」も、クラフトビールに含まれるということでしたが、ここでクラフトビールとは?その定義を明確にしておきます。
クラフトビールは、アメリカの「ブルワーズ・アソシエーション(Brewers Association)」にて、次のように定義づけられています。
クラフトビール
- 年間製造量600万バレル(およそ7億リットル)以下
- 独立した醸造所(醸造所の関係者以外の所有が25%以下)
- 伝統に基づく原料や製法で造られている(麦芽100%がメイン)
この条件を満たしたビールが「クラフトビール」ということですね。
ビールの種類について
さぁさぁ、まだまだいきますよー。
ここからはびーるの種類について。
エールとか
ラガーとか
ビールにもいくつかその種類があることはご存知ですよね!?
大丈夫です、知らなかった方たちも、ここから先を読むことで、今日から正真正銘「ビール通」ですよ。
ビールの種類は、大きく分けて3種類。
ビールを作る際の発酵のしかたが種類分けのポイントになります。
ビールは、発酵の行程で炭酸ガスとアルコールが生じ3種類のビールのうちどの種類に分けられるかが決まります。
- 下面発酵の「ラガー」
- 上面発酵の「エール」
- 自然発酵などの「その他」
ラガー(下面発酵)
「キリンラガー」として日本国内で有名な商品にも「ラガー」とあります。
ラガー種、日本でもっとも親しまれているビールの種類だと言えるでしょう。
ラガーとは「下面発酵」のビールの総称で、ドイツの「ドルトムンダー」や「ボック」や「シュバルツ」、アメリカの「ライト」や「アメリカビール」などがあります。発酵が進むほどに酵母がタンクの下の方に沈んでいくことから、ラガー(下面発酵)と呼ばれるようになりました。
日本のビールの多くは、ラガーの中でもさらに「ピルスナー」に分類されます。
※ピルスナー・・・1842年にチェコスロバキアのピルセンにて誕生したビール
エール(上面発酵)
ラガーとは逆に、発酵の進行に合わせて麦汁の上側に酵母が浮かんでいくものをエールとして大別します。
イギリスの「エール」や「ポーター」、「スタウト」や「IPA」、ドイツの「アルト」や「ケルシュ」や「ヴァイツェン」があります。他にも、ベルギーの「トラピスト」もエールに分類されます。
その他(自然発酵など)
ラガーやエール以外、野生の酵母を使用した自然発酵などで造られているビールとして、数は少ないですが、ベルギーの「ランビック」や「いわて蔵ビール」が代表的なその他の種類として存在します。
自宅でクラフトビール?作れんです。いつかチャレンジする日のために
「自宅でクラフトビールって作って良いんですか?」
答え:酒類を製造する場合には税務署長の免許が必要です。
ですが、「酒類」とは酒税法上、アルコール分1度以上の飲料(薄めてアルコール分1度以上の飲料とすることのできるもの又は溶解してアルコール分1度以上の飲料とすることができる粉末状のものを含みます。)をいい、当該製品により製造されたものがアルコール分1度以上の飲料となる場合は、酒類製造免許が必要になります。
※酒税法第7条、第54条による
そこで、アルコール度数が1度以上にならないように作ることで、酒類製造免許がいらない!ということになりますよね?
そう、アルコール分1度以上にならないよう製造できれば良いわけですね!?
とはいえ、アルコール度数を正確に1度未満に製造できるのだろうか?
そんな素人考え的な不安がありますが、市販のビール作りキットが販売されているところをみますと、少なからず、ご自宅でクラフトマンになられている方もいらっしゃるのかと思います。
なのですが、ビール作りキットなどを用いて合法的にビールを作る(将来的に)ときのために、まずは法的なルールを改めて把握していきましょう!
はじめに、日本の酒税法では、酒類製造免許を持たない一般家庭で酒類を製造することは禁止されています。
なのですが、法律が定義する「酒類」はアルコール度数1%以上のもの。
市販のビールのようにアルコール度数5%程度のビールを作ることはできませんが、アルコール度数1%未満であれば、市販のビール作りキットで、ビール作りにチェレンジすることもできるわけです。
アルコール度数1%未満のビールというと、低アルコールビール?ノンアルコールビール?
「ノンアルコール飲料」と言っても、アメリカでは0.5%まで、日本では1%まで、EUでは1.2%まで(イギリスは0.05%まで)のアルコール分が法的には認められている。よって甘酒なども法的には酒類に該当しない「ノンアルコール飲料」で、未成年者でも飲むことができる。しかし普通は「ノンアルコール飲料」と言うとアルコール分が0.05%以下の飲料を指し、アルコール分が0.05%以上1.00%以下の場合は「低アルコール飲料(Low-alcohol beverage)」と呼ばれる。
ノンアルコール飲料 - Wikipedia
オススメのノンアルコールビール
ノンアルコールビール ヴェリタスブロイ
ブローリー プレミアムラガー
ウェストエンド エキストラライト
ビットブルガードライブ 0.0%
龍馬1865
ここでオススメしたものは人工的にビールの風味を作ったもの、ビールに似せたものではなく、ビールからアルコールを抜いたかのうような、私達が大好きなビールに、ほんとに近い雰囲気のものをピックアップしてみました。
お気づきのように国産メーカのものはほとんどなく、ドイツやオーストラリアの商品が多いのですが、国産飲料メーカーによるノンアルコールビール、いわゆる「ノンアル」は、その製法からか、ビール風に人工的によせた味とでもいいますか、ビールの代替としてはちょっと残念な感じを受けていらっしゃる方多いのではないでしょうか?
酸化防止剤や苦味料、人工甘味料などなど
麦芽とホップだけではないの?と少し心配になってしまう感じなのですが、上に紹介したノンアルコールビールは、ビールの風味のままアルコールが1%未満の、ビール好きにも好きになってもらえるノンアルコールビールでした。
お試しあれ。
コメント