南海トラフ地震 発生確率は20年以内に「60%程度」に引き上げ
最近、やたらとショッキングな報道が目に付きますが、2023年1月13日に政府の地震調査委員会が発表した南海トラフ地震について「発生確率」。
つい先日は、トルコでも大きな地震で沢山の方が被害に合われています。
日本に住むうえで、避けては通ることが出来ない「災害」に地震や台風などの天災。もしものときの備えについても、たくさんの情報が発信されています。
家庭でできる備えの一つに水と非常食を確保が挙げられます。
生き延びるためだけではなく、非常時、身体と心の健康を保つため、これまでも日本人が長い歴史の中で育んできた保存食に「乾物(かんぶつ)」があります。
干し椎茸や、切り干し大根のように、植物、野菜を干して乾燥させると「乾物」となり、魚を干したものを「干物」と呼びます。一部、魚介類でもカラカラに干した、干しエビや、ちりめんじゃこ、スルメに海苔も乾物に該当し干物と呼ばれるものよりも、保存性もよく、賞味期限も長くなります。
どちらも、干すことで食材が持つ水分を減らし雑菌など微生物の繁殖を抑えます。
そのため、素材の長期間保存することを可能にして、腐りやすい魚介類も腐りにくくなります。
そうです、魚の干物は、魚を干すことで腐りにくくなっていますが、腐らないわけではありません。
腐った干物の見分け方とは?
干物は、おもに表面を乾燥させ熟成したものなので、完全に近い乾燥ではなく中心部は生っぽい状態です。
ですので、干物は腐らなそうではありますが腐ります!
乾燥した表面の内側は、生っぽいので、時間が経てば腐ってくるのは必然ということです。しかも、思っているよりも早く腐ることも知っておいたほうが良いと思います。
それでは、干物が腐ったらどうなるのか?
腐っている場合の見分け方も知っておく必要がありますね。
干物が腐ったときの目安
- そのままで異臭がする、焼いているときに異臭がする
- アンモニア臭や、酸っぱいニオイがする
- 表面がヌルヌルとネバついたり、ベトベト感がある
- さらには表面が糸を引く
- 表面に白いブツブツ、点々が見られる
- カラカラになって干からびている
- 味に違和感がある(なんとも変な味、酸っぱい味)
このようなポイントが挙げられます。
うっかり、腐った干物を食べて、お腹が痛くなったり吐き気や下痢になったりしないためにも、気になる点があれば食べるのを控えましょう。
食べ物を腐らせる=細菌の繁殖、細菌は水分・温度・空気(湿気など)の要因が揃うと活発に増殖し、食べ物を腐らせてしまいます。
干物の場合、真空パックされているものであれば比較的、賞味期限も長めに設定されていると思います。
通常、真空パックされている干物で賞味期限が、長いもので2週間程度。
真空パックではない干物でも、長くて1週間程度が、一般的な干物の賞味期限です。
保存方法も、干物によって適した保存方法が記載されているので正しく保存し、なるべく早く美味しいうちに食べることが必要になります。
干物の賞味期限は冷凍・冷蔵でどのくらい?
干物にも、いろいろな種類がります。
アジやホッケの開きから、イカの一夜干しなどなど、素材になっている魚介類の種類、干し方(干す期間など)によっても個性があります。
干して、ある程度水分が抜けているのが干物ですから、日持ちしそうですが加熱されていないという意味では生物と考えていいでしょう。
ですので、基本的に干物は冷蔵、もしくは冷凍保存が必要になります。
冷蔵で3日~1週間程度、冷凍保存で2週間から1ヶ月程度を賞味期限とされているものが多いと思います。
冷蔵保存で、細菌の繁殖を遅らせます。
冷凍だと長く保存することで、冷凍焼けが発生しますので美味しさが失われていきます。
加圧加熱殺菌処理を行った干物の賞味期限はどのくらい?
加熱済み「あじの開き」は常温保存も可能なものもありますね。
一汐干ししたアジを、じっくりと焼き上げ、そこからレトルト加圧殺菌機で特殊な加熱処理をし、焼き上がった干物を密封し、欧音加熱することで有害な細菌を減菌、安全に保存ができます。
常温保存で、しかも開封後は加熱いらず。
加熱加圧したことで、骨までやわらかで頭から骨まで丸ごと食べられるようになっています。
その、賞味期限はなんと!
常温保存で!製造日から180日
まさに保存食になった干物がこちら
アジのほか、カマスやサバの干物もございます!
進化した干物、災害が多い日本、日本人が長い暮らしの中から育んできた保存食を一歩先に進めるための一歩。
常温保存で長期保存が可能になった加熱加圧殺菌された干物。
ぜひ、非常時のストック用にお試しあれ。
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