日本全国津々浦々、たくさんの郷土料理があります。
農林水産省のウェブサイトにも「うちの郷土料理」として全国の郷土料理が失われつつある食文化を次の世代や、世界に発信するかのようにまとめられています。
郷土料理と同じように、同じような意味合いで使われる「ご当地グルメ」という言葉がありますが、郷土料理とご当地グルメの違いは何でしょうか？
これには、明確に違いがあって郷土料理は、その地域に住む人々（住んできた人々）の家庭料理、そこに伝わる料理であるのに対して「ご当地グルメ」というのは、地域振興を目的として、観光客も意識して作られた料理といったところ。
郷土料理は、そこに暮らす人々が作る料理で、それ以外の人の目や、外の人に食べられることを意識して作られる料理ではありませんから、そこが郷土料理とご当地グルメの決定的な違いになります。
ご当地グルメの良いところは、その土地に行った気分－旅行気分が味わえるのが良いところのようにも思います。観光地に行くと、必ず注文したくなる料理ですね。
宮崎県のご当地グルメといえば？
宮崎県には、海の幸や山の幸を使った名物料理や、県内各地で生まれたご当地グルメなど、さまざまなグルメがあります。?
チキン南蛮
鶏の炭火焼き（もも焼き）
肉巻きおにぎり
釜揚げうどん
レタス巻き
最近では、餃子の購入額が日本でも有数とかで宮崎餃子とか、真っ赤な激辛スープにコシの強い麺が特徴の辛麺とかも、宮崎ご当地グルメです。
先の農林水産省の郷土料理、宮崎県で見てみると
宮崎県の郷土料理にも、チキン南蛮も挙げられているので、チキン南蛮は郷土料理ともいえるし、ご当地グルメともいえるのかも。
暑い季節にうれしい「冷や汁」は、郷土料理として掲載されています。
そんな宮崎県のご当地グルメの中から、しょうゆベースのタレにつけこんだ豚肉を巻いて香ばしく焼いたおにぎり－肉巻きおにぎりをご紹介します。
宮崎発祥「肉巻きおにぎり」
宮崎のご当地グルメ「肉巻きおにぎり」
肉巻きおにぎりは、元々は、宮崎県のある飲食店のまかない料理として作っていたものだそうです。
そのまかない料理のおいしさを知った、お店の常連さんから口コミで広がって、専門店を開いて販売されるようになり全国区の人気にまで。
最初のころ、まかない料理のころは三角形でしたが、食べやすくするため、現在のような俵型に進化したそうで、多くの人は「肉巻きおにぎり」といえば俵型のイメージではないでしょうか。
宮崎では、夜の繁華街で肉巻きおにぎりのお店が出て販売されていたことから、お酒を飲んだ後の〆として、また家族へのお土産として買って帰ったりと親しまれてきました。
お店によって、チーズやタルタルソースなど様々なトッピングバリエーションが生まれて、さらに肉巻きおにぎり人気を大きなものにしたようです。
東京でも専門店ができるなど宮崎発の肉巻きおにぎり人気は全国区に！
ご自宅でも南国宮崎への旅行気分が味わえる「肉巻きおにぎり」のお取り寄せ
肉巻きおにぎりの進化系ワンハンドグルメ
家庭用のお買いだめ、まとめ買いにも、業務用や模擬店グルメとしても人気の肉巻きおにぎり。
おにぎりの具が「肉」ではなく、外側（見た目）が食欲をそそる肉で、その中身は素朴なおにぎり、という宮崎県を感じさせてくれるご当地グルメ、肉巻きおにぎりでした。
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