2020年、今年の夏は「予想以上に暑かった」そうですね。
他人事のように言っていますが、暑かったです、ホント。
なにやら、北半球の今年の夏は、史上最高に暑かったらしいですよ!
これまで、北半球で最も暑かったのが2016年と2019年。
その最高気温を1度以上上回ってたらしいです。
そんな中、近年まれに見る勢力で日本に迫った台風10号。
1個前の9号も、各地で様々な被害をもたらしていましたけど、10号は九州地方の西寄りののコースをたどる予定の中、全国的なニュースでも、いつもより大きく取り上げれれていたように思います。
窓ガラスの飛散を防ごうと「養生テープ」が店舗から無くなってしまったり。
防災意識の高まりとともに、台風に限らず、様々な自然災害やトラブル、身の回りの安全や、被災した場合の食事についても、いつもよりも真剣に考えてみました。
9月1日の「防災の日」に続いて、
9月16日は「マッチの日」
1948年(昭和23年)のこの日、配給制だったマッチの自由販売が認められた。
1938年(昭和13年)綿糸配給統制規則によって国内綿糸の消費量が規制されたのに始まり、以後、1939年の電力調整令、1940年の砂糖・マッチの切符制、1941年の米穀配給制、1942年の衣料総合切符制と続いた。戦争の長期化によるもので、日用品から生産資材に至るほとんどの物資が統制配給の対象となった。
マッチの日(9月16日 記念日) | 今日は何の日 | 雑学ネタ帳
防災・避難の際に欠かせない「火」ですが、
タバコを吸ったりしないためか、日常的にマッチやライターなどの必要性がないので、それすら用意が無いことに、危機感を覚えました。
災害時の食事(食料)について
非常食として、ひとくくりにされがちな食料の備蓄、準備ですが
その目的ごとに、備える内容や性質もそれぞれに違ってきます。
上の動画が、非常に分かりやすかったので、かいつまんで内容をまとめてみます。
一般に非常食と呼ばれるものには、その目的、種類によって4つに分けて考え、準備を行う必要があります。
●行動食
避難の際に、移動しながらでも食べることができる行動食・
加熱や調理の必要がなく、そのまま食べることが出来て、すぐにエネルギーとなるもの
1日分程度
外出先や避難している最中の食事として想定するもの。
バックやポケットに入れられる程度の、栄養補助食品やカロリーを補給する食品。
Everyday Carry 常に携行できる非常食(EDC非常食)として、通勤や通学の際のカバンなどに持ち歩こくことができるもの、あるいは防災品を詰めた防災リュックのポケットに入れておけるもの、また衝撃に強いもの。
例えば、栄養補助食品のカロリーメイトですが、こちらはカバンの中での衝撃によって、いざ必要なときに、粉々になって手早く食べられなかったりする状況が想定できます。
食べやすく、携行もしやすいチョコレートなどは、夏場の高温下では溶けてしまうので、これも不向き。
なので、行動食に適しているものと考えられる最適解は
- 羊羹
- ゼリー飲料
特に、ゼリー飲料は素早く食べられる点、高カロリーのほか水分を多く含む点で、重たい飲料水の代わりの役目も担うことができます。
●避難食
避難所や車中泊などで利用することを想定して、そのまま簡易的に食べられるもので、避難所など多くの人が集まるところでも、匂いなど気にせず食せるもの
3日分程度
昔から言われる一般的な「非常食」のイメージ。
代表的な「カンパン」など、開封するだけで食べることができる必要があります。
防災リュックに入れて、避難先に持ち込んだりすることも想定して、そのサイズや重量も、避難食を選定する際の大きなポイントになります。
- 調理不要
- 常温のまま
- 食器不要
このような点を備えているものを選びたいところです。
先のカンパンのほか、「パンの缶詰」、一般的な缶詰や、食器を使わなくても食べられるレトルト食品。
お菓子なども要件にあいますし、パックの野菜ジュースなども、それに該当します。
また、人の多い避難所などで食す場合を考えて、温めたり、それ自体に温める機能がついている食品や、匂いが強いものは避けて、人の多い場所、避難所でも違和感なく食べることができることをポイントに準備していくのも良いでしょう。
●短期備蓄
自宅で停電や断水が続く中、カセットコンロなどを用いて水もあまり必要としない簡易的な調理で食事ができるもの
7日分程度
非常用のリュックに入れておくものを含めてになりますが、その他、主に停電や断水、ガスが使えないなど、ライフラインが使えない場合に備えて行う備蓄になりますので、簡易的な食事の準備で食べられるもの。
保存性の高い、缶詰やレトルト食品、缶詰もそうですが、レトルト食品で言いますと様々な食事の好みに合わせて、選択肢も多くあるのが嬉しいです。
また、ローリングストック法として、日常使うものを多めにストックしながら古いものから食べるサイクルも、レトルト食品であれば、日常よく使うものであったり、使いやすい、食べやすいものを選択することができることから、備蓄に大きなストレスを感じずに、自然に備蓄することが可能になります。
そのほか、缶詰やレトルト食品は温かく食べられることから、簡易調理が可能なように、カセットコンロやガスボンベもセットで準備しておきたいものです。
カセットコンロやガスボンベも、日常的に使用するものとしてローリングストック法、日常備蓄で多めに買い置きをしておくことで、十分備蓄が可能。
日常的に、備蓄ができることで、食事の趣向にも合わせることが出来ますし、余計に備蓄食用に出費もかさみません、期限管理もほぼ不要なことから、日頃から気をつけておきたいところです。
●長期備蓄
流通が停止した中、数日~数週間(数ヶ月)といった長期間を想定した備蓄
可能な範囲で最大限
短期備蓄食に加えて、大規模な災害や、長期にわたる食糧不足のための備蓄になります。
期限管理も必要になりますし、備蓄スペースも必要、備蓄食についてのコスト増も出てくるところが悩ましいところ。
スポンサーリンク
どこまでの準備が必要か?
行動食、避難食、短期・長期備蓄と種類分けしてきましたが、では「我が家で必要なのは、どの備蓄なのか?」。
まず、行動食については日常的に、バックに忍ばせておく食品ですから、これは常に意識する必要がありますね。
通勤、通学中でも、何らかのトラブルで「帰宅困難者」になった場合、行動食をカバンから取り出して補給することが出来ます。
自宅周辺で、津波・洪水・土砂災害や噴火など、避難しないといけない、走って逃げないといけないことを想定すれば、避難リュック、避難食が必要。
自宅周辺での災害を想定する必要が無い、という人はいるのかなぁと思いますが、お住まいが頑強で、高台に住んでいて、過去、洪水や土砂災害などの発生がない、もしくは、そのような状況が想定できない、する必要がないとすれば、短期備蓄を意識した災害への準備を心がけるとよろしいのでは無いでしょうか。
●食料の他にも
ここまで食の備えをメインに見てきましたけど、防災リュックに入れておく必要がある、いわゆる防災グッズについても、ひと通り確認しておきます。
避難計画がまず重要です。
大地震の際、津波や火災から逃れる場合、台風や洪水が起こった場合の避難はどう、どこに避難するのかを、事前に計画・確認しておくこと。
その場合の、避難用持ち出し袋、防災リュックの準備も必要です。
まずは体を守るグッズとして、メガネのスペアや、避難を安全にサポートする雨具や灯り。応急手当のためのグッズ、情報を収集するためのグッズとしてスマホ充電器、ラジオや乾電池。最後に、先の避難食。
避難に必要な道具として、体の一部となるもの、医薬品。
カセットコンロやガズボンベ、そして重要となるのが非常用トイレ。
ほか、避難職、短期備蓄、飲料水、日用品はローリングストック。
▼役立つ情報リンク
短期備蓄にもオススメの食品あれこれ
コメント
[…] 季節柄、防災のための、美味しい保存食、備蓄食について考えてみた […]