今回、世界三大珍味「キャビア」がお話のテーマになりますが、キャビアはチョウザメのタマゴ(卵巣)を塩漬けにした高級珍味ですね。
キャビア
キャビアの主な産地は、ロシアで特にカスピ海と中国国境沿いのアムール川が有名キャビア - Wikipedia
最近では、「国産キャビア」と銘打って日本各地から長野県や宮崎県産のものを、よく目にするようになりました。
日本でキャビアの親であるチョウザメは生息しているのか?
キャビアの産地として長野県や、宮崎県産を目にしますが、実際に長野県や、宮崎県にチョウザメがもともと生息していたわけではありません。
それらは、養殖されたチョウザメから卵巣を取り出して、キャビアを生産しています。
もともと、チョウザメは、ロシアや北米などのたんすいいきにせいそくするとされ、昔は北海道の石狩川にも遡上したと言われます。
チョウザメ
ユーラシアと北アメリカの亜熱帯、温帯、亜寒帯の川、湖、海に生息する。モロッコで発見されたマーストリヒチアンの化石から、かつてアフリカにも分布していたことが分かっている。
チョウザメ科 - Wikipedia
漫画「ゴールデンカムイ」でも、石狩川を遡上するチョウザメが描かれるシーンがありますが、アイヌ語でチョウザメは「ユペ」と呼ばれ、石狩川流域の江別や湧別の地名は、アイヌ語のチョウザメを指す「ユペ」、ユペオッという・チョウザメが沢山いるというところに由来するという話があります。
」
野田サトル著「ゴールデンカムイ237話」。
単行本だと、第24巻(2020年12月18日発売)。
当時の石狩川はチョウザメが群れで遡上したという
江別という地名はアイヌ語のユペ・オッ「チョウザメが沢山いる」から由来した説がある引用元:ゴールデンカムイ 第237話「水中息止め合戦」より
ゴールデンカムイの作中にも、そのことが描かれていたのを思い出します。
日本国内に、野生の(天然の)チョウザメは生息していないはず!
2020年の新聞記事になりますが「養殖以外は国内にいないはずのチョウザメ100匹超捕獲」、宮崎県内の大淀川水系でチョウザメが捕獲されたそうです、100匹以上も!
2023年6月にも、同じく宮崎市内大淀川で1mを超えるチョウザメが釣り上げられています。
宮崎県は国産キャビアの生産でも、複数のメーカーが存在するなど活況です。
自然の河川に、チョウザメが生息するなど、チョプザメ、キャビアは現代の「ユペオッ(アイヌ語でチョウザメが沢山いるというところという意味)」。
手頃に買える宮崎県産の国産キャビア、プレゼントにも
チョウザメ養殖からキャビア製造まで自社一貫体制だから、安心安全な国産キャビア。
こちらは、フレッシュキャビア。
低温殺菌されないキャビアで、低温殺菌処理によりキャビア本来の風味と食感が変わるので低温殺菌されたキャビアである「パスチャライズ・キャビア」とに分類されます。
低温殺菌をしていないフレッシュキャビアなので、塩分も比較的少なく熟成された旨味が濃く、しっとりとした粒感とネットリ感が楽しめます。
もちろん、防腐剤は使用せず、チョウザメ卵と少量の天然岩塩だけで丁寧に長期熟成された国産キャビア。
塩分が気になるお父さんへのプレゼントとしても、喜ばれそうです。
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