1本ですぐ酔えることで人気急上昇のストロング系酎ハイ。
せんべろ=1,000円でベロベロ
「せんべろ」といったキーワードを目にする機会が多くなりました。
アルコールとおつまみ合わせて1,000円でベロベロに酔うことができる、となれば1本、1缶でガツンとくるアルコールへの期待感も膨らみますよね!
1本でガツンと酔えるストロング系酎ハイ、そのリスクをここに来てメリット・デメリット、いろいろと目にする機会も増えてきましたよね。
高アルコール度数のストロング系飲料の上手な飲み方や、そのリスクについて見ていきましょう。
アルコール度数が高いのに、価格が安く人気沸騰中のストロング系
一般的なアルコール飲料と比較して、アルコール度数が1.5倍~2倍近い「ストロング系飲料」。
アルコール度数は高い反面、価格はお手頃で、350ml缶が140円~150円程度で、一般的なアルコール飲料と同等なのに対し、そのアルコール度数は9%!
5%~7%程度の一般的な缶チューハイやハイボールに対して、ストロン系酎ハイはアルコール度数が9%程度。
1缶で、今までの酎ハイなどのアルコール飲料を1.5~2缶飲んでいるくらいの酔い方で、コストパフォーマンスも高いとくれば、その人気にもうなずけますね!
消費増税を背景に、ますますコスパ重視の傾向は進むのかもしれませんね。
キャッシュレス・消費者還元事業でもっともお得にお買い物するには?
ビールや発泡酒など、これまでアルコール飲料の代表格であったこれらの販売量が減少していると言われています。
その背景に「若者のビール離れ」があるとされ、ここ数年、アルコール飲料メーカー各社は、そのビール離れが進む「若者」をターゲットとした、次なるアルコール飲料を模索してきました。
ストロング系アルコール飲料は、まさにその「若者」向け、若者をターゲットとし、実に若者を中心に大きな支持を集めているようです。
コンビニエンスストアに行くと、アルコール類の棚の大部分をストロング系の缶チューハイが占領し、その人気によって缶チューハイ市場はこの5年間で1.5倍に拡大したといわれています。
ビールや日本酒の糖質が、糖質制限といった健康志向とともに減少傾向なのに対し、ストロング系酎ハイのベースに使用されるウオツカや焼酎などの蒸留酒は、糖質制限中の、もしくは糖質を気にするユーザー層に支持されます。
また、ビール等の苦味が苦手な若者層、女性層も、甘く口当たりの良い果汁の風味の酎ハイ系の飲み物が人気を得る要因となったのではないでしょうか。
飲み過ぎ注意!一番おいしいストロング系缶チューハイランキング
1位は「キリン 氷結®ストロング」!
キリンの定番缶チューハイ「氷結®」シリーズの中でも、アルコール度数を9%に設定したのが「キリン 氷結®ストロング」。クリアでみずみずしい果汁感がおいしく、しっかりとした飲みごたえも感じられます。スッキリ爽やかな後味も評判。癖のない飲み口と程よい甘さ、酸味、苦味などのバランスも高く評価され、1位となりました。
2位は「-196℃ ストロングゼロ」!
ガツンとくる飲みごたえがうれしい「-196℃ ストロングゼロ」。その名の通り、-196℃で瞬間凍結することで劣化を防ぎ、果実本来のおいしさをキープ。お店で飲むチューハイのような味を実現しています。しっかりとした飲みごたえと甘くないスッキリ感で、食事にも合うと評判。2位となりました。
3位は「キリン・ザ・ストロング」!
グッとくる飲みごたえと爽快感が癖になる「キリン・ザ・ストロング(9%)」。キリンが発売している缶チューハイの中でも史上最強クラスの炭酸を使用していて、力強い刺激が感じられる商品。アルコール度数9%に負けないおいしさを表現するために、独自のハードエキスでうまさを引き立て、飲みやすい後味を実現しているのだとか。コーラやメロンソーダといった独特のフレーバーも好評のようです。
調査方法:gooランキング編集部にてテーマと設問を設定し、gooランキングの投票サービスにてアンケートを行いその結果を集計したものです。
投票数合計:962票
調査期間:2019年7月27日~2019年8月10日▽飲み過ぎ注意!一番おいしいストロング系缶チューハイランキング
飲み過ぎ注意!一番おいしいストロング系缶チューハイランキング約7~9%というアルコール度数の高さが特徴的で、比較的飲みやすくコスパも良いストロング系缶チューハイ。手軽に気持ちよく酔えることから、年々売り上げを伸ばしています。そこで今回は、一番おいしいと思うストロング系缶チューハイについて調査、ランキングにまとめてみました。
ストロング系飲料のリスクとは?
NHKの「ニュースウォッチ9」でアルコール度数9%の「ストロング系缶酎ハイ」ついて特集が組まれ、その危険性について放送されていました。
では、なぜ、どこに人気のストロン系飲料のリスクがあるのでしょうか?
NHKの特集では、このストロング系酎ハイを飲み続けてアルコール依存症と診断された例をフューチャーしていました。同様のケースが近年増加しているということ。
安価で、アルコール度数が高いストロング系酎ハイ。
では、以前の記事にも示しましたが、1日の「純アルコール量」について思い出してみてください。
厚生労働省の指標:成人男性の1日の純アルコール摂取量目安は20グラム
とされていましたね。
純アルコール量の計算方法は
酒の量×度数÷100×0.8(アルコールの比重)
ですので、ストロング系酎ハイの純アルコール度数を計算してみます。
●ストロング系チューハイの場合(350mlで度数は9%)
350×9÷100×0.8=25.2
●ストロング系チューハイ大サイズの場合(500mlで度数は9%)
500×9÷100×0.8=36
ちなみに焼酎水割り180ml アルコール度数: 15%とした場合の純アルコール量が
350×15÷100×0.8=21.6
180mlの焼酎の水割りよりも純アルコール量は多いのです。
ストロング系酎ハイの500ml缶を飲むと、成人男性の1日の摂取量目安の約2倍もの純アルコール量となります。
成人男性でみましたが、成人女性の場合男性との比較で、アルコールを分解する肝臓のサイズも小さいことから、更に摂取量目安を大きくオーバーするほどのアルコールを摂取することとなると考えられます。
ストロング系に限らず、酎ハイは人気は、その飲み口の良さ、飲みやすさも人気の要因の一つとすれば、ストロング系酎ハイを1日に数本飲んでしまうことも十分に考えられますし、現実にそのような利用者が増えているとしたNHKの特集での番組内容でした。
「アルコール依存専門の医師に聞いた」としたBLOGOSの記事によれば
これを毎日飲み続けると、耐性がつくスピードは上がりますし、依存度が高くなるまでの期間が短縮される可能性は非常に高いと言えるでしょう
▽BLOGOS:ストロングゼロはやばい?アルコール依存専門の医師に聞いた
BLOGOS サービス終了のお知らせBLOGOS サービス終了のお知らせ
コンビニでも手軽に買え、その商品種もビールや発泡酒よりも多く陳列されるストロング系飲料。
飲みたい時にいつでも24時間、手軽に買えてしまう。
依存度が高くなった利用者のアルコール依存度を、更に助長してしまう構図となっている環境的な要因も見逃せない。
純アルコール量の計算にお役立ちのWEBページのご紹介
▽健康おきなわ21:純アルコール計算
お酒の適正な飲み方やマナーをもう一度確認しましょう
公益社団法人アルコール健康医学協会、いかにもという名前の団体があります。そこではお酒の適正な飲み方やマナーを周知することを目的として、「適正飲酒の10か条」を定め、ウェブサイトで掲示しています。
自分も「飲みすぎかな」と心当たりのかたは、音読のうえ心によくよく刻み込んでみましょう!
- 談笑し 楽しく飲むのが基本です
- 食べながら 適量範囲でゆっくりと
- 強い酒 薄めて飲むのがオススメです
- つくろうよ 週に二日は休肝日
- やめようよ きりなく長い飲み続け
- 許さない 他人への無理強い・イッキ飲み
- アルコール 薬と一緒は危険です
- 飲まないで 妊娠中と授乳期は
- 飲酒後の運動・入浴 要注意
- 肝臓など 定期検査を忘れずに
しない させない 許さない 未成年者飲酒・飲酒運転
▽公益社団法人アルコール健康医学協会
適正飲酒の10か条 −公益社団法人アルコール健康医学協会−当協会では、お酒の適正な飲み方・マナー等...
まとめ
ストロン系飲料のような、それに限りませんがアルコール度数の高いお酒を日頃から飲むような、家飲みや外での飲食には、上の適正飲酒を思い出して、常に意識してみると良いのかもしれません。
また、ストロング系飲料の特性(純アルコール量など)を理解した上で、上手に美味しい飲酒を心がけましょう。
そして、休肝日を設けながら、休肝日で口さみしいときには、ノンアルコール飲料など、最近では一時期と比べて非常に美味しいものもたくさん出てきましたし、炭酸水、いつは「割り物」として利用してきた炭酸水も、柑橘系の風味がプラスされたものなど発売されていますので、休肝日の置き換えドリンクとして活用してみるのも良いですよね。
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