キャビアと聞くと高価な珍味で、特にロシア産のものが浮かびます。
ウォッカを片手にキャビアで一杯というロシアの人のイメージがぴったり。
そのイメージのとおり、キャビアの主な生産地は「ロシア」。
特にカスピ海と中国国境沿いのアムール川が有名で、カスピ海に面しているイラン産のキャビアも有名だそうです。
フォアグラ、トリュフと並んで三大珍味のひとつとされているキャビア。
そんな「キャビア」が、近年日本国内でも生産されています。
国産キャビアの生産地は?
ロシア産のキャビアが有名だという話から、寒いところを生産地としているはず!
日本国内で言えば、北国に違いない!
そんなイメージをガラッと変えてしまう国産キャビアの産地です。
まずは
- 宮崎県
- 香川県
- 静岡県
- 岡山県
- 島根県
- 広島県
これらの場所でブランド化された国産キャビアが生産されています。
他にも、岩手県、高知県、愛媛県、北海道などでも個別に生産されているそうですね。
特に、宮崎県といえば日本の南、南国のイメージ。
極寒のロシアとはかけ離れています。
キャビアの原料となるチョウザメの卵、チョウザメの養殖が宮崎県では盛んだそうです。宮崎県でのチョウザメ洋食の歴史は、40年ほど遡り1983年にスタートされています。そこから、2004年に全国で初めてチョウザメの卵を孵化させて育てた成魚から、また卵を採取する「完全養殖」に成功し、2011年にはチョウザメの稚魚の量産技術を国内で初めて確立と、宮崎県は日本国内におけるチョウザメ、キャビアのメッカとなっています。
ちなみに、チョウザメは卵を生むようになるまで10年以上かかるそうです。
養殖ではありますが、長い年月を経て生産にこぎつけた高級食材の日本製キャビア。
ぜひ、一度いただいてみたい。
宮崎市に流れる大淀川で1メートルを超えるチョウザメが釣り上がられることも。
キャビアの食べ方
世界三大珍味が日本国内でも生産されていると聞けば、食べたくなるのが必然。
チョウザメの卵を塩漬けにしたキャビアは、舌ざわりなめらかで、濃厚な旨みとプチプチとした食感が特徴的で塩漬けしているので「しょっぱい」食べ物だそう。
キャビアの食べ方としては
– キャビアは冷やして保存し、開封直前に冷蔵庫から出します。常温になると風味が落ちるので、氷の上に乗せて食べるのがおすすめです。
– キャビアは金属製のスプーンで取ると鉄分が移って味が変わってしまいます。プラスチックや陶器、貝殻などの素材のスプーンを使いましょう。
– キャビアはそのまま食べるのが一番ですが、少量のクリームチーズやサワークリーム、レモン汁などを添えるとさらに美味しくなります。パンやクラッカー、ブリニなどに乗せてもOKですが、あまり強い味のものは避けましょう。
– キャビアは口に入れたら噛まずに舌で転がして味わいます。粒が弾けて塩気と旨味が広がります。一度に大量に食べるのではなく、少しずつ楽しみましょう。
– キャビアに合う飲み物はシャンパンや白ワインなどです。キャビアの風味を邪魔しないように、辛口や辛口寄りのものを選びましょう。
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