◆ なぜ“冷凍食材”で失敗するのか?
飲食店の強い味方、業務用冷凍食品。
でも、仕入れたはいいけど「全然売れない」「オペで使いづらい」「ロスが出まくる」――そんな苦い経験、ありませんか?
仕入れ担当者にとっての冷凍食品選びは、味覚と算盤と現場力の三刀流勝負。
今回は、そんな現場の最前線で“冷凍に裏切られない”ための選び方を、5つのポイント+裏ワザ視点でお届けします。
◆ 1. “冷凍だからラク”と思いきや、調理が地獄?
冷凍=ラク…と思って油断していませんか?
ありがちなのが、
-
解凍に時間がかかる
-
焼きムラ・揚げムラが出る
-
温度管理がシビアでミスが起きやすい
こうなると、現場から「これ、正直めんどいです」と不満の嵐。
✅ 理想の条件は?
-
自然解凍OK(or冷凍のまま調理可)
-
温度・時間の指示が明確
-
誰でも同じクオリティで仕上がる
たとえば「手羽先餃子」は、自然解凍→油で3分揚げるだけ。
オペミスが起きづらく、新人でも再現できる=超優秀冷凍です。
◆ 2. 味が勝負。でも“味付き=安心”じゃない
「味付き」と書かれていても、実際に出してみると…
👎 薄い
👎 クセが強い
👎 味がぼやける
なんてことは珍しくありません。大切なのは**“提供温度でも美味いか?”**という視点。
✅ 試食チェックポイント:
-
冷めても美味しいか(テイクアウト対応?)
-
他の調味料を足さなくても成立するか
-
“リピートされる味”かどうか、スタッフのまかないで試すのも◎
冷凍でも「えっ、これウマッ!」と言わせる一品は必ず存在します。
それを探す目利きが、仕入れ担当の真骨頂。
◆ 3. “使いたい分だけ”が正義。バラ凍結 or 小分けは必須!
「とりあえず全部解凍したけど、半分余った…」
→ ハイ、これがロスの始まりです。
✅ チェック項目:
-
バラ凍結か?
-
小分け包装(10本、20本など)か?
-
必要量だけ取り出せる設計になっているか?
こうした仕様の冷凍食品は、少人数営業や変動の多い店舗でこそ真価を発揮します。
手羽先餃子のようなバラ凍結型は、宴会でも1人飲みにも対応できる万能型。
◆ 4. 冷凍庫で“育たない”形状か?
冷凍庫に半年眠っていたアレ。解凍したら…
👎 変形してた
👎 霜だらけ
👎 冷凍焼けで変色…
せっかくの食材も見た目が悪いと台無し。
冷凍食品は「寝かせても美味い」ものでなくてはなりません。
✅ 考えるべきは:
-
冷凍焼けしにくい包装か?(真空パックなど)
-
見た目がそのまま出せるクオリティか?
-
湯気・油・皿に乗せて“盛り映えするか”?
写真に残る時代、冷凍でも見た目に手を抜かない選び方が重要です。
◆ 5. メニュー化しやすい“ストーリー性”があるか?
ただ美味しいだけでは、今の飲食店では武器になりません。
「手羽先餃子」は、
-
ガブリと豪快に食べられる
-
女性に人気の“美肌コラーゲン”要素あり
-
SNS映えするビジュアル
…など、“話題のきっかけになるネタ要素”が豊富。
冷凍食品でありながら、名物メニューに昇格するポテンシャルを持っています。
▶ 冷凍食品の理想形:
メニューに載せたとき、“どう売るか”がすぐ浮かぶかどうか。
◆ 裏ワザ:スタッフに「まかない投票」させるべし!
仕入れたサンプルをスタッフにまかないとして提供し、
「これ、また食べたい?」
「これ出したら、ウケそう?」
「SNS載せたくなる?」
など、“現場のリアルな声”を取り入れるのが成功への近道。
厨房はもちろん、ホールスタッフの反応も意外なヒントになることがあります。
◆ まとめ:冷凍食品は“便利”より“売れる”が正解!
冷凍食品は、「ただラクできる」だけでは不十分。
✅ 味よし
✅ オペよし
✅ 回転よし
✅ 利益よし
✅ お客よし(=満足度)
この5拍子が揃ってはじめて、“導入してよかった冷凍食品”と呼べます。
🍽 あなたの目利きで、お店の利益が変わる。
仕入れは、お店の命運を握るクリエイティブな仕事です。
次のヒットメニューは、冷凍庫から始まるかもしれません。
まずは、**揚げるだけで売れる「手羽先餃子」**から試してみませんか?
【関連商品】
コメント