ちょっと肌寒くなってきた秋の夜長、ふと耳を澄ますとリーリー、コオロギが鳴いています。
何処に隠れているのかな?いい声ですね。
この前までせみの鳴き声に寝苦しさを感じていたのに一気に癒されます。
みなさんは、最近コオロギを見かけますか?
我が家の周りには草がたくさん生えているので、よくみかけます。
コオロギ、黒くてぱっと見ゴキブリみたいですよね。
暗闇に見かけようものなら『ぎゃー』と叫びそうです。
そんなコオロギが、現在昆虫食ブームで、話題になっています。
日本でも古くからイナゴや蜂の子などが食べられていますが、肉や魚が豊富になかった時代は貴重なたんぱく源だったのでしょうね。
もしそんな時代にわたしがいたら、できれば遠慮したいですね。
しかし食品が豊富に出回っている現代でも、昆虫食を食べているそうです。
その中でも特に人気のあるコオロギについて、栄養&カロリーのご紹介をします。
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食用コオロギの栄養&カロリーはどれくらい?
山間部では貴重なたんぱく質として、また冬季の常備食として食べられていた昆虫食の中でも、今特に人気なのがコオロギです。
コオロギは1匹でタンパク質65%、脂肪20%、繊維5%で形成されていて、たんぱく質やビタミン、ミネラルなど多くの栄養豊富です。
タンパク質は牛肉の2倍、アミノ酸やカルシウムは牛乳よりあって、B12、オメガ3も豊富な為、栄養を補う万能な食材です。
例えば「コオロギせんべい 55g」と「素材を生かした米菓えび」で比較してみると
コオロギせんべい 55g
- タンパク質:4.6g
- 脂質:1.5g
- 炭水化物:45.4g
- 食塩相当量:2.1g
素材を生かした米菓えび
- タンパク質:2.9g
- 脂質:17.8g
- 炭水化物:22.8g
- 食塩相当量:0.9g
コオロギせんべいはたんぱく質と炭水化物が多く、脂質が少ないのがよくわかります。
またカロリーを比較してみると
- コオロギせんべい 55g 213kcal
- サラダ薄焼き 93g 133kcal
- ぱりんこ 50g 257kcal
- 柿の種(ピーナツ無し) 50g 194kcal
コオロギせんべいは栄養価は高いですが、カロリーはほかのお菓子とあまりかわりません。
カロリーが変わらないなら栄養価の高いこおろぎせんべいを食べたほうが良いですよね。
しかし栄養が高いからと言って、わざわざ昆虫なんか食べなくても…と思う方もいらっしゃるかもしれません。
コンビニやスーパーでは消費期限の過ぎた食品がごみとして廃棄されています。食品ロスが問題されているくらいだから食品はあふれているように思いませんか。
なぜ昆虫、食べるの?罰ゲーム?
世界の人口は50年には100億人に迫る勢いでふえ、動物性タンパク源が足りなくなると言われているそうです。
現在のたんぱく源となっている牛や豚、鶏などの家畜を飼育するのはエサや水が必要で草原や森林の衰退、地球の温暖化などにより飼育するのが困難になって来るのです。
1kgのタンパク質を得るためには
コオロギ | 鶏 | 豚 | 牛 | |
排出される温室効果ガス量 | 1g | 300g | 1130g | 2850g |
飼育するのに必要な水 | 1 | 2300 | 3500 | 22000 |
飼育するのに必要な食料 | 1.7㎏ | 2.5㎏ | 5.0㎏ | 10.0㎏ |
確かに、この表を見てみると、どれだけコオロギが、効率よく育てられるのかがわかりますね~
このように普段食用として食べている牛や豚、鶏はコストがかかりますが、コオロギはコストもかからず飼育しやすい食料なので世界中で注目を集めているようです。
ではコオロギをどのように集めているのでしょう。
野山を駆け回り採取してるのでしょうか? どこかで生産しているのでしょうか。
それともやっぱり輸入している?
食用コオロギがどこで飼育されているのか調べてみた!
日本に輸入されている食用コオロギは、フランスやタイ、カンボジアなどです。
特にカンボジアでは、コオロギの養殖が注目されています。コオロギは約1カ月半と成長サイクルが早く、農作物に比べ天候に左右されないうえ収入も安定するため注目されている成長産業のひとつです。
現地では、食用昆虫長者も出てきているとかなんとか・・・
でも安全面から言ったら、国産がいいですよね~
ほかに変な虫でもついてきたら、いやだな。
日本で生産なんて無理だよね、と思っていたら、なんと国内にコオロギの養殖場があるんです。
京都、福島、広島などにあります。
なかでも広島のコオロギはひとまわり大きいそうです。
卵から約45日で出荷できるようになります。乾燥や冷凍、粉末にしたりするそうです。
あの形のままだと抵抗があるけど、粉末ならわからないですよね。味もエビに似ているそうで「コオロギせんべい」は特に人気商品です。
ただ、食用コオロギパウダーはエビやカニなどの甲殻類と類似した成分が含まれているので、エビやカニのアレルギーがある人は食用を控えたほうが良いそうです。
食べ方はそのままつくだ煮や揚げ焼きなどにしたり、コオロギの姿が苦手な方は粉末パウダーがあるのでスープや小麦粉と混ぜたりもできます。
しかしわたしは面倒くさいので、コオロギせんべいを購入して食べようかな。エビせんべいみたいにやめられなくなったら、どうしようww
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広がり続ける昆虫食!どんな種類がある?
世界にはまだまだいろんな昆虫食があります。
日本でよく目にするのは、蜂やバッタ、イナゴですが、世界ではカブトムシやいもむし、ミミズ、ナメクジなんとタランチュラ、サソリまで2000種類も食べられてきているそうです。
我が家にはインコがいるのですが、ミミズなんて鶏の餌、もしくは魚釣りの餌にしか見えませんwww
それにタランチュラやサソリなんて、あの毒食べても大丈夫なのかな?
見るからにグロテスクだし…
怖いなぁ…
今後世界人口の増加により食料不足が起こってくるかもしれません。
そのためには今から昆虫食のおいしさを体験しておくと良いかもしれないですね。
どうか食料不足が起こりませんように。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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