「ぼんじり串ってどこの部位?」「脂っぽいって聞いたけど実際どうなの?」
そんな疑問を持って検索されたあなたは、焼き鳥にちょっとこだわりがある方かもしれません。
ぼんじり串は、焼き鳥通の間では「知る人ぞ知る」存在でありながら、一度ハマると抜け出せない中毒性を持つ、**プロの料理人も唸る“鶏肉の大トロ”**とも呼ばれる部位。
本記事では、現場の料理人視点からぼんじり串の正体・特徴・魅力・調理ポイントまで、余すことなく解説していきます。
「ぼんじり」ってどこ?名称の由来と部位の場所
まず、ぼんじりとは鶏の尾羽のつけ根の三角形の部位を指します。1羽の鶏からほんの少量しか取れないため、非常に希少で、焼き鳥1本分にも満たないことも。
地域によっては「ポンポチ」「テール」「さんかく」とも呼ばれ、居酒屋のメニュー名もまちまちですが、どれも指しているのはあのプリッとした脂たっぷりの部位です。
ちなみに、「ぼんじり」という名前は、“ぼんぼんした尻”=ふっくらと丸い形から来ているという説が有力。なんとも可愛らしい由来ですね。
プロが語る「ぼんじり串」の魅力
✔ とにかく“脂が旨い”部位!
ぼんじりは、鶏肉の中でも最も脂が乗った部位のひとつ。
この脂、ただの油ではありません。口の中でとろける甘さとコクがあり、まるでトロのような濃厚な旨味があります。
焼き鳥にすると、余分な脂が落ちつつも旨みは凝縮され、表面はパリッ、中はジューシーという理想的な仕上がりに。
まさに、“鶏の大トロ”と呼ばれるにふさわしい味わいです。
✔ プリプリの食感がクセになる
ぼんじりには、運動量が多い部位特有の弾力もあり、噛んだ瞬間に弾けるようなプリプリ感があります。
皮と身の間にあるゼラチン質が絶妙なコリコリ感を生み出し、脂だけじゃない、しっかりとした歯ごたえのアクセントがリピーターを生む要因に。
この食感のギャップが、常連客に“あれ食べたい”と思わせる最大の武器なのです。
ぼんじり串の調理ポイント|プロの焼き方テク
脂が多い分、焼き方を間違えると「ベチャっと」してしまったり、焦げやすくなるのがぼんじり串の難しいところ。
料理人としては、以下のポイントを意識しています。
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炭火焼きなら“遠火の強火”でじっくり脂を落としながら焼く
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ガス台やグリラーなら予熱をしっかりとり、皮目をパリッと焼くのがコツ
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塩はやや粗めにふることで脂と相性がよくなり、味の輪郭が引き立つ
また、タレ焼きにする場合も、一度素焼きして脂を少し落としてからタレを絡めると、しつこくなく仕上がります。
メニューに“ぼんじり串”があるだけで店が語れる
ぼんじり串は、一般的な「もも」「ねぎま」「レバー」などの定番焼き鳥と比べて、ちょっとマニアックな印象があります。
しかし、この“通っぽさ”こそが、実はお店の個性になるポイント。
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「この店、ぼんじり置いてるんだ。わかってるな〜」
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「他であまり見ないけど、ここで初めて食べた。うまっ!」
そんな声があがると、料理へのこだわりを感じてもらえるきっかけになります。
定番メニューだけでは語れない、“プロ目線の一串”として、ぼんじり串は抜群の存在感を放ちます。
ぼんじり串の導入なら「業務用冷凍串」がおすすめ!
最後に、飲食店でぼんじり串を提供する際は、業務用の冷凍ぼんじり串を導入するのがおすすめです。
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✅ 国産鶏100%で安心・安全
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✅ スチーム処理なしの“生タイプ”で香ばしくジューシー
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✅ 無味仕様で塩・タレ・アレンジ自在
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✅ 一段ごとにシート仕切り、使いたい分だけ取り出せる
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✅ 冷凍保存OKでロスなし、長期保存も可能
仕込み不要で、焼くだけで完成するぼんじり串は、オペレーション効率を上げながらメニューの価値も高めてくれる頼もしい素材です。
まとめ|「ぼんじり串」は語れる焼き鳥メニュー
ぼんじり串とは、脂の旨み・弾ける食感・希少性という三拍子がそろった、焼き鳥の中でも異彩を放つ存在です。
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鶏の“最後尾”が生み出す、まるで大トロのような味わい
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プリプリの弾力と香ばしさがクセになる
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通好みでありながら、万人ウケする旨さ
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業務用冷凍串なら、品質もオペ効率も◎
もしまだお店のメニューに「ぼんじり串」がなければ、今が“導入の一歩”を踏み出すタイミングかもしれません。
“あの店、ぼんじり美味しいよね”──
そんな口コミが、お店のブランディングと売上アップに繋がる日も近いでしょう。
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