バーベキューの調理はひたすらバーベキューコンロの炭火と七輪。
火をおこして肉、魚や貝、マシュマロなんか焼いて、スルメを炙ったり、肌寒いときには手をかざして暖を取ったりと炭火は食材も美味しくしてくれます。
本稿では、私も大好きな七輪のお話です。
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七輪で人生が変わる!?炭火焼きにも家飲みおつまみコンロとしても
焼肉店に行きますと、七輪を使用しているところありますよね!?
炭火の場合は、遠赤外線効果もあってむらなくパリッ、ジュワーと焼き上げてくれます。
まさしく肉の旨味、素材の旨味を閉じ込めてくれる感じ。
炭火焼きなら、七輪でなくてもバーベキューコンロもあるでしょう!と、そのとおりではありますが、七輪をおすすめする、七輪メリットをご紹介しましょう!
- 着火が簡単
- バーベキューコンロよりも安価
- 室内でも屋外でもいける!
- 炭が少なくて済み、燃焼率も高いので省エネ
- 炭の燃え残りが少ない
- 耐久性があり、長時間使うことができる
さらにバーベキューコンロと比較しても・・・
- 遠赤外線の効果がすごいんです!
- サイズも色々、円筒形、箱型いろいろあって適材適所で選べます!
- 七輪は一生モノ、逆にコスパ重視の商品もありますよ!
進化系七輪も、七輪購入の際のポイント、選び方など、まずは七輪を詳しく知りましょう
七輪とは屋内・屋外問わず移動可能な調理用の「炉」
七輪は、木炭や豆炭を燃料に使用する調理用の炉のことを言います。移動ができるように軽量&コンパクトで、屋内外問わず使用できます。
燃費良し!燃料も効率的に使えて節約できる
七輪は、珪藻土を原料として断熱性が高いため、保温効果が極めて高いのが特徴。そのため赤外線による熱効率が極めて高く、燃料も効率的に必要最小限で使えます。
七輪は円筒形、四角形、長方形、サイズも様々
主に円筒形、四角形、長方形の形状で、大きさは様々。円筒形は炊飯や煮炊きおすすめで、長方形の七輪は焼き物に便利。
利用シーンや目的にあわせて、形状も選べます。
七輪選びには知っておきたい!「切り出し七輪」と「練り物七輪」の違い
七輪の種類は2つあり、珪藻土の塊を切り出し削って作ったものを「切り出し七輪」、珪藻土を粘土状にしたものを金型でプレスした「練り物七輪」と呼ばれています。
切り出し七輪は、昔ながらの製法で職人が加工するため値段は少しお高めなイメージ、対して、練り物製品は量産しやすく安価なものが多いのが特徴。
切り出し七輪
メリット:耐久性がある/断熱性が高い/比較的軽量/焼き上がりも◎
デメリット:価格が高価(練り物七輪の3倍~5倍程度)
練り物七輪
メリット:安価
デメリット:耐久性が切り出し七輪に対して低い
金属製の七輪も
また、最近では伝統的な七輪の特性を引き継ぎながら、素材が金属製で軽く頑丈なものまで登場しています。
形状も使い勝手や目的に応じて、その特性を理解するべし!
丸型タイプの七輪は、同じ丸型形状のフライパンや鍋を乗せた際にも安定性が良く、熱効率も良い七輪。
素早く食材に火を通す事ができ、屋内、卓上に設置する場合も広いスペースを必要としないのがポイント
長方形タイプの七輪は、丸型タイプの七輪と比較して横幅がありますので、燃料の位置を移動したり、左右に火力を分割することで火力調整もでき、また長いものを焼いたり、異なる素材を同時に焼いたりすることも可能です。
大人数で使用することが多い屋外でのキャンプやバーベキューのときには長方形タイプがオススメ。
あとは、七輪の「高さ」も重要ですよ。
室内、卓上でのご利用であれば、背が高すぎると不安定ですし卓上では使いづらい場合もあります。
これらの情報、特徴をふまえて、お気に入りの七輪を探してみてください!
七輪やるなら最低限これだけは揃えておきたいものが3つあります
屋内、屋外問わず、七輪で炭火でとなると、燃料のほか揃えておきたいものがあります。
炭などの燃料のほか、金網、トング、火消しつぼの3つ。
これらは、どれも近くのホームセンター(100円ショップでも)などで入手可能です。
近所にない場合は、ネット通販などでも普通に取り扱っていますよ。
火消し壺
火消し壺は、炭火焼きを好む人にとっては必需品!
一度使うと手放せないアイテム、なくてはならない存在でしょう。
バーベキューなど炭火の後片付けが簡単にできる!
バーベキューなどで炭火が残ってしまった場合、どうしていますか?
バケツの水をダーっとかけたりして消火したりしてませんか?(これは絶対ダメ)
屋内だと更に完全に消火できるか、消化されたか気になりますよね!
時間があるならじっと燃え尽きるまで待つのも一興ですが、待っている時間がもったいないですよね。
そんな時が火消し壷の出番なんです!火のついた炭を、火ばさみなどで火消し壷に移します。あとは蓋をするだけ。酸素が遮断されるのでそれだけで消火してくれます。
火消し壺で消火した炭は再利用できる!
火消し壷で消火した形の残っている炭は次の機会に再利用が可能なんです!
消し炭は一度火がついた炭なので、次回の着火もすばやくでき燃料代も節約できますね。
まさに、炭火焼きの隠れた主役といっても良いくらいのオススメグッズ火消し壺です。
火消し壺の代用として土鍋を利用する人もいるようですが、いらなくなった土鍋でないと、ちょっと抵抗あるかも。
燃料、炭(木炭)について
燃料の代表格は白炭(備長炭)と黒炭ですが、それ以外にも様々な燃料があります。
- 白炭
- 黒炭
- オガ炭
- 練炭(豆炭)
- 石炭
- 薪など木質系燃料
- 固形燃料
七輪で炭火焼きとなると、燃焼にもこだわりといいますか、正しい知識をもって利用したい!
一番のオススメは、備長炭に代表される白炭。無臭で木炭の最上級品、高価ですが十分にその違いを感じることができると思います。
次に来るのが、黒炭ですが、黒炭にも様々ランクがあってその内容には大きな差があります。備長炭などの白炭と比べて、木が持つ樹脂成分の残留率が高いことから、燃焼時の臭いと、粗悪なものになるとパチパチと爆ぜるのと煙が多く、屋内の使用には不向きではありますが、安価なことから「屋外用」としてホームセンターなどでも良く見かけます。
黒炭を選ぶ際のポイントは、国産品で生産者名が記されているものを選ぶことで、比較的安定した品質のものが買えることが多いように思います。黒炭は、安価なことからバーベキュー用の木炭の廉価品といったイメージでしょうか。
オガ炭、聞いたことありますか?
オガクズを圧縮して生成して作られた木炭で、形状も均一で業務用として広く利用されている木炭ですね。
炭火焼きの焼肉店などで多く利用されているとされています。低価格な商品が多いことも特徴です。オガ炭も値段や品質の差が大きいとされ、一概に安いから駄目な商品というわけでもないので色々試してみるのもありかなーとも思います。
他、練炭や石炭、薪などは炭火焼き用というよりは「燃料」としてのイメージが強いと思います。練炭用七輪での使用を除いて、一般的な炭火焼きでの七輪には不向きかと思われます。
固形燃料は、旅館のお食事などでもお馴染みのアルコール固形燃料ですが、七輪での炭火焼きには不適ですね。
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七輪でも火起こしは上手にスムーズに行いたいもの!
ここでは、以前にも紹介した高知で土佐木炭を取り扱っている西岡謙一さんが考案した「西岡流七輪着火法」
木炭にスムーズに着火する方法、必見のですよ!
自宅で七輪、焼くのにオススメは!?
屋外のバーベキューなどのオススメは、レシピなどもよく紹介されていますが、私が七輪を、七輪での炭火焼きをおすすめするのは卓上、屋内での利用、家飲みでの七輪の活用なんです。
時短で、手間いらず、パパっと手軽に用意しがちな「家飲み」ですが、たまにはスローに火起こしからはじめて、ゆっくりとチリチリ炭火焼きを楽しみながらの一杯、そんな贅沢もあってよろしいのではないでしょうか?
まぁ、単純に炭火で焼いた(炙った)おつまみを家で、ファストフードとは行きませんができるだけ手軽に楽しみたい!そこが七輪の最大のおすすめポイント。
いくつか自宅で楽しめる七輪炭火焼き素材をご紹介していきます。
屋内での七輪焼きの食材選びのポイントは、煙が出にくい食材であること、だと思います。
オススメ(1)焼き鳥(加熱済み)
お手軽さとお値段の敷居の低さからも一押しなのが「加熱済みの焼き鳥」として売られている冷凍焼き鳥。
業務スーパーやネット販売でも購入できます。
選ぶ際に気をつけているのは原産地や使用成分でしょうか。
焼き鳥串の良いところは、ネギマや鶏もも、砂肝や鶏皮などなど、いろいろな部位があってそれぞれに楽しめるところがまずひとつ。
次に、取皿など不要で七輪で焼いて、焼けたらそのまま手にとって口に運ぶ、で次を焼きつつ、お酒を楽しむ、この一連の流れが、いかにも七輪焼きといった感じで、なんとも言えない味わいを加えてくれるような気がします。
あと、加熱済みの焼き鳥だと生から焼くよりも脂が炭に落ちる量が格段に少ないため、煙が上がりにくく、すぐに焼き上がるのも家飲みには最適ポイント!
ほか、焼き鳥に変わるものとして「ししゃも」「するめ」なども楽しむお酒によって加えたいですね。
オススメ(2)ホイル焼き
炭火焼きで網の上で野菜を直接乗っけて焼くと、少しさびしい感じがしませんか?
お酒のおつまみにも、肉や魚ばかりでなく、季節の美味しい野菜も楽しみたいですよね!
そんな時に便利なのがアルミホイル。
たけのこ、じゃがいも、ニンジン、トウモロコシにニンニクやカボチャ、玉ねぎなどなどアルミホイルにくるんで焼くだけで絶品のおつまみに!
参考レシピ
オススメ(3)焼きおにぎり
上手に仕上げるためには、網にこびりつかないことが大事。
コツは、まずはタレをつけないでおにぎりを焼くこと!
おにぎりの表面が焼けてきてカラッとしてきたところで準備しておいたタレをつけて
焼く、乾いたらタレを再度塗って焼く、これを数回繰り返す、こんな感じですね。
炭火で表面がカリッと焼き上がったおにぎりはホント美味しいですねー。
お出しや、お茶をかけてお茶漬けで楽しむのもいいですよね♪
オススメ(4)デザートは焼きバナナ
たまの至福のひとときには、きちんと最後まで楽しみたい。
七輪炭火焼き、家飲みの最後のシメにもう一品デザートはいかがですか?
オススメは、手頃に手に入る素材のバナナ!そう焼きバナナ!
動画中のカマンベールチーズ焼きなども美味しそうですよねー♪
まとめ
野外で仲間とワイワイやる炭火焼き(バーベキュー)だけでなく、おうちでちょっと贅沢な時間、「炭火焼き家飲み」いいでしょう!
それには七輪がオススメですよ。
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