「とりあえず生」
飲み屋さんでよく耳にする言葉ですね。
ビール=生
というイメージがありますが、生って本当はどういう意味なのでしょう。
生と言わないビールもありますよね。
生であるメリットがあるのか、熱処理ビールとの違いについて気になりませんか?
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生ビールの生って何?熱処理ビールとの違いとは?
まず生ビールの生とは、いったい何なのでしょうか。
作り方に違いがあるのでしょうか。
ビールの作り方は
- 原料選び
- 製麦
- 粉砕
- 仕込み
- 発酵
- 熟成
- ろ過・熱処理
- パッケージング
という工程になります。
この(7) ろ過・熱処理工程で、熱処理を行うと「熱処理ビール」、熱処理を行わないと「生ビール」になるのです。
熱処理を行う理由は、酵母の働きを止めることや雑菌の活動を可能な範囲で止めるためです。
昔はこの処理を行うのが普通でしたが、現在では醸造技術が向上し、熱処理せず、ろ過により酵母を除去した「生ビール」が大半をしめるようになりました。
なので今飲んでいるビールのほとんどが”生ビール”という事です。
そうなんだ、自宅にあるビールの成分表記、じっくり見てみよう。
ちなみに『サッポロラガー』『キリンクラシックラガー』『アサヒスタウト』は熱処理された昔ながらのビールです。
「熱処理ビール」と「生ビール」、飲み比べしてみるのもいいですね~
居酒屋で生ビールを注文すると、樽入りのサーバーからつがれたビールがジョッキで出てきます。
店員さんもお客さんも、認識としては、生ビール=サーバーからつがれたビールとなっています。
上記でご説明させていただいた通り、現在は瓶ビールでも中身は生ビールの場合もありますが、まだ製造技術が発達していない頃の生ビール=樽入りのビールという習慣の名残が、店員さんもお客さんにも残っているからですね!
生であることのメリットとデメリットとは?
ビールに生ビールと熱処理ビールがあることはわかりましたが、熱処理ビールとくらべて生ビールのメリットとは何なのでしょうか。
一般的に生というと新鮮、香味が良い、そんなイメージがありませんか?
私は生と聞いただけで、キンキンに冷えたジョッキのビールを思い出します。
しかし実際には、熱処理の有無によってビールの新鮮さや香味に違いが出るわけではなく、適切に保管されている賞味期限内のビールであれば、生ビールも熱処理ビールもおいしく飲めるのです。
結論をいうと、生ビールも熱処理ビールでその熱処理由来による、味の違いはほとんど無く、味の違いをメリットやデメリットとして上げることはできません。
それ以上にビールは酸化で風味が変化していきますので、製造管理、運搬、保管時のコンディション管理がきちんとなされていることがとても大切です。
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瓶ビールとジョッキ生ビールのメリットとデメリットとは?
それよりも居酒屋などで飲む瓶ビールとジョッキ生ビールにメリットやデメリットがあります。
瓶ビールは、注文してからすぐに出てくるし、みんなで注ぎあえ、お値段もお得です。
ジョッキ生ビールは、注ぎ手次第で香りや飲みごたえを感じやすく、あのクリーミーな泡は、ビールの酸化を防ぎ、美味しさが続きます。
盛り上がるには、やっぱりジョッキ生ビールで豪快に乾杯したいですね。
しかし瓶ビールは保存の状態によって味が落ち、古いビールの場合があります。
ジョッキ生ビールは、たくさん注文すると出てくるまでに時間がかかり、サーバーや注ぎ手によって味が落ちます。
瓶ビールとジョッキ生ビール、それぞれにメリットやデメリットがあるので、自分に合ったビールを選んで美味しく飲みましょう。
他にも、ビールをおいしく飲む豆知識をチェック!
ビールを美味しく飲むために知っておきたいマメ知識と注意したいこと
私は、わいわい騒ぎたいときはジョッキ生ビール、静かに飲みたいときは瓶ビールにしようかなぁ!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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