10月28日、国または国の機関が定めた記念日としては、この日に定められた記念日は無いようです。
一般社団法人日本記念日協会、企業、団体、個人などが設けた記念日の認定・登録を行う機関によると
- 豆花(トウファ)記念日
- おだしの日
- マッコリの日
- 透明美肌の日
- その他の記念日
- 群馬県民の日
- ABCの日
この7つが記念日としてヒットします。
それ以外にも、10月28日は「豆腐屋の日」なのだそうです!
「10」が「とう」で、28日の「2」が「ふ」、「8」が「や」で、「とうふや」ですね。
お豆腐屋さんというと、昭和生まれの私のイメージは、実際に見たこと利用したことはないのですが、リヤカー引き売りでラッパの音とともに、近所を練り歩く「豆腐屋さん」のイメージですが、現在では、このイメージを共有できる世代も少なくなってきているのかと思うと寂しい感じがします。
もちろん、場所によっては今でも、リヤカー引き売スタイルのお豆腐屋さんがいらっしゃるところもあると思います。
近所をこのように回ってくれる、お豆腐屋さんがいれば高確率で購入したい!
10月28日が豆腐屋の日と聞いて、そんなことを思うのです。
ちなみに、10月12日は「豆乳の日」。
また、毎月12日は「豆腐の日」。
御存知のとおり、豆腐は大豆を煮て、その絞り汁をニガリなどの凝固剤によって固めた、白くて柔らかなイメージの加工食品。
豆腐といえども、しっかりとした食感の木綿豆腐や、つるつる柔らかな絹ごし豆腐。
その他にも、型に入れて成形しない、寄せ豆腐・ざる豆腐・おぼろ豆腐・ゆし豆腐と呼ばれるもの。沖縄の硬めに水分をしぼった「しま豆腐」など日本国内でも様々な形で、豆腐が食生活に根付いています。
日本国内に限らず、もともと中国から伝わったとされる豆腐は、今や世界中で食べられているそうです。
ミャンマーやインドネシアのジャワ島でも「トーフ」「トーフー」として現地に根付いているそう。台湾、ベトナム、カンボジア、タイ、マレーシアなどでも日常的に食べられています。
欧米諸国でも「TOFU」人気の食材となっています。
豆腐料理といえば豆腐百珍(とうふひゃくちん)
1782年(天明2年)に出版された豆腐料理の本。
100種類もの豆腐料理を解説している書物です。
豆腐百珍
豆腐百珍では、豆腐料理を以下の6段階に分類・評価している。
尋常品:どこの家庭でも常に料理するもの。木の芽田楽、飛竜頭など26品。
通品:調理法が容易かつ一般に知られているもの。料理法は書くまでもないとして、品名だけが列挙されている。やっこ豆腐、焼き豆腐など10品。
佳品:風味が尋常品にやや優れ、見た目の形のきれいな料理の類。なじみ豆腐、今出川豆腐など20品。
奇品:ひときわ変わったもので、人の意表をついた料理。蜆もどき、玲瓏豆腐など19品。
妙品:少し奇品に優るもの。形、味ともに備わったもの。光悦豆腐、阿漕豆腐など18品。
絶品:さらに妙品に優るもの。ただ珍しさ、盛りつけのきれいさにとらわれることなく、ひたすら豆腐の持ち味を知り得るもの。湯やっこ、鞍馬豆腐など7品。豆腐百珍 - Wikipedia
この豆腐百珍、江戸の庶民に大変な好評を博し、今でいうところのベストセラーとなっっています。
現在でも、豆腐百珍を解説するような料理本も数多く出版されていることから、200数十年にわたって人気を得ています。
それも、豆腐という食材(食品)が、以下に人々の食生活に深く深く根付いているのかを示しています。
注目のヘルシーフード「大豆ミート、」は豆腐を冷凍して簡単にできる
豆腐を冷凍することで、豆腐の組織がスポンジのようになります。
ふわふわした感じがなくなって食感が固くなります。
高野豆腐の感じです。
高野豆腐は、豆腐を凍結させることで低温熟成させた後に乾燥したもの。水で戻すとスポンジ状になりますよね。
冷凍することで豆腐に含まれる水分が抜けるという仕組み。
高野豆腐のように乾燥させること無く、冷凍後に解凍した豆腐はまさに大豆ミート。
トウフミートになるのです。
畑のお肉、といわれる大豆を主原料に造られる豆腐は、タンパク質を豊富に含み、20種類ものアミノ酸が含まれ、食物繊維も豊富。
まさにスーパーフード。
他にも、冷凍した豆腐のレシピも多数。
冷凍豆腐の作り方はこちら、ニチレイの「ほほえみごはん」に詳しく公開されています。豆腐を切ってから凍らせるだけなので、豆腐が余ったときなどに試してみてはいかがでしょう。
豆腐百珍の「珍」
めずらしい、「愛でる」から派生した「珍しい」。珍重するとか、その事への賛美や好意を示しているのかと思います。豆腐百珍、すなわち「豆腐について百の愛」なんて感じになるのでしょうか。土佐高知には、豆腐百珍に続く?「豆腐百一珍(ひゃくいっちん)」があるそうです。「土佐の酒好きを唸らせるために作り上げた自慢の酒肴」
おつまみ豆腐とされる、豆腐百一珍。
特別な製法で作り上げた百一珍は、醤油ベースの秘伝のタレが醸し出すコクと香り、深い旨みとチーズのようななめらかな舌触りが特長
百一珍 - 香蔵庵|株式会社タナカショクおつまみ豆腐「百一珍」のご紹介ページです。新しい豆腐の楽しみ方を研究し続けてきたタナカショクが、お酒のおつまみになる豆腐として、完成させたのが「百一珍(ひゃくいっちん)」です。豆腐の概念を覆した「おつまみ豆腐・百一珍」をぜひお試しください。
百二珍に続く、百三珍は?
さぁ、脈々と続く豆腐愛。
大豆ミートは、お肉にかわるタンパク源になるのでしょうか!?
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