12月目前、クリスマス前にチェックしておきたいローストチキンレシピ

12月目前、クリスマス前にチェックしておきたいローストチキンレシピ お酒のつまみになる話
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なぜクリスマスにはチキンを食べるのでしょうか?

今年も、もう12月。
12月といえば、やはりクリスマス。

クリスマスツリーを飾ったり、街中でもクリスマスの飾り付けやショーウインドウにイルミネーション。

どこに行っても、クリスマス一色に染まります。

クリスマスといえば、ご馳走とプレゼントに囲まれる、楽しくも幸せな日というイメージですが、クリスマスの本来の意味は「キリストの誕生を祝う日」で、2000年以上前にベツレヘム、厩で生まれたと言われるキリストの誕生のお祝いのために

Christ(キリスト)+mass(ミサ・礼拝)

Christmasと綴ってクリスマスとなる。

日本のクリスマス

キリストの誕生を祝う降誕祭としての意味合いを持つクリスマスが、神道や仏教を宗教的背景に持つ日本に伝わり、定着していく始まりは、明治時代以前にまでさかのぼります。

明治維新以前

1552年(天文21年)に周防国山口(現在の山口県山口市)において、カトリック教会(イエズス会)の宣教師・修道司祭であるコスメ・デ・トーレスらが、日本人信徒(キリシタン)を招いて降誕祭のミサを行ったのが、日本で初めてのクリスマスである。しかし、その後江戸幕府の禁教令によってキリスト教が禁止されたので、明治の初めまでの200年以上の間、隠れキリシタン以外には受け入れられることはなかった。

一部の例外として、長崎出島のオランダ商館に出入りするオランダ人たちは、キリスト教を禁止する江戸幕府に配慮しつつ、自分たちがクリスマスを祝うため、オランダの冬至の祭りという方便で「オランダ正月」を開催していた。これには幕府の役人や、蘭学者などオランダ人と付き合いのある日本人も招かれた。また、長崎に住むオランダ通の日本人たちの間でも、これを真似て祝うことがあった。オランダ商館の者たちは江戸に出仕することもあったが、彼らを迎え入れる江戸の役人たちは、オランダ正月を参考に、オランダの料理や文物などを用意して、オランダ人たちをもてなしたと伝わる。

明治・大正時代

日本でクリスマスが受け入れられたのは、1900年(明治33年)に明治屋が銀座に進出し、その頃からクリスマス商戦が始まったことが大きな契機であった。

昭和(戦前)

明治以来、皇位継承に伴って日が変更される休日には天長節(天皇誕生日)と先帝祭(先帝崩御日)の2つがあった。1926年(大正15年)12月25日の大正天皇崩御に伴い、1927年(昭和2年)3月4日に当時の休日法「休日ニ関スル件」が改正され、昭和時代の先帝祭にあたる大正天皇祭(12月25日)が設定された。日本でクリスマスの習慣が広く普及したのは12月25日が休日となっていたこの時代からとされている。1928年(昭和3年)の朝日新聞には「クリスマスは今や日本の年中行事となり、サンタクロースは立派に日本の子供のものに」と書かれるまでに普及していた。

昭和初期の頃、銀座、渋谷道玄坂から浅草にいたるまでの多くのカフェや喫茶店においては、クリスマス料理の献立を用意し、その店員はクリスマスの仮装をして客を迎えた。この様子を1931年(昭和6年)12月12日の都新聞は、「七千四百余のカフェと二千五百余の喫茶店に華やかにクリスマスが訪れサンタ爺さん大多忙を来たす」と報じた。

昭和(戦後)~現代

1948年(昭和23年)7月20日に「国民の祝日に関する法律」が施行され、大正天皇祭は休日から外されたが、以降もクリスマスは年中行事として定着し、行事も盛大に行われるようになった。また、12月23日生まれである明仁が皇位にあった平成年間には、クリスマス・イヴが天皇誕生日の振替休日となる年もあった(1990年・2001年・2007年・2012年・2018年)。

クリスマス - Wikipedia

このように、明治以前にクリスマスは、キリスト教と共に日本に伝わり、明治、昭和を経て、今日のように年中行事として伝わっている。

現在でも、神道や仏教が多数派を占める日本において、全体の約1%程度のキリスト教(信者)の中で、ここまでクリスマスが我々日本人の中に定着した理由が、うまく見つかりませんでした。

クリスマスは「ご馳走とプレゼント」

クリスマス定着の最大要因として、私が考えるところは「ご馳走とプレゼント」。

クリスマスプレゼント

明治時代

日本のクリスマスプレゼントの習慣は、明治時代に始まる。1906年(明治39年)12月18日付の読売新聞は、救世軍による「貧しい人々へのクリスマスプレゼント」について報じた。籠に果物やパン・菓子・玩具などを詰め込んだものを、3万人を越える貧民に手渡したものである。同新聞には、「我が国にありては今回を以って始めとする由」と記されている。当時、ニューヨークで行われるような貧民への大規模なプレゼント作戦を目標としていた。

大正時代

大正時代になると、クリスマスプレゼントの習慣は、すっかり人々の生活の中に根をおろした。1923年(大正12年)12月3日の東京日日新聞は、「Xマス近づく」との見出しの記事において「坊ちゃん嬢ちゃんに歓迎されるクリスマス・プレゼントは、年々盛んになるばかりだ」と報じている。当時、盛んに交わされていたクリスマスプレゼントは下記のようなものであった。

  • サンタクロース人形
  • 電気が灯るクリスマスの飾り付けをした家
  • タイプライター玩具
  • 文房具
  • レターセット
  • ミルクチョコレート

昭和時代

1960年頃に日本独自のスタイルとして、菓子を詰めたクリスマスブーツが登場した。これはクリスマスツリーの飾りの延長としてブーツ型の菓子ケースをデザインしたのが始まりとされ、のし紙や包装紙にこだわる日本ならではのものである

クリスマスプレゼント - Wikipedia

明治時代の「貧しい人々へのクリスマスプレゼント」、この理念と言いますか、明治時代に始まるクリスマスプレゼントの目的だっと考えたときに、それから対象~昭和と時代が移り変わる中においても、クリスマスプレゼントが喜びや希望の象徴のように、神道・仏教の国、日本の中に根を張った背景なのだろうと思います。

同じく、クリスマスのご馳走。
明治以前から、長崎出島での「オランダ正月」、このオランダ正月を祝う食事、当時の日本人の殆どが、その料理を前に驚き興味をそそられたであろう、クリスマス料理の数々、それの感動的な料理は、その後の時代にも、その時の感動とともに伝えられ、現在の「ローストチキン」に代表されるようなクリスマスのお料理=ご馳走として伝わってきたのだろうと思います。

前置きがとても長くなりましたが、12月クリスマスを前に、クリスマス料理の定番中の定番として「ローストチキン」について見ていきましょう。

クリスマスといえばローストチキン

Disney おうちでごはん 東京ディズニーリゾート公式レシピ集

Disney Christmas Stories 2021-2019 【Tokyo Disneyland】【超・完全編集版 4K】 ディズニー・クリスマス・ストーリーズ 【東京ディズニーランド】

ローストチキンといえば、東京ディズニーリゾート、夢の国で食べられる「テリヤキチキンレッグ」を連想します。

こんがり焼けた色と香ばしい肉のにおい、お肉は柔らかく、人気アトラクションや華やかなショーの合間に食べる、あの夢の時間のイメージ、まさしく「クリスマス」といった感じがします。

ですが、クリスマスチキンといえば、本場では七面鳥をローストしたものだと聞きます。ロシアや以前にも書いたワイン発祥の地とされるジョージアでは、タバカといわれるローストチキン風の料理もあって、世界中で親しまれているローストチキンなのです。

ニワトリ1羽丸焼きにしたローストチキンとなると、なかなか家庭(我が家)では、厳しい問題がありますので、ここは現実的にクリスマスに向けた「ローストチキンレッグ」の作り方などを調べてみた次第となっています。

レシピ・ローストチキンレッグ

レシピといえばクックパッド。
クックパッドには、沢山のローストチキンレッグレシピが公開されていましたが、今回選んだのが、漬け込んで当日焼くだけのこちらのレシピ。

*クリスマスに*ローストチキンレッグ by マーサ
2日前に調味液に漬け込んでおけば、当日は焼くだけ!とってもお手軽に、手作りのクリスマスチキンを楽しめます☆ 鶏肉の下にジャガイモを敷いて、美味しい漬けダレがお芋にも染みるようにしてみました!
クックパッド料理動画
クックパッド料理動画サービスの提供を終了しました。

その他、前述したジョージアのタバカ(Табака)のレシピも、レシピブログで紹介されていたコチラの記事にありました。

タバカ|世界の料理NDISH(エヌディッシュ)
国 :ジョージア料理 現地表記 :ტაბაკა(グルジア語) 概要 :骨抜き鶏肉の押さえ焼き 骨付きの鶏肉は美

現地ではトケマリとうい甘酸っぱいプラムソースをかけて食べるそうですが、そのトケマリはなくても、十分シンプルで美味しそう!

トケマリは、例えるならば「梅酒のソース版」といったところらしく、甘酸っぱい感じのソースであることがイメージできますね。

Just a moment...

となれば、日本のクリスマスチキンは「テリヤキチキン(レッグ)」で決まりなのではないかと、納得するのでありますがレシピを探せば探すほど、どれもこれも美味しそうなクリスマスチキンで決めかねてしまうほど。

王道な感じのレシピ

本当に美味しいローストチキン|何度も作りたい定番レシピVol.17
しっとりジューシー! クリスマスには欠かせない、骨付き鶏もも肉で作るローストチキンのおすすめレシピ。ごちそう感のある骨付き鶏もも肉だけでなく、手羽元や憧れの丸鶏まで幅広くご紹介! Nadiaで人気の料理研究家が自信を持っておすすめする定番レ

ナンプラーを使うところは、最初のクックパッドのレシピと共通するところも

タイ風ローストチキン|キユーピー3分クッキング
表面はカリッと、中はジューシーでクセになるおいしさ!「タイ風ローストチキン」のレシピを紹介!

 


1892(明治25)年、正岡子規が25歳の頃にはじめて俳句で詠ったクリスマス

八のあとにかしましくりすます

臘八(ろうはち)とは12月8日にある仏教の行事で。臘八が終わると、やかましいクリスマスがやってくると詠っています。

 

その数年後、34歳という若さで、その生涯を閉じる文人は、クリスマスを俳句に詠います。

 

八人の子どもむつましクリスマス

クリスマスに小き會堂のあはれなる

贈り物の數を盡してクリスマス

 

病床で、子どもたちの姿を思い浮かべつつ
神聖なクリスマスの教会
たくさんのプレゼントに囲まれる楽しいひと時

クリスマスが、日本人の心に染みわたる様が、正岡子規の俳句からも伝わってきます。

 

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