郷土料理を伝承しなければならない理由はなぜ?衰退している原因と今後について!

郷土料理を伝承しなければならない理由はなぜ?衰退している原因と今後について! 家飲みを科学する
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郷土料理

郷土料理(きょうどりょうり)とは、その地域に根付いた産物を使い、その地域独自の調理方法で作られ、地域で広く伝承されている地域固有の料理。

現状

食品の流通、加工、貯蔵の各技術の近代化により食品の均質化と家庭内調理法の画一化が進み食生活の地方色が薄れつつあると指摘されている。また、古くは各家庭で調理されていたが、工場で生産された調理済み品を購入する形態が増加している。

日本の文化庁は、郷土料理を含む各地の伝統的食文化を残していくため「100年フード」という認定制度を設けている。

現代では郷土料理にアレンジと新たな地域産品を加え、地域興しを兼ねたご当地グルメが各地で観光資源として商品化されている。

郷土料理 - Wikipedia

日本民俗学の創始者、「遠野物語」で知られる柳田國男。
遠野物語の冒頭「願わくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ

この衝撃的なフレーズ。
遠野物語は、明治43年に書かれています。

文明開花に沸き立ち、古くからの習いや信仰、生活習慣が古臭く感じられるようになった頃、日本人の生活文化、古より形作られてきた流れを忘れかけている「平地人」に伝え、願わくば語り継いでほしい、そういった意図なのかと思います。

郷土料理を伝承しなければならない理由はなぜ?

民俗学

高度な文明を有する諸国家において、自国民の日常生活文化の歴史を、民間伝承をおもな資料として再構成しようとする学問

民俗学 - Wikipedia

祭事、伝承、食事、信仰、言葉、それぞれの文化伝承を伝え、先に伝える学問、民俗学。そのひとつの走らつなる習慣や生活様式、文化を伝えていく大切な食事。それぞれの地域郷土に伝わる郷土食・郷土料理。

伝統的な思考様式を綿密に検証したり、解明するポイントとなるのだと思います。

参照:おせち料理の由来について

各地の気候風土に根ざした、その土地の産物をうまく活用して食べ、受け継いできた食生活。現代の日本において食べ物は、生産工程や流通、より合理化され、一部を除いて大半の食べ物が、全国どこにいても同じように食べることができるようになりました。

それは、素晴らしいことであるというを前提にして、反面、南北に長い日本列島において地域地域に伝わり、守り受け継がれてきた食材や調理法が失われていく現実もあります。

見てみよう!日本各地の郷土料理:農林水産省

農林水産省のウェブサイトでも「子どもの食育」として日本各地の味を郷土料理を紹介しています。

同サイトでは、その他「うちの郷土料理」として専用のコンテンツも設置されています。

うちの郷土料理:農林水産省

国の基本政策として海外から日本の魅力の一つとして「食文化」を発信していく中で、国内に住む我々にも、その文化を繋いでいく役割があるというような内容になっています。

平成25年12月、ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食;日本人の伝統的な食文化」。
正解遺産が建築物などの有家の文化財の保護と継承を目的としているのに対して、民族文化、口承伝統、フォークロア(古くから伝わる風習・伝承)など、形がないものを対象としているユネスコ無形文化遺産。

国際的な文化遺産として「日本食」が認定登録を受けています。

伝統食、郷土料理を残していく理由は、日本国内の問題だけにとどまらず、日本の伝統的な郷土料理が世界的に残し、受け継いでいく価値があるとされているところにもあります。

 

ほかにも、地域の気候風土や環境に根ざし受け継がれてきた生活様式は、最近でいうエシカルな、持続可能で人や社会、環境に配慮した、負荷が少ない生活様式になっていることもポイントで、理にかなった食生活が郷土料理の中に要素として多数含まれているのだと思います。

郷土料理が衰退している理由・今後について!

郷土料理が衰退している理由?

端的に言えば

  • 少子高齢化や核家族化とともに、地域社会との関係性の希薄化
  • 食のグローバル化

土地のものを、身近な食材を上手に食べる調理法や習慣が受け継がれにくくなって
合理化された環境で生産された画一的な食材が手頃でメリットが大きくなって、次第に地産地消的な習慣が薄れ、郷土料理との距離感は開いていくばかりと言った状況が衰退の要因だと思われます。

郷土料理よりも画一的な料理が魅力勝ちというバランスになっている所で、逆に捉えれば、郷土料理を今一度見直すことで、本当に効率的で最適化された地域社会の再構築にも繋がるという考え方もできるように思います。

此書を外国に在る人々に呈す
— 柳田國男「献辞 『遠野物語』」

グローバル化が当たり前の世にあって、外向きから反対の日本国内、内に向け、その内なるものを外へ発信する。

柳田國男が遠野物語で示したかったことは、郷土料理にも多く含まれているのだと思います。

 

 

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