「豚は鳴き声以外ぜんぶ食べられる」なんていいますが、豚たちは20種類ほどの鳴き声を使い分けてコミュニケーションをとっているそうです。
中でも、オスの豚はメス豚の気を引きたくて、歌も歌っちゃうそうです。
他にも、母豚はその鳴き声で授乳の時間を子豚に知らせたりもします。もちろん子豚たちは自分の母豚の声を認識し、お母さんを間違えたりしません。
母豚は、子豚たちのために子守唄?も歌うそうです♫
よく食べる豚のお肉の他に、豚足も美味しいですね。
鶏は足、通称もみじを食べたりもしますが、牛の足は食べないのかと思っていたら牛足、食べるんですね!
豚足
豚足(とんそく)とは、食用とされる豚肉の部位で、通常は趾骨周囲の部分を指す。中国、台湾、韓国、東南アジアなどでは一般的な食材であり、日本では沖縄県や鹿児島県奄美群島(旧琉球国文化圏)でよく食べられている。
豚足 - Wikipedia
沖縄では、「てびち」といって汁やおでんにも使われているイメージです。
沖縄以外でも、焼いたもの、揚げた物、茹でてたものなどなど、いろいろな食べ方で食べられているともいます。
豚足の前足と後ろ足の違いとは何?
おもむろに手に取った豚足をみて「これは前足だろうか?後ろ足だろうか?」なんて考えたり、調べてみたりしたことあっただろうか?
これまで全く意識していなかったが、豚足の前足、後ろ足問題、なかなかに興味深いものです。
そもそも、「前も後ろも一緒だろ?」なんて思うのですが(気にもしていなかったが)、人でも手と足に歴然たる違いがあるように、豚足もその前足と後ろ足には大きな違いがあります。
まず前足。
前足は、後ろ足に比べて小さくシュッとした感じ。
それに対して後ろ足は、
のっぺりとした感じでボテッとしていて肉付きが良く柔らかそう。
外観的は、特徴的に違っていて、前足は後ろ足よりも運動量が多いそうでシュッとしていて、後ろ足は脂が多いそうです。
これは、豚に限らず「四足動物」の大多数は後ろ足が太くて肉付きがよく、前足のほうが小さく細いと言われていることからもわかります。
見た目がそれだけ違うと、実は用途も違ってくるわけで、脂が多い後ろ足はラーメンの出汁などに使われることが多いそうで、
スープのダシなら後ろ足!
食べるなら前足!
ですが、一般的には「豚足の前足だけください」とか「後ろ足だけください」なんて、お肉屋さんでも注文しない(注文できない)とは思います。
豚足の前足と後ろ足の見分け方とは?
豚足の前足、後ろ足、左右を知りたければ骨格標本をつくろう!という内容ですが、そこまでして知りたいわけではないので、大体でOK。
まぁ、小さい方が前、大きい方が後ろとか、ボテッとしてる方が後ろ、シュッとしてしまってるほうが前。そんな感じでよろしいのではないかと思います。
チマグ、テビチ│豚足
前足はメービサ、後足はアトビサ。後足の方が肉付きはいいが、ほとんどがゼラチン質。チマグは足の甲に当たり肉はほとんどなく、ゼラチン質。どちらも皮付き。コラーゲンが大量に含まれており、コラーゲンは豚足を煮込んでとる。
長寿の国 沖縄式豚の解体法!豚の部位全て見せます|料理王国
長寿の国 沖縄式豚の解体法!豚の部位全て見せます - 料理王国「沖縄は長寿国」と言われたが、それは琉球王国時代から豚肉を頻繁に食べる文化だったから。近年、沖縄に牛肉やジャンクフードが出回り、長寿国の名が崩れ始めた。とは言え、今も沖縄は、豚肉を頭から尾まで各部位を用いて料理する。特に...
沖縄では、豚足の上の方、モモに近いほう中足骨(二の腕)の部分を「テビチ」と呼び、下、足の甲側(手のひら)部分を「チマグー」と分けて呼んでいるし、分けて売られています。
チマグーは琉球語で蹄のことで、人間でいうと脛と足先にあたります。
すね肉をアイスバインって呼びますが、テビチはアイスバイン、もしくは豚足全体を指して、チマグーは足先。
テビチのほうは輪切りにしたものが好んで料理に使われます。
赤身部分が比較的多く含まれていて、ゼラ地温とコラーゲンが豊富な部位、いい出汁が取れるので煮込み系の料理向き。
チマグーのほうは、骨が多く肉は少ないけどプルプルの軟骨やコラーゲンがたっぷり。
豚足の前足と後ろ足、どっちがおいしい?
前足の方は、よく動かしてしまっているから前のほうが美味しいと言う人もいるそうです。ですが、これまで意識して食べてこなかったのでハッキリとどちらが美味しいか甲乙つけがたいというのが本音なところ。
混ざって売られていることがほとんどなので、料理になって食べるときに、前足かな~後ろ足かな~?なんて考えながら楽しんでみるのも良いかもしれません。
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