「もういくつ寝るとお正月」
もういくつねると お正月
お正月には 凧(たこ)あげて
こまをまわして 遊びましょう
はやく来い来い お正月
12月も後半になってくると、この歌が聞こえてくるようです。
「お正月」という、この歌の作曲は「滝廉太郎」だって今の今まで知りませんでした!
童謡「お正月」の作詞は「東くめ」、作曲が「滝廉太郎」。
瀧廉太郎
瀧 廉太郎(たき れんたろう、旧字体: 瀧 廉󠄀太郞、1879年(明治12年)8月24日 – 1903年(明治36年)6月29日)は、日本の音楽家・ピアニスト・作曲家。
明治期における西洋音楽黎明期の代表的な音楽家の一人で、歌唱共通教材として「荒城の月」が知られている。戸籍名は旧字体の「瀧 廉󠄀太郞」であるが、現代の教科書などでは新字体で「滝 廉太郎」とも表記される[1]。
瀧廉太郎 - Wikipedia
「ぽっぽっぽ~♪鳩ぽっぽ~♪」の「鳩ぽっぽ」も作曲者は瀧廉太郎でした。
「荒城の月」で有名な音楽家として知っていたその人が・・・。
新しい年の良し悪し、吉凶を占うお正月
一年の最初の月、新年をお祝いをしたり、大晦日からお正月にかけては色々な行事があります。
正月
正月(しょうがつ)は、各暦の年始め(新年を迎える月)のことである。文化的には旧年が無事に終わったことと新年を祝う行事。正月飾りをし、正月行事を行ったり、御節料理を食べたりして祝う。
日本では、1月1日の元日のみを国民の祝日としているが、少なくとも3日までの「正月三が日」は仕事が休日になるところが多く、事実上の祝日となる。
かつての正月は、お盆と同じく、祖先の霊を呼び、慰霊する行事だった。それが次第に分化し、新年のお祝いと、一年の無病息災を願うものに変わっていった。
正月 - Wikipedia
門松や、しめ縄飾り、鏡餅に、年越しそば、おとそやお雑煮、おせち(おせち料理)などなど。
どれもこれも、その年の年神様を見送り、新しい年の年神様をお迎えし、もてなす。
年神様は、幸福や恵み、魂を私達に分けてくださると考えられているそうです。
魂を分けていただく‐その分けていただいた魂の数が年齢になります。新しい年神様を迎えるということは、1年の健康や命をいただくということなのかもしれませんね。
なので、年神様を見送り、お迎えする正月には、いろいろのな縁起をかつぐ行事や習わしが受け継がれているというわけです。
お正月に破ってはいけないことなど、正月三が日でのNG行為もありますね
- 掃除をしてはいけない
- 四足(よつあし)歩行の動物の肉を食べない
- 刃物を使ってはいけない
- ケンカをしてはならない
- お金を使ってはいけない
- 火を使う煮炊きをしてはいけない
子供の頃、そんなことを言われたような記憶がありますが、「お金を使っていけない」は意外でした。正月から初売りとかありますし・・・。
お正月は、その年の神様(年神様)が福を持って家々に来てくれるということから、その福を払い除けないように掃除は控え、年神様を水で流さないよう水仕事を控えたりといったことを我が家でも言われて育ってきました。
そのほかは、あまり気にして過ごしたことはありませんでしたが、心に留めておくと良いことがあるかもしれません。
お正月料理の「おせち」料理に込められた秘密
お正月に、包丁を使ったり煮炊きをしたりしてはいけないからか、正月三が日は「おせち料理」をいただきます。
「お雑煮は?」といった疑問もありますが・・・。
数の子、田作り、伊達巻、かまぼこ、紅白なます、筑前煮、黒豆などなど。
他にももっとありますが、おせち料理には、全部で20種類~30種類も品数があるそうです。
それぞれに、縁起の良い意味合いが込められているのも、御存知の通り。
代表的なものをピックアップしてみると
数の子
ニシンの腹子である数の子は、卵の数が多いことから子孫繁栄を願う縁起物である。
田作り
片口イワシの稚魚を干して飴炊きにしたもの。片口イワシを農作物の肥料として使った田畑が豊作になったことにちなみ、五穀豊穣を願う。「五万米」の字を当て「ごまめ」とも呼ばれる。
たたきごぼう
ごぼうは、地中深くに根が入っていくので、家の基礎が堅牢であることを願うとされる。
黒豆
邪気払いの意味と、黒く日焼けするほどマメに、勤勉に働けるようにとの願いが込められている。
紅白なます
水引をかたどっているとされ、平安や平和を願う。
伊達巻き
形が巻物に似ているため、知識が増えるようにとの願いが込められている。
かまぼこ
紅白、または松竹梅の柄などでおめでたさを表す。飾り切りで鶴や松などの縁起物をかたどることも。赤は魔除け、白は清浄の意味も。
昆布巻き
「こぶ」は「よろこぶ」に通ずるとして、縁起が良いとされた。また「子生」と書いて子孫繁栄の願いを込めることも。
筑前煮
穴にちなんで将来の見通しがきくとされる「蓮根」や、小芋をたくさんつけることから子孫繁栄の縁起物とされる「里芋」の他、土の中で根を張る根菜を用い、末永い幸せを祈願する意味がある。
地方によって、おせちの中身も様々かと思いますが、日本のお正月になくてはならないおせち料理は、中身が数種類あり、それぞれの料理に特別な意味があることを踏まえて、おせち料理をいただきながら、気持も新たに新年を迎えようと思うところです。
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