牛丼チェーンの吉野家が新メニューに「オーストリッチ丼」を始めましたね。
オーストリッチとは「ダチョウ」、ダチョウのお肉の丼です!
見た目には、ローストビーフを野菜と卵と一緒にご飯に乗せた丼といった見た目。
ダチョウから連想する違和感は全くなく、美味しそうな雰囲気で是非一度食べてみたい。(限定メニューで、無くなり次第終了だそう。)
※画像は吉野家のオーストリッチ丼とは関係ありません。イメージです。
牛丼の吉野家が、なぜ今、ダチョウの肉なのだろうか?
吉野家といえば「吉牛(よしぎゅう)」、牛丼だけかと思いきや、最近では鶏のから揚げもメニューに載っています。
1899年創業以来、牛肉、牛丼一筋なのかと思いきや、2003年のアメリカ牛のBSE問、題の際に牛肉の調達が厳しくなって「豚丼」を代替メニューとしていたのを記憶しています。
以来、アメリカ産牛肉の輸入再開、牛丼の再開後も豚丼はメニュー化されたままだったとも思います。
牛・豚ときて、鶏もメニューに取り入れた吉野家さんが、次なる肉として目につけたのが第4の肉「ダチョウ肉」-オーストリッチというわけですが、ダチョウ肉はもともと南アフリカで飼育生産されてきた歴史があります。
日本でも20年ほど前から輸入されたり、生産が行われたりしたのは見聞きしていましたが、スーパーの精肉コーナーなどで見かけることはありませんでした。
高タンパク低脂肪な赤身のお肉で、そのほかにも栄養豊富でヘルシー。
食味にも癖がなく、それでいて飼育過程で発生する環境負荷が比較的少ないといわれています。
精肉となるまでの飼育で必要な餌の量は、牛の1/4!
豚の1/2、しかも半年程度で2m以上に育つそう。穀物をあまり必要とせず。穀物生産に必要な水や、飼育する土地も、比較的少なくて済みます。
ダチョウは穀物をあまり食べなくても、立派に成長します。桑の葉、アルファルファなどがエサの中心となるのです。コメやトウモロコシなどの穀物飼料の量が少なくてよい、ということは、わたしたちが食べるものとも競合しないということになります。
牛肉100gを食べる=穀物1.1kgを食べる=お米7.3合分。
ダチョウ肉100gを食べる=穀物300gを食べる=お米2合分。ダチョウの方が、だいぶ少ないということです。
株式会社Noblesse Oblige - ダチョウ肉は何がすごいの?~誰でもわかる食糧問題編~ダチョウのお肉を食べたことはありますか?見た目は牛肉に似ており、「赤身肉の女王」とも呼ばれる、クセのない上品なお肉です。そんなダチョウ肉が、いまじわじわ注目を集めています。なぜでしょうか?実は、迫りく
繁殖力も強く、ダチョウは年間50~100個の卵を産みます。
比較すれば、牛は年間1頭。豚は20頭、鶏は225個(羽)の子供ができます。
ダチョウの生長期間は、豚と同じくらいで、しかも獲れるお肉の量も豚とほぼ同等ということになると繁殖力も高く、生産性も高いことになります。
美味しくて、健康的、地球環境にも負荷が少ない、効率が良いお肉として吉野家さんが第4のお肉としてダチョウ肉を採用した理由かなと思われます。
ダチョウはお肉のほか、皮やオイルも食用以外の可能性を秘めた素材だそうです。
探してみよう!牛豚鶏に続く第4のお肉
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番外編
第4のお肉のポイントは?
ダチョウ肉のように、生産効率や環境負荷がない素材。
しかも美味しいヘルシーというのが、今後「第4の肉」になるポイントでしょう。
羊や馬、シカや猪といったジビエ、そしてダチョウ。
羊は「ラム肉」「マトン」として手に入りやすく、すでにジンギスカンなどもなじみがあるくらい、私たちの生活にも浸透しています。
脂質に不飽和脂肪酸を含んでいて、ビタミンBやビタミンEを豊富に含み、必須アミノ酸も豊富で健康要素も満たしているといえますね。
馬肉は、馬刺しの始まり日本の食文化に根付いている感があります。
高たんぱくで低脂肪の筆頭のようなイメージで、鉄分やカルシウムなどのミネラル分も豊富に含むヘルシーなお肉といえます。
シカ肉も馬肉同様、高たんぱく低脂肪の代表選手。
そこに、ダチョウ肉が加われば選択肢も増えて、より豊かな食卓になること間違いなし!あとは、価格が日常的に食べることができる価格になるとよりうれしいですねぇ。
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