物価も目に見えて上がってくると、日々のお買い物も倹約傾向というか、必要なものはできるだけ、まとめて大量に購入することで食費を抑えるなど気を付けるようになりました。
お肉やお魚といった生鮮食材をまとめ買いすると、冷凍保存するケースが多くなりますので、冷蔵庫付属の冷凍スペースでは足りなくて困ってしまいます。
そうなると、冷蔵庫とは別に冷凍庫を購入したいくらい。
今回は、冷凍保存する機会が多くなったお肉の解凍方法と冷凍保存について。
まずは上手な解凍方法、お肉の解凍の最適解は?
冷凍したお肉を解凍するとき、皆さんはどうされていますか?
解凍したらドリップがたくさん出てしまったり、常温解凍しているのをうっかり忘れてしまって傷んでしまったり、なかなか的確に、スピーディに解凍するのって難しい!
お肉を上手に解凍するコツはひとつ!
解凍する間、低温に保つこと!
冷凍したお肉の内部と表面(外側)の温度差が大きくなりすぎるとお肉から水分がドリップとして流れてしまいますし、常温で長期間放置すると傷んでしまいます。
お肉を上手に、美味しく解凍するには「低温」がキーワードです。
とすれば、おすすめの解凍方法は
- 冷蔵庫で解凍
- 氷水で解凍
- 流水で解凍
この3つ。
スピーディに解凍したいケースでは「流水で解凍」が最適です。
流水解凍
急いでいるときは、凍ったお肉を保存袋に入れて水に触れないような状態にしたうえで流水にあてながら解凍するのが一番、失敗せずに比較的スピーディーに解凍することができます。
お肉の厚みによっては中心部まで解凍されずに半解凍になってしまいますが、半解凍で調理することで「カットしやすい」などのメリットもあります。
氷水で解凍
次に、保存袋に閉じ込めた冷凍したお肉を氷水の中に浸して、流水よりも冷たいお水で解凍すると、解凍後のお肉の温度変化も緩やかなので、お肉自体の劣化やドリップも最小限に抑えることができます。
生食するような馬肉や魚の刺身など、鮮度を最大限にキープしつつ解凍したいときに最適です。
冷蔵庫で解凍
一晩~1日ほど前もって冷蔵庫に入れておくことで解凍する方法。
冷蔵庫解凍の一番のデメリットは「前もって」という点。
対して、一番のメリットは簡単で温度管理された冷蔵庫内で手放しで解凍できる一番簡単な方法であること。
前もって冷凍庫から冷蔵庫に移動さえできれば、手間なくほぼ確実に解凍できる解凍法。
急いでいるときの時短解凍法
超特急でお肉を今すぐ解凍しないといけない!
そんなシーンで考えられる解凍方法は
- 電子レンジで解凍
- 思い切って解凍せずに調理
最近は、解凍用プレートなど解凍をスピーディに行うためのグッズも発売されていますが、今すぐ解凍となると、真っ先に思い浮かぶのは「電子レンジ」。
お肉の解凍メニューが備わっているレンジもあるので使ってみるのもいいでしょう。
ですが、経験上、端のほうが焼けてしまったり、解凍にムラが出来てしまったり、思うようには中々解凍されないのが、電子レンジの解凍機能かなと思っています。
コンディションによりけりの出たとこ勝負といった感じです。
それでも、時間がなくて今すぐお肉を解凍しないといけないとき、調理の過程で解凍を行う(ゆっくり加熱しながら解凍しつつ、調理する)という選択肢も。
お肉の味や、料理の仕上がりの面で、解凍済みのお肉を調理するよりは不安要素が多いのですが、以外に調理解凍も選択肢としてはありですね。
お肉の解凍方法の「最適解」としては、その時々の状況に応じて最適な方法、選択肢を持つことが、ベターな解凍方法といえるかもしれません。
お肉の冷凍保存について
解凍方法とは逆に、買ってきたお肉を保存する場合の冷凍方法について。
お肉の美味しさを保存・維持するためには、お肉の鮮度をできるだけ保つことが大切。
購入したお肉は、持ち帰ったらすぐに冷凍庫で冷凍保存がおすすめ。
その際に、お肉はトレイに入ったまま冷凍してはいけません!
発泡スチロール素材のトレイは断熱性が高い素材です。
冷凍庫の冷気が、十分に伝わらずに鮮度をキープできない状態になる可能性があります。
ジップ付きの密閉袋やラップなどで密閉してから冷凍しましょう。
「密閉」と書きましたが、お肉を空気に触れさせないのも鮮度をキープするポイントです。密閉袋などに入れる際には、必ずお肉周囲、袋の中の空気を抜いて密閉しましょう。
密閉というポイントにおいて、タッパーなどの容器に入れて冷凍するのもNGです。
容器内に空気が残るケースが多く考えられます。空間空気がある場合、霜がついたりしますので、容器に入れる場合は、一度ラップで密閉したお肉を容器に入れて冷凍保存しましょう。
冷凍保存の際には、できれば急速冷凍してください!
冷蔵庫によっては急速冷凍機能が備わっているものがありますが、お肉の冷凍の際には是非、急速冷凍機能で出来るだけスピーディに冷凍することで、お肉の品質をキープすることができます。
冷凍保存のお肉、賞味期限はどうなるの?
結論、1か月程度を目安に。
ニチレイ
家庭で冷凍する肉の冷凍保存期間は1カ月程度が目安。ただし、空気に触れる部分が多い挽き肉は、2週間が目安です。長く冷凍すると肉の酸化や乾燥の原因にもなるため、「なるべく早く使い切る」のが大切。また、冷凍庫を開けると庫内の温度が上昇するので、開ける頻度によって保存期間は変わってきます。冷凍した日を袋に書き込んでおくと、使い忘れを防げます。
【肉の冷凍】どれが正解? 保存・解凍・賞味期限までを全部解説! | ほほえみごはん-冷凍で食を豊かに-|ニチレイフーズプロ監修の冷凍情報が満載「ほほえみごはん」。迷いがちな「肉の冷凍」を徹底解説! 解凍・賞味期限から、冷凍しやすい肉の種類、保存容器の違いまでを料理のプロが解説します。「パックのまま冷凍してもいい?」「保存容器どれがいい?」「どうやって解凍するの?」「保存期間は二カ月? 半年?」「下味をつけて冷凍するコツは?」など、素朴...
冷凍食品大手のニチレイさんによれば、1か月を目安にと書かれていました。
それも、冷凍する際の手順や環境にもよりますので、冷凍する際には消毒された環境で手早く冷凍。
また、一度解凍したものを再度冷凍するのは絶対NG。
お肉の冷凍保存、解凍保存法をマスターしてまとめ買いでお得に。
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