2021年2月2日、今年の節分です。
わたしが小さい頃は、節分というと豆まきだけでしたが、最近では恵方巻を食べる習慣もあり
「今年の恵方はどの方向?」
と気になったりスーパーや惣菜店、コンビニなどこぞって恵方巻の注文をとっています。
そんな中、恵方呑みという楽しみ方があるのを知っていますか?
子供だけではない、大人の節分「恵方呑み」の発祥や歴史についてお話しします。
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大人の節分・恵方呑みとは何?
「恵方呑み」とは、節分の日に恵方を向いて日本酒を呑むことです。
恵方巻にあまり興味のない、お酒好きな方にはとてもうれしい風習ですね!
恵方巻と同じく恵方に向かってお酒を飲むことで福を呼び込み、願いを叶えようという意味が込められています。
今年2021年の恵方は「南南東」です。
ちなみに節分というと「立春」の前日と思いがちですが、季節の変わり目に厄を祓う意味の節分は「立夏」「立秋」「立冬」の前日もあり年に4日あるのです。
だから「大人の節分」として定着しつつある恵方飲みは、1年に4回だけ楽しめる特別な飲み方です。
みなさん、知っていましたか?
私も「立春」「立夏」「立秋」「立冬」は知ってますけど、節分が一年の間に4回あることは、つい最近知りましたwww
大人の節分の恵方呑みの発祥or歴史についても!
それでは、恵方呑みっていつからあるのでしょうか、恵方のみの発祥と歴史を見ていきましょう。
恵方呑みの歴史は意外と浅く、日本で恵方呑みが始まったのは2010年頃のことで、初めて提唱したのは岡山県の酒蔵とされています。
その後、栃木県で地酒消費拡大につなげようと、2016年から恵方呑みのキャンペーンを続けてきました。
節分は日本酒の新酒が出そろう時期なので、酒造会社や小売店が消費拡大のために力を入れたようですね。
ちなみに恵方巻きについては、2000年代前半の電通の仕掛けとコンビニの販売促進キャンペーンがきっかけとなり、一気に浸透していきました。
そう考えると、「恵方呑み」も今後の仕掛け次第で、メジャーなものへと変化していく可能性もありそうですね。
恵方巻きは、過剰生産による食品ロス問題を抱えていたので、それに対して、日持ちのする日本酒のほうが、環境に優しい気がします。
賞味期限切れの日本酒の使い道とは?より美味しく飲める期間についても!
そういう意味では、日本酒業界を応援していきたいですね!
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恵方呑みの作法について
では1年に4回しかない恵方呑み、初めて楽しむため方のために恵方呑みの作法を教えちゃいます。
恵方呑みの作法
- 好きな日本酒を用意する
- 酒器に日本酒を注ぐ
- 恵方の方角を向く
- リラックスして願い事を考える
- 日本酒を口に運ぶ
正月には初詣でお願いをし、節分の恵方呑みでお願い事、1年に5回もお願い事ができますねww
恵方巻には
- おしゃべりせずに食べること
- 一気に食べること
という割と厳しい条件がついていましたが、恵方呑みは割と自由ですね。
年に4日もある恵方呑み、季節に合わせた日本酒や飲み方を変えてみてはいかがでしょうか。
春は春限定のお酒、夏はロック、秋・冬は新酒と美味しいお酒が楽しめそうです。
また春の節分では恵方巻に合う爽やかな軽めの吟醸酒タイプがおすすめです。
恵方巻のお米の甘みや、具材にマッチします。ちょっと寒いですが、冷やして飲むと日本酒の味わいを堪能できますよ。
恵方巻の他にも、節分に食べると縁起が良い食べ物があります。
そば、いわし、こんにゃく、大豆、煮ものにしたりして、大人の節分を楽しみましょう。
今度はどんなお願い事を考えながら、恵方呑みしようかな。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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