毎日の入浴、いつ入りますか?帰宅してすぐ?食事前? それとも寝る前?
子供のころは”早くお風呂に入りなさい”とよく親に怒鳴られた記憶があります。
入浴せずに寝てしまうかもしれないので怒鳴っていたのでしょうね。
しかし大人になった現在は好きな時間に入浴してもいいはずなのに
「飲んでからお風呂に入ったらだめ」
と言われます。
でもどうして飲酒後の入浴はダメなのでしょう。
飲酒後の風呂は倒れる可能性など、その危険性について解説していきますね!
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飲酒後の風呂は倒れる可能性?
飲酒後に入浴すると、体が温まって血液の循環が良くなりアルコールが全身にまわっていきます。
なので酔った状態で入浴すると大量の血液が全身に送られ、脳や心臓の血流が減少してしまい脳貧血、不整脈、心臓発作などを引き起こし風呂で倒れる可能性があるのです。
またお酒を飲んだ直後は、一時的に血圧が下がります。そしてお湯に浸かっているときも人間の血圧は下がります。
この相乗効果により気を失って溺れてしまう恐れがあるのです。
だから飲酒直後の入浴は、できるだけ避けシャワーをあびる程度にした方がいいのです。
でも自宅ならシャワーでいいけど、温泉に出かけた時などはお風呂も楽しみたいですよね。
飲酒後の入浴はしてはいけないのでしょうか、それとも時間を空ければ入浴できるのでしょうか。
安全な時間はどれくらい?
飲酒後は、2~3時間ほどあけてから入浴するようにしましょう。
入浴の際に気をつけたいポイント
- 寒暖差を緩和するため、入浴前に脱衣所や浴室を暖める
- 38度前後のぬるま湯にし、浸かる時間を10分以内にする
- 浴槽から出る際は、急に立ち上がらない
もし大量にお酒を飲んだときは時間に関係なく、入浴を我慢した方がトラブルやけがを防ぐためにも良いと思います。
ちなみに温泉に行ったときは、温泉の水温が高かったり、より血行促進効果が高い場合もあるので特に要注意です。
サウナに至っては、もってのほかです。
個人的にはお風呂に入りながら、お酒を飲むことが大好きで、自宅でも飲むことがありますが、これについても、入浴、アルコールともに血行を良くする効果があるため、本人が意識するよりも、過度な負担がかかり危険なのでやめたほうが良いですね。
温泉で日本酒を一杯…
なんてのは夢のようなシチュエーションですけどね。
とはいえ、せっかく温泉に来たのに倒れたり怪我すると、楽しくないですよ。
飲酒する予定があるときは、飲食前に入浴するのがお勧めです。お酒もお風呂も楽しみましょう。
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風呂で酒を抜くは間違い!
ところで二日酔いのときには熱いお風呂で汗を流して、「お酒を抜く」という話を聞いた事はありませんか?
人間の体はアルコールを摂取すると、アルコールを分解するために血液の循環が一時的に早くなります。
そしてアルコールを分解する肝臓は代謝をあげます。
しかし二日酔いのタイミングで入浴をすると、血液が筋肉に分散されることで肝臓に十分な血液が届かず、アルコールの分解を妨げうまくアルコールを分解することができず、逆に次の日もお酒が体に残ってしまうことがあるのです。
それに二日酔いの時は体から水分が不足している状態になっているので、お風呂に入り汗をかくと脱水症状を引き起こしてしまう危険性があります。また熱いお湯で血行が良くなり吐き気やめまいを起こすことがあるので注意が必要です。
お風呂も、迎え酒も二日酔い対策としては、有効ではありません。
迎え酒が酔わないというのは迷信!本当に効く3つの二日酔いの解消方法とは?
だから二日酔いのときに入浴する場合は、入浴前に必ず水をたっぷり飲んで、38度程度のぬるいお湯にゆっくりと浸かりましょう。
そして入浴後も、たっぷり水分を補給しましょう。
ただゆっくり浸かりすぎると寝てしまうかもしれないので、ほどほどにしましょう。私は烏の行水なので心配ないと思いますが…ww
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