鶏の中でも最も脂がのっている部位は?
鶏肉のトロってどこの部位でしょうか?
おわかりでしょうか?
鶏肉の中でも最も脂肪を多く含む部位。
焼き鳥屋さんでも、人気なプリっとジューシーな「あの部位」について。
あの部位、というのは、焼き鳥にすると脂ののった薄皮がパリッと焼けて、噛みしめたときのプリっとした食感と、じゅわっとジューシーな脂の旨みが広がる、あの部位のことですね。
そう!1羽の鶏から、ほんのわずかしか取れない希少な部位。
そう!あの部位のことです!
「ぼんぼち」と「ぼんじり」の違いは何?方言?
「あの部位」というのは「ぼんじり」のことです。
尾骨の周りの肉で、周囲を脂肪の塊が覆っており、ほんのわずかしか取れない部位。
ぼんじりは鶏肉の中でも最も脂肪が多い部位のひとつで、しかも、しっぽの突起部分はよく動かす部位ですので、筋肉も発達していて、プリっとした弾力のある噛みごたえ、歯切れ良い食感も魅力な部位です。
- 脂肪分が多く、脂が乗った濃厚さが好きな人にはたまりませんね
- 脂肪分だけではなく、コラーゲンやビタミンA、ビタミンKなどの脂溶性のビタミンも
鶏皮や手羽先と同様にコラーゲンを多く含み、ぷるっとした食感を楽しみながらコラーゲン効果も期待でき、しかもビタミンA、ビタミンKなどのビタミンも含まれます。
美味しい、ウレシイ部位な「ぼんじり」。
そんな、ぼんじりは地域やお店によって「ぼんちり」とか、「ぼんぼち串」って書かれているのを見たことありませんか?
ぼんじりと、ぼんぼちは同じ部位、鶏の尾羽のついているしっぽの先にある三角形の部位、お肉のことを指しています。
「ぼんじり」「ぼんぼち」と呼ばれている、その名前の由来は、
ひな祭りに飾る「ぼんぼり(雪洞」、童謡『うれしいひなまつり』の歌い出しにも「あかりをつけましょぼんぼりに」と出てくる「ぼんぼり」から来ているようです。
「ぼんぼり」が分かりにくいですが、小さな行灯、持ち歩ける提灯のような灯具、今で言うところの照明器具ですね。
ほんのり、ぼんやりと明るいおの行灯の明かりから「ぼんぼり」と呼ばれるそうですが、その「ぼんぼり」と鶏のお尻を組み合わせた感じで「ぼんじり」、なんとなく雰囲気が想像できます。
「ぼんぼち」の他にも、呼び方がある!?
ぼんじりは、地域やお店によって「ぼんちり」「ポンポチ」「さんかく」や「テール」とも呼ばれています。
また、オスのそれを「ぼんじり」と呼び、メスについては「みさき」と呼ぶこともあるようです。ぼんじりはオスとメスで食感、肉質に差があることで、オスメスのぼんじりを呼び分けているとも言われています。
ぼんじりとせせりのカロリーを比較してみたよ!
焼き鳥の部位でも、比較的脂肪分を多く含むとされる「ぼんじり」、それと「せせり」で栄養成分を比較してみましょう。
せせり
ぼんじり
焼き鳥での比較だとタレと塩問題があるので、「塩」で比較してみます。
参考にしたのは「あすけん」さん、
栄養士がサポートするダイエットサイトで、様々な食品、食事カロリー計算ができます。
焼鳥(せせり 塩)1本
https://www.asken.jp/calculate/meal/224812?cat_id=0
エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 塩分 77kcal 8.8g 4.4g 0g 0.6g 焼きとり(ぼんじり 塩)1本
https://www.asken.jp/calculate/meal/253150?cat_id=0
エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 塩分 338kcal 12.3g 32.1g 0g 1.5g
全項目で、ぼんじりのほうが数値が高いです。
カロリー、脂質とともに大幅に上回るのが気になりますが、そもそも「ぼんじり」って焼き鳥屋さんでもたくさん食べる部位という位置づけではなくて、パリッとジューっとしたあの感じを少し楽しむように、1~2本食べるネタだと思います。
対して、せせりは数本食べてしまうようなネタだろうと思いますので、この栄養比較を参考にしたいと思います。
ぼんじりは(せせりも)、比較的に高脂質ですが一方で糖質を含みません。
糖質を制限していたりするときには、焼き鳥で楽しむにはオススメです。その場合は、タレではなく、必ず塩でいただきましょう!
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