焼鳥や甘辛生姜煮などお酒のおつまみやご飯のおかずにもぴったりな砂肝、皆さんは好きですか?
あのコリコリとした食感、何とも言えませんね。
いったい鶏のどの部分にあのコリコリ感は隠されているのでしょう。
知っているようで知らない砂肝について、調べてみました。
あっそうそう、九州地方や東海地方では「砂ずり」のほうが、知られているかな?砂肝も砂ずりも同じ部位ですよ。
スポンサーリンク
砂肝とはどこの部位?
そもそも砂肝ってどこの部位かわかりますか?
アヒルや七面鳥、鶏など鳥類には胃袋(腺胃・筋胃)が二つあります。
その1つ、筋胃のことを「砂嚢(さのう)」と言います。
「砂嚢」とは、石や砂と一緒に飲み込んだ食物を砕く器官のことです。
鶏は歯がないので、食べたものを直接飲み込み、その食べ物を消化するために小石や砂などを利用し、砂嚢で食べたものをすりつぶすのです。
そのため「砂嚢(さのう)」は「砂」がため込まれている「肝」ということで、砂肝と呼ばれるようになったんです。
ちなみに肝と名がつきますが、肝臓ではありませんよ。
ちなみに、砂肝には白い部分があり、レシピ本などを見るとはずして食べるように記載してあるものもありますが、そのまま食べても問題はありません。
ところで牛の胃袋が4つなのは皆さん知ってると思いますが、鳥類は2つって知ってました?
わたしは初めて知りました!
ほかにも一部の魚類や爬虫類、ミミズなどが「砂嚢(さのう)」をもっていますが 、胃袋いくつなんでしょう…
砂肝は人間ならどこの部位?
砂肝、鶏の胃袋なんだから、当然人間の胃の部分と一緒のはずですよね。
でも小石や砂などを利用して食べたものをすりつぶのだから、人間の歯と同じ役目なのかなぁ?
もし、砂肝が人間にあったとしたら、食べ物をたくさん噛まなくて良くなるなら、ちょっと便利ですねwww
人間は胃の中に小石や砂などがあったら大変ですからね。口と胃、皆さんはどちらだと思いますか?
さて筋肉質でコリコリ、サクサクとした歯ごたえと、あっさり味の砂肝、ダイエットに最適なのを知っていますか?
スポンサーリンク
砂肝のカロリーや栄養素についても!
砂肝は筋肉でできているので、脂肪はほとんどなく高たんぱく低カロリーなのです。
鶏の中でも低カロリーな皮なし鶏むね肉が100gあたり108kcal、鶏ささみが100gあたり105kcalですが、砂肝は100gあたり94kcalでさらに低カロリーなんです!
ちなみに、一般的な焼き鳥で換算すると砂肝2本分(80g)で75kcalです。
同じ内臓のハツ(焼き鳥2本分あたり166kcal)と比べると1/2以下でダイエット中でも安心して食べられます。
栄養素に関しては、亜鉛・鉄分・ナイアシン・ビタミンB12・ビタミンK・パントテン酸などを豊富に含んでいます。
「止血のビタミン」とも呼ばれるビタミンkは骨を作る働きもあり、骨粗しょう症予防に良いですね。
鉄分・ビタミンB12は貧血対策に、亜鉛は骨の成長や皮膚、粘膜の保護・成長の促進・免疫力の向上などに必要です。
このように美容や健康面で重要な栄養素がたっぷりふくまれている砂肝、焼鳥だけではなくいろいろな調理方法で食べたいですね。
今日から砂肝で糖質制限ダイエット、レッツトライ!
ただコレステロールは意外と高いので食べすぎには注意しましょう。
この記事が少しでもお役に立てましたらシェアしていただけますと嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
コメント