皆さんは二日酔いの時、どういう方法で治しますか?
薬を飲む、水分を取る、睡眠をとる、迎え酒を飲む、どれが良い方法でしょうか?
よくお酒を飲む方たちは、二日酔いの治し方として、”迎え酒を飲む”と言います。
はたして迎え酒は、二日酔いの対策として有効なのでしょうか。
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迎え酒とアルコール依存症の関係性とは?
まずアルコール依存症とは何なのか知っていますか?
アルコール依存症には連続飲酒と、身体的依存の2タイプがあります。
連続飲酒は、一日中体にアルコールが入っている状態が2日を越えて続き、飲酒のコントロールが効かなくなり、社会でも家庭でも受け入れられないような状態で酒を飲みつづけることです。
これに対して、身体的依存はアルコールが切れる時に現れる離脱症状でイライラしたり、睡眠中よく目が覚めるなどといった初期症状が現れたりします。
そのアルコール依存症になるきっかけとして二日酔いの症状を抑えるために酒を飲む、迎え酒の人が多いのです。
二日酔いになると、頭痛、吐き気や嘔吐、のどの渇きなどの不快な症状が現れます。
また、アルコールが体内に残っている場合は、ふらつき、ろれつが回らないなど酒酔いの症状が残ることもあります。
だから二日酔いの症状を緩和させるために迎え酒を飲み、アルコール依存症になるきっかけが多くなるのです。
つまり迎え酒は、アルコール依存症のきっかけとなることもある、きってもきれない関係性があります。
また女性は血中のアルコール濃度が高くなりやすく、体脂肪が多いので男性よりアルコール依存症になりやすいといわれています。
女性は喪失感や不安、また摂食障害をきっかけに酒にのめり込むようです。
周りに迎え酒を飲む人がいたら、アルコール依存症の怖さを教えてあげたいですね。
迎え酒は二日酔いの対策として有効なのか
では二日酔いの対策としては何が良いのでしょう。
二日酔いには「迎え酒」といわれますが、これは本当ではありません。
もう一度アルコールを体内に入れ、酔うことで感覚が麻痺し、楽になった気がするだけです。
迎え酒を繰り返すことでアルコール依存症につながることが多いのです。
だから迎え酒は二日酔いの対策として、有効ではないのです。
二日酔いの時は、睡眠と水分やビタミンを十分に摂り、なるべく安静に過します。
アミノ酸やビタミンB12が豊富なしじみや、まいたけやお酢を使った料理がおすすめです。
お茶やコーヒーに含まれるカフェインは、二日酔いの頭痛を和らげ、肝機能を高める働きがあります。
水分を補給することで、体内に残るアルコールが尿として排出されますので、水分は多めにとるようにしましょう。
そもそも、二日酔いにならないように、お酒は適量で楽しみたいですね。
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世界の迎え酒事情はどうなっている?
世界でも「二日酔いには迎え酒」ということわざに従って、もう一杯酒を飲むケースは多いそうです。
迎え酒が世界的に行われていることに驚きますね!
メキシコではショットやカクテルでテキーラを飲みますが、二日酔いの朝もテキーラで迎え酒をするのがメキシコ流だそうです。
そんなに強いお酒で、迎え酒をするとは・・・
よっぽどお酒に強いんでしょうね。
ロシアではビールやウオッカなどで迎え酒をするようです。
メキシコに負けず劣らず、ロシアのウォッカも強烈ですね・・・
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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