前回の話題にもありましたが、食の好み、食の流行・トレンド、嗜好の変化はとどまること無く、刻一刻、日々着々と移り変わりを見せています。
昨年は、クラフトビールの広まりから、最近、我が家のテーブルでもよくお目にかかるシードルについて、シードルとはなんぞやというところから。
シードルって?
昨年の12月、クリスマス前後の世の中の雰囲気もあってか、我が家のテーブルには「シードル」なる飲料ボトルが並ぶことしばしば。
自粛中ということもあってか、昼間っから何かしらテーブルには、アルコールを含む含まないに関わらず、いろいろな飲料が登場していたのですが、このシードルの登場率が高かったこと。
年が明けて、1月、2月ときて今も続くシードルですが、先日シードルについてちゃんと調べてみたわけです。
まずは結論からいえば
シードル=りんごで作ったお酒、スパークリングワイン
ということになりますが、フランスでは「サイダー(cidre)」、イギリスでも「サイダー(cider)、スペインでは「シドラ(Sagardo)」、りんごを発酵させて造られるアルコール飲料。
なにかと飲む機会が増えるシャンパンについて、開け方や保存方法まで
サイダーといえば、日本では子供の頃に飲んだ、あのシュワシュワした「サイダー」を連想しますが、合わせると「シュワシュワしたリンゴのお酒」という説明になろうかと思います。
なのですが、シードルにはナシ(梨)のシードルもあって「リンゴの」という限定した感じではなさそうですね。
またすべてのシードルが日本的なサイダーから連想するような「シュワシュワ」したものでもなくて、シュワシュワ感のないものもあるそうです。
シュワシュワの度合いには種類によって差があると行ったところ。
このシードルは、ワインのようにヨーロッパを始めとする外国産のものがほとんどかと思いきや、国産シードルも人気のようです。
国産シードル
主な原材料が「リンゴ」とくれば、国内有数のリンゴの産地でも、地元・国産シードルが造られている感じがします。
長野県のように、国内でも有数のワインの産地であるように、同時にりんごの産地でもあり、日本国内のシードルもきっと、そこにある!という予想もできますが、国産シードルというと、大手メーカーさんからもたくさん出ているのです。
個人的には、こちらのハードシードルを飲む機会が増えていまして、シードルとなると「甘い」とイメージしがちですが、思ったほど甘くもなく、サラッとした甘みで、明るいうちからアルコールを楽しむとき、昼食と一緒にアルコールがほしいときにも、「昼から酒を飲む」という、従来の(私の中で)イメージとは違った雰囲気を醸し出すことができる素敵なアルコール飲料となっております。
これだと、休日の昼間から家族と食卓を囲む際に、冷蔵庫から取り出して飲んでいても、様々な視線からストレスを感じること無く(今のところ)、アルコールと食事を楽しむことが出来ます(出来ています)。
ニッカのピンクのやつと青のやつ、比較すると
・青がアルコール度数5%、ピンクが3%
・どちらも加糖なし、リンゴ100%
青いほうは、アルコールをしっかりと感じることができて、ピンクの方は、青よりもフルーティな感じ、リンゴの香りを青よりはしっかりと感じられるような感じでした。
いずれも、ベタベタとした甘さとは無縁で、スッキリ爽やかな甘さです。
我が家では「大人のサイダー」という認識です♪
他にも国産シードル、やはり信州・長野県や青森県、山形県や岩手県など、りんごの名産地からご当地シードル多数発売されています。
↓京都「丹波」の名ですが、青森県タムラファームのリンゴのみ使用
↓メルシャンから
↓中国醸造さんは、中国地方・広島県。青森県産のりんご「ふじ」のみを使用したシードル
これまで、私の個人的なシードルに対するイメージは、最後の中国醸造さんのボトル、ボトルの口のところが、金や銀のクシュクシュっと包まれた感じの包装と云いますか、商品イメージだったのですが、カジュアルに利用頻度が高くなるにつれ、最初のニッカやキリンのシードルのボトルのように華美でない雰囲気が、心置きなく飲める要素になっているように思います。
キラキラしてると、一人だけ贅沢しているようで気が引けますもんね!
個人的には、こちらフランス産のシードルボトルが遠慮ない雰囲気で、大変好みではあります。
瓶ごとグビグビと飲めそうです。
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