毎年、母の日は「5月の第2日曜日」として、日本でも「母への感謝をあらわす日」とされています。
今年、2021年でいえば、5月の第2日曜は「5月9日」ということになりますね。
毎年、ゴールデンウィークが過ぎてすぐ母の日を迎えるというイメージで母の日を捉えています。
母の日と父の日は、毎年日付けが変わるので「母の日いつだっけ?」とならないように、うっかり過ぎちゃったとならないように注意・工夫が必要です。
私は「ゴールデンウィーク過ぎたらすぐ母の日」という独自の認識感によって、毎年ゴールデンウィークの算段をするタイミングで、同じく母の日の準備も一緒に済ませておくようにしています。
カレンダーにマーキングしておくのもいいですし、スマホやPCのスケジューラーにチェックしておくのも良い方法だと思います。
年に1度、母に日頃の感謝を伝える日。
何をプレゼントしようかなぁと考えたり準備したりする時間も必要だったりしますから、早め早めの行動が吉となります。
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そもそも母の日は何故、5月の第2日曜なのでしょうか?
母の日の習慣は、日本独自のものではないようです。
母の日(ははのひ)は、日頃の母の苦労をねぎらい、母への感謝を表す日。アメリカでは以下のアン・ジャービスへの教会での追悼にさかのぼり、毎年5月の第2日曜日に祝い、日本もそれに倣っているが、その起源は世界中で様々であり日付も異なる。例えばスペインでは毎年5月第1日曜日、北欧スウェーデンでは毎年5月の最後の日曜日に当たる。
母の日 - Wikipedia
このように、母の日の始まりはアイルランドとイギリス、17世紀ごろからマザリングサンデイとして始まり、19世紀後半のアメリカ「母の日宣言(Mother’s Day Proclamation)」として唱えられ、次第に「母の日」としてアメリカの記念日として5月の第2日曜日に定められています。
日本では20世紀に入って、協会を通じてアメリカに倣い5月の第2日曜日に母の日がおこなられるようになったとされます。
ちなみに、国民の祝日である「5月5日」は、それを定める「国民の祝日に関する法律第2条」に
こどもの日 五月五日 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
国民の祝日に関する法律第2条
言い換えると、日本独自の「母に感謝する日」は、なんと!5月5日「こどもの日」。
世界における母の日は、すべてが同時期に設置されているわけではなく、下のように様々ですが、広く母に感謝する日としての習慣は存在するようです。
2月第2日曜日 – ノルウェー
ユダヤ暦 Shevat 30日(通例2月)- イスラエル(Shevat=ユダヤ暦の第11月)
3月3日 – ジョージア
3月8日 – ラオス、ボスニア・ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、スロベニア、北マケドニア、アルバニア、 ブルガリア、 ベトナム
四旬節の第4日曜日 Mothering Sunday – イギリス、アイルランド
3月21日(春分) – バーレーン、 エジプト、レバノン、シリア、パレスチナ、ヨルダン、クウェート、アラブ首長国連邦、イエメン、 オマーン、サウジアラビア、カタール、 リビア、モロッコ
4月7日 – アルメニア
5月第1日曜日 – ハンガリー、 リトアニア、ポルトガル、スペイン、 ルーマニア、 南アフリカ共和国
5月8日 – アルバニア 両親の日、韓国 両親の日
5月第2日曜日 – 日本、アメリカ合衆国、 オーストリア、カナダ、香港、 台湾、オーストラリア、オランダ、ドイツ、イタリア、 南アフリカ共和国、シンガポール、 ニュージーランド、ペルー、フィリピン、ベルギー、ブラジル、 チリ、 コロンビア、 キューバ、 デンマーク、エクアドル、プエルトリコ、スイス、 チェコ、リヒテンシュタイン、ウルグアイ、中国、 ウクライナ、マレーシア、ボツワナ
5月10日 – メキシコ、エルサルバドル、グアテマラ
5月15日 – パラグアイ
5月26日 – ポーランド
5月30日 – ニカラグア
5月最終日曜日 – アルジェリア、フランス、ハイチ、 スウェーデン、チュニジア、ドミニカ共和国
8月12日 – タイ(シリキット王妃誕生日)
8月15日 – コスタリカ
10月第3日曜日 – アルゼンチン
11月16日 – 北朝鮮
11月最終日曜日 – ロシア
12月22日 – インドネシア
母の日にカーネーションを贈る習慣はいつ、どこで始まったのでしょうか?
母の日のギフトといえば「カーネーション」。
その始まりについて。
アメリカでは南北戦争終結直後の1870年、女性参政権運動家ジュリア・ウォード・ハウが、夫や子どもを戦場に送るのを今後絶対に拒否しようと立ち上がり「母の日宣言」(Mother’s Day Proclamation)を発した。ハウの「母の日」は、南北戦争中にウェストバージニア州で、「母の仕事の日」(Mother’s Work Days)と称して、敵味方問わず負傷兵の衛生状態を改善するために地域の女性を結束させたアン・ジャービス(Ann Jarvis)の活動にヒントを得たものだが、結局普及することはなかった。
ジャービスの死後2年経った1907年5月12日、その娘のアンナ・ジャービスは、亡き母親を偲び、母が日曜学校の教師をしていた教会で記念会をもち、白いカーネーションを贈った。これが日本やアメリカでの母の日の起源とされる。
母の日のカーネーションのはじまりは、「白いカーネーション」。
清楚なイメージのある白、白い色のカーネーションの花言葉は「純粋な愛」「尊敬」「あなたへの愛情は生きている」といった花言葉を持ちます。
アンナ・ジャービスが亡き母を偲び、たくさんの白いカーネーションを手向けたことを始まりに、カーネーションを母の日に贈る習慣が広まったとされています。
カーネーションという花は、花の色で大きく分けて8種類の色があるとされます。
花の色、それぞれに花言葉を持ち、それぞれに贈る人や用途があります。
有名どころ、よく見るカーネーションの花の色は白のほか、赤やピンクが定番ですね。
ほか、濃い赤(暗い赤)、紫色、オレンジ色、青色、黄色。
赤のカーネーション | 「母への愛」「熱烈な愛」「愛を信じる」 母の日の定番のイメージ。花言葉からも母の日にぴったりなのが分かります。 |
濃い赤のカーネーション | 「欲望」「心の哀しみ」 濃い赤、暗い赤のカーネーションは、一転ネガティブな花言葉を持つこともあって母の日や、一般的なギフトには不向きとされます。 |
ピンクのカーネーション | 「温かい心」「感謝」「気品・上品」「美しい仕草」 母の日に贈るカーネーションとして赤色と同じく人気のピンクですが、花言葉にもピッタリのイメージを持ちます。 |
紫色のカーネーション | 「気品」「誇り」という花言葉をもつ紫のカーネーション。最近良く見かけますが、母の日ギフトにもいいですね。 |
青色のカーネーション | 「永遠の幸福」という花言葉の珍しいとされる青色カーネーション。 ムーンダストという品種だそうですがプレゼントにも良いのではないでしょうか。 |
黃色のカーネーション | 「美」「友情」といった花言葉を持ちます。そのことからギフトに選ぶケースも少なくないようです。 |
白のカーネーション | 「純潔の愛」「尊敬」「あなたへの愛情は生きている」 愛や尊敬のあるポジティブな意味が含まれます。同時に白色カーネーションは「亡き母を偲ぶ花」ともいわれます。 ですので、お母さんがご存命な場合、母の日に白いカーネーションを選ぶのはタブーでしょう。 |
母の日にカーネーションを贈るときには、その花の色、色選びに注意して贈りましょう。
中にはネガティブな意味合いになってしまうケースもあります、日頃の感謝を伝える日ですので、その点には注意したいところです。
また、その他にも色だけではなくカーネーションは多数の品種をもつ花でもあるので、様々な組み合わせやアレンジを楽しむのもいいですね。
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バラは贈る本数によっても意味が込められています!カーネーションの本数にも気をつけるポイントが・・・
バラは贈る本数で、その花言葉、意味合いが変化する花として知られています。
1本:一目ぼれ、あなたしかいない
2本:この世界はあなたと私だけ
3本:愛しています、告白
4本:死ぬまで気持ちは変わりません
5本:あなたに出会えて心から嬉しいです
6本:お互いに愛し、分かちあっていきましょう
7本:片思い
8本:あなたに感謝しています
9本:いつまでも一緒にいてください
10本:あなたは完ぺきな人です
11本:最も愛おしい人
99本:ずっと好きでした
100本:100%の愛
108本:結婚して下さい
365本:あなたが毎日恋しい
999本:何度生まれ変わってもあなたを愛する などなど
同様に、カーネーションを贈る際にも、その本数で意味合いが変わったりするのでしょうか?
バラに限らず、大抵の花束にも多少なりとも意味合いがあるとされてます。
カーネーションの場合、バラのように特に神経質になる必要は内容にも思いますが、感謝の意を伝えるのが母の日であるとことを考えれば「8本」が、本数が持つ意味合いとしてはぴったりです。
ほか、1ダース(12本)の花ということで「ダズンフラワー」。
この12本のもつ意味合いは
愛情、感謝、幸福、誠実、希望、真実、栄光、信頼、努力、情熱、尊敬、永遠
この12の意味を1本1本の花にこめて束ねました、ということになりますのでダズンフラワー、12本のカーネーションを贈ることも花束をギフトとする場合の定番でしょう。
カーネーションは日本国内にて、菊に次いで2番めに生産量が多い花だそうです。
国内でで流通しているカーネーション、統計上はその半数以上が海外産であるほど輸入の多いお花で、コロンビア産・中国産・エクアドルからも輸入されています。
日本では、長野県がカーネーションの生産量で一番だそう。
そんなこんなで、さぁ母の日には何を贈りましょうかねぇ。
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