二日酔いに効く?と言われるシジミやアサリについて、本当のところは?

二日酔いに効く?と言われるシジミやアサリについて、本当のところは? お酒のつまみになる話
スポンサーリンク

家飲みも、ここまで熟れてくると、たまに油断して次の日公開するほどに飲んでしまうことがあります。

週末、金曜日ぼーっと飲み始めて、気がつけば日付が変わるほどまで飲んでいて、酒量も、後から振り返れば結構な量を飲んでしまっています。

翌日、寒い中に二日酔いの体を癒やしてくれそうな物というと
私の場合、シジミやアサリのあたたか~いお汁、おすましでも味噌汁でもいいのですが、これに勝るものはないのです。

シジミやアサリに多く含まれる、アミノ酸やビタミン、ミネラルが肝機能を助け、アルコールの分解を促してくれる、お汁にすることで、水溶性成分のアミノ酸も、ビタミンも無駄なく取ることが出来ますから、酔い醒ましにはコレ!ということなのですが、あの暖かさも寒い朝方には、酔い醒ましにピッタリなのです。

あさりのみそ汁は臓器の機能を促進するためお酒を飲んだあとによい

二日酔いのときにあさりのみそ汁を飲むことは、理にかなっていると言えます。
まず二日酔いとは、飲酒後、翌日になっても酔いが残り、不快な症状(頭痛・めまい・吐き気・脱水・食欲不振)が続く状態をいいます。

お酒を飲むと約20%のアルコール分が胃で吸収され、残りは腸でゆっくりと吸収されて、さらに肝臓へ運ばれます。肝臓でアルコールはアセトアルデヒドに分解され、それを酸化して酢酸と水に変え、無毒化します。肝臓の処理能力は1時間に日本酒で約0.3合です。これを超える量のアルコールが体内に一度に入ると、アセトアルデヒドの量が血中に多くなり、脳をはじめ各臓器に障害が生じます。

あさりのみそ汁は、各臓器、つまり胃・肝臓・すい臓・腎臓の機能を促進させてくれる食物の一つで、海のあさり汁・湖のしじみ汁として、昔からお酒を飲んだあとによいといわれています。

二日酔いを治す原則は、水分を多く取ることです。みそ汁や汁物などは、血中のアセトアルデヒドの濃度を薄め、肝機能をもとにもどして排泄されます。

あさりのみそ汁は二日酔いに効くってほんとうですか?:いきいきねっと

あさりのみそ汁は二日酔いに効くってほんとうですか? | 評判の病院・評判のクリニック いきいきねっと
あさりのみそ汁は二日酔いに効くってほんとうですか? | 評判の病院・評判のクリニック いきいきねっと|全国の医療機関情報を掲載

最近のアサリ事情には心配なことも

熊本県産アサリ きょうから出荷停止 産地偽装問題を受け

輸入アサリが、熊本県産として売られていた産地偽装問題。
この周辺の産地偽装問題が、大好きなアサリやシジミに波及しなければいいなぁと思いつつ、食品産地表示や管理の問題は、重要な問題だと改めて考えさせられるところ。

1980年代ごろまでは、国内の干潟などで潮干狩りをすればゴロゴロとれたそうですが、干潟の埋め立てや、河川や海岸の人工的工作物の影響か、90年代には、中国や韓国からの輸入者のアサリやシジミが台頭してきます。

それが、今や国産アサリやシジミは絶滅寸前らしいということにも驚かされます。

ちなみに、国産アサリの産地では愛知県がTOPらしく、国産アサリ漁獲量のほぼ半分が愛知県産。

続いて、北海道、福岡となるそうですが、2000年頃と比較すると半分以下に激減しているということです。

国産シジミの漁獲量TOPは、島根県、続いて青森県、この2県で70%ほどにもなる。
こちらは、アサリほど国内漁獲量は、激減しているわけではなくて、ほぼ横ばいに推移しています。

アサリやシジミとともに、お味噌汁の具としても大事にしたいのがワカメですが、こちらも、なにやら偽装の話などがあったりして心配なところ。

“産地偽装”今度はワカメ 外国産を「鳴門産」に・・・(2022年2月16日)

ワカメの国内漁獲量シェアは、宮城県で約40%、岩手県が約28%、こちらもこの2県で70%となります。

続いて、偽装が発覚したとされる徳島県が、上の2県に続いて第3位。

その他にも、いろいろと食品表示偽装については過去に事件として発覚したものが多数記憶にありますが、一つひとつ明るみになるにつれて、その辺の曖昧さが、きちんと消費者の目線で正しく、明確に整理されるといいなぁと思うところです。

飲みすぎた翌朝のしじみ汁もアサリの味噌汁も二日酔いには効かない!?

【二日酔い対策】「翌朝にしじみ汁」は効果ナシ⁉選ぶべきおつまみはコレ|この差って何ですか?|TBSテレビ
飲み過ぎた次の日、頭痛や吐き気などの二日酔いに悩まされたという経験はありませんか? つらい二日酔いですが、お酒を飲む時に一緒に食べることで二日酔いを軽減してくれる食べ物があります。知っていればもう二日酔いに悩まされることもなくなるかもしれません!(この差って何ですか?)

なんと、二日酔いになってからの、シジミもアサリも効かない!遅いということなのです。

二日酔い対策を目的とする場合は、二日酔いになってからではなくて。二日酔いになる前、予防としてシジミやアサリを食べる必要があるというお話で、私の翌朝の・・・ていうのは、実は効いていないそうです。

お酒、家飲みの締めに、アサリの味噌汁やしじみ汁を飲むことが、正しくは効果的なのだそうですよ。

しじみ汁やアサリ汁は、お酒と一緒に飲まないと効果なし!

医師でジャーナリストでもある森田豊氏も、こちらのウェブページで、そのことを解説しています。

二日酔いにシジミ汁は期待薄?お酒にまつわる嘘・ホント

“アサリやシジミなどの貝類のエキスが、肝臓にいい”といわれているため、実際にお酒を飲んだ翌日の朝食にシジミの味噌汁を飲む人もいるでしょう。ですが、肝臓にいい食べ物は存在しません。シジミの味噌汁を飲んだからといって、肝機能が回復するわけではないのです。たしかに、二日酔いの症状が改善されて気分がよくなったという報告はありますが、アルコールの分解を促進したというきちんとした研究結果はないのです

ママテナ

二日酔いにシジミ汁は期待薄?お酒にまつわる嘘・ホント | ウソ?ホント?スマホ時代の情報Q&A | ママテナ
忘年会や新年会で飲み機会が増える今の時期。飲んだ翌日にしじみの味噌汁で肝臓を回復させる人もいると思いますが、もしかしたらそれは意味がないかも。医師・ジャーナリストの森田豊さんに話をうかがいました。

 

 

関連記事

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました