豚足という食材は、おとなりの中国、台湾、韓国や東南アジア圏では、ごく一般的な食材です。
前回「豚足」の話題を取り上げました。
豚足を食べる食文化は、特別なものではなく日本国内に限らず、世界中でポピュラーな食材の豚足。
今回は、お隣の国「韓国」での豚足を使った料理のお話です。
チョッパルとは?
韓国語で豚足を「チョッパル」と呼びます。
分解すると「チョッ」が足で、「パル」も足を指すのだそうです。
豚足を、香辛料が効いたタレで煮込んだ料理も「チョッパル」と呼ぶのだそう。
豚足を長時間煮込んだ料理で、香辛料を効かせることで豚肉特有の臭みも感じることなく醤油ベースのタレが食欲をそそる料理。
言い換えれば、チャーシューの豚足版のようなイメージ。
定番の食べ方は、キムチでチョッパルを巻いて食べるのですが、アミエビの塩辛と一緒に、にんにくや青唐辛子、キムチと一緒に食べる、または、サンチュに包んで食べたりするのがオススメの食べ方だとか。
ポッサムとは?
同じ韓国料理で、チョッパルと似た感じのお料理で、間違えそうなのが「ポッサム」。
ポッサムは、豚の腹のお肉など赤みの部分を使用し、さっぱりとしてヘルシーな感じ。
同じく韓国料理のサムギョップルが脂身の部分(三枚肉・バラ肉) を使うのに対して、ポッサムは赤身。
ポッサムをハングル語で書くと
보쌈
보は、包み紙や包む布
쌈が、包む
という意味になるそうです。
보쌈で「包むもの」という意味になるのでしょうか。
ポッサムはサンチュやキムチで包んで食べることからも「包むもの」ということなのでしょう。
チョッパルとポッサムの違いは何?
チョッパルとポッサムの違いをまとめると
チョッパルは豚足を使っていてぷるぷるでコラーゲンを多く含む感じ。
ポッサムは腹肉などの赤身を使用することで脂肪分が少なくヘルシーで淡白なイメージで皮の部分を使用しませんから、チョッパルとの見分け方は皮があって皮の部分に下味の色が茶色くついているものがチョッパルということになります。
韓国料理でも非常に多く使用される豚肉。
2021年の豚肉の生産量を国別で見ると
1位は中国
韓国は14位となっています。
15位にイタリア、次いで16位が日本。
臓物を除く枝肉ベースでみても、中国や韓国は日本よりも沢山の豚肉を生産しています。
- テジカルビ
- カムジャタン
- キムチチゲ
- サムギョプサル
- チョッパル
- スンデ
- モドゥムジョン
- ポッサム
- タンスユク
- トンカス
- 豚トロ
- 豚ホルモン
- キムチチム
などなど、お隣の韓国には多数の豚肉料理がありますね。
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