家飲みが定着してだいぶ立ちますが、最初の頃は、ビールや焼酎、日本酒とあり合せのオツマミ、その組み合わせも、ありもので、アルコールとツマミや食事の組み合わせの相性を考えることは、あまり無かったように思います。
ところが、最近はその「ペアリング」なんてのを気にするようになりまして、せっかくお酒や料理を飲んだり食べたりするなら、もっと美味しく楽しめるようにと、組み合わせにも気を使うようになりました。
ペアリング、アルコールとツマミや料理の組み合わせ
以前は、とりあえずビールで、唐揚げにも、焼鳥にもローストビーフにもビール、ビール。ビールが切れれば、焼酎や日本酒、ハイボール。
ありあわせの組み合わせで、それらの相性なんて、ほとんど気にもかけていませんでした。たまたま、その組み合わせがピッタリはまって、いつもよりお酒が進んだり、食事が美味しく感じられたりと、おししさの相乗効果に気づいてからは、食の相性について、少しずつ考えるようになったところです。
味、美味しさを感じる時、甘い、辛い、酸っぱいなどの味や香りや食感なども合わさって一つの美味しさとして捉えられると思いますが、同じように複合的に組み合わさった味のや、感覚の複雑さも、また「おいしさ」として捉えることが出来ます。
例えば、塩味の効いた揚げ物にビールの組み合わせは、ビールの苦みやシュワシュワ感が、塩味や、油っこさを控えめに感じさせてくれ、それらの味わいに丸みを与えてくれ、惜しく感じられます。
お寿司屋さんでも、タネごとに相性の良いお酒を進めてくれたりするのは、その組み合わせの相乗効果を期待してのこと、ということになります。
さらに、オツマミの代表格である焼き鳥も、その種類は多様で、塩味やタレの味など味わいも多種多様。
そんな焼き鳥に、多種多様な味わい、飲み口の日本酒を合わせるとなると、その組み合わせは、大げさではなく無限にあるようにも感じます。
- しかも、日本酒の飲み方には温度も選べる!
- 辛口の熱燗に合わせる種は?
- キリッと冷やした辛口淡麗な日本酒に合わせるには?
などなど。
さらにさらに、日本酒以外のワインを焼き鳥に合わせるとなれば、タレ焼きのネギマに赤ワインを合わせる!でも、赤ワインの種類も何がベストなのか!?こちらも考え始めると寝られなくなるほど、膨大な期待と組み合わせがイメージできるのだと思います。
ただ、組み合わせの好みや、その傾向、法則があって
香ばしい焼き鳥には辛口の日本酒や焼酎が好みで、こってりしたタレ焼きのレバーには、赤ワインを、脂っこい目の焼き鳥、例えば鶏皮やぼんじりには、ドライな白ワインやビールをあわせたい!とか。
複数のお酒を用意しておいて、焼き鳥の盛り合わせで、様々な組み合わせ、ペアリングを楽しむのもおつなものですね。
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