少し古臭いイメージもある酒どぶろく、香りや酸味があり栄養豊富なお酒です。
ろ過していない「濁ったお酒」なので腐っていないか心配になります。
そこでどぶろくの賞味期限や保存方法について掘り下げてみました。
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どぶろく(濁酒)の賞味期限はいつ?
そもそも「どぶろく」とは何か知っていますか?
「どぶろく」は、水と米、そして米麹を合わせて作った「濁ったお酒」です。
原料をろ過していないので、米の栄養や旨味、甘みがそのまま残されていてお米の甘みと適度な酸味、華やかな香りが楽しめます。
原料を濾していないので、栄養豊富なお酒です。
とろりと甘くて栄養たっぷりなんて甘酒とよくにていて、飲みすぎてしまいそうww
麹の魅力が再注目されている今、美容にも嬉しい「どぶろく」を飲んでいる方も多いことでしょう。
ですがどぶろくはアルコール度数が14~17度程度あり日本酒やワインなどと同じくらいのアルコール度数になります。
だから一度開栓してしまうと飲み切るまでに時間がかかってしまうこともありますね。
そうなると気になるのが消費期限です。
とろりとしていて酸味もあるの腐ってこないかな?
どぶろくや清酒など酒類には賞味期限はありません。
味見して美味しかったら飲めるので、いろんな飲み方で楽しみましょう。
どぶろくの飲み方
- ロック
- 炭酸割り(どぶろくと炭酸水を1:1で)
- カルピス割り(どぶろくとカルピス原液を8:2)
他にも牛乳やヨーグルト、フルーツジュースなどいろいろ試してはいかがですか。
どぶろくが腐るとどうなる?
では賞味期限のない酒類が腐るということはないのでしょうか。
未開封のお酒であれば、基本的には腐ることもありません。
ですが、密閉がきちんとされていない場合は、「火落ち」という現象が発生することがあります。
空気中の「火落菌」に汚染され乳酸菌が繁殖して酸っぱくなり特徴的な臭いがでます。
このお酒を飲んでも健康上問題はありませんが、飲用には向いていません。
なので火落ちを防ぐために適切な保存をしなくてはなりません。
そうそうこの酸味と臭いで、どぶろくが腐るとお酢になると思われがちですが、お酢を作る酢酸菌がないので、お酢になることはありません。
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どぶろくの適切な保存方法についても!
どぶろくの火落ちを防ぐ適切な保存の仕方はどういった方法なのでしょう?
どぶろくの適切な保存方法は冷蔵保存(10℃以下)です。
常温で置いておくと発酵が進み、吹き出すことがあるので、
開封の際は吹き出しを防止するためゆっくりと栓を開けます。
製造後5~6ヶ月は冷蔵保存して楽しむことができますが、開封後はできるだけ1ヶ月以内に飲みきりましょう。
栓の中央にはガス抜きの穴がついている場合もあるので立てて保存します。
うっかり横にしてしまうと液漏れしてしまうかも!
また未開封・10℃以下の冷暗所で1年程貯蔵すると固形物が溶けて、よりマイルドな味になりますが、
火入れ(加熱殺菌)を行っていないどぶろくは保存期間が長くなると酸味が増してしまうこともあるので早めに飲んだ方がいいようですよ~
ちなみに明治以前の時代は、各家庭や農家などでどぶろくを作っていたようですが、現在アルコール度数1%以上のお酒を造ることは法律で禁止されています。
自家製どぶろく挑戦したいところですが、グッと我慢しましょうね。
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