日々、雨模様な日も多くなってきて、もうすぐ6月「梅雨」本番を迎えるというこの頃ですが、6月といって連想するものといえば
先の話題にも挙げた父の日から
二十四節気、春夏秋冬を24分割したものの「夏至」、もうすぐ夏が来ますよーという1年で一番、昼間が長い日として知られる夏至も6月。
季節感がある連想として挙げれば、衣替えも夏の準備、6月の行事といった感じがします。
実際は、夏が来る前=6月といったイメージが個人的に6月から連想する季節感、イメージです。
夏の前といえば、梅雨。
6月=梅雨。
梅雨からくる連想も、6月から思い浮かべるイメージに繋がります。
例えば、
雨はもちろん、
紫陽花(あじさい)
傘や、長靴やレインコートなどの雨具
水たまりや、カエルの鳴き声
てるてる坊主や、雨上がりの虹なんかも。
梅雨を迎えると、雨の日が多く、ジメジメ、ムシムシしたジトっとした感じが連想されますが、日本では6月の異称として「水無月(みなづき)」と呼びます。
雨が多く、そこら中が水たまりだらけな日もある中「水無月」とは、不思議な感じがします。
水無月と呼ばれる所以は
水無月の語源
水無月の由来には諸説あるが、水無月の「無」は「の」を意味する連体助詞「な」であり「水の月」であるとする説が有力である。神無月の「無」が「の」で、「神の月」を意味するのと同様と考えられる。田植が終わって田んぼに水を張る必要のある月「水張月(みずはりづき)」「水月(みなづき)」であるとする説もある。
文字通り、梅雨が明けて水が涸れてなくなる月であると解釈されることもあるが、これは俗説(語源俗解)である。他に、田植という大仕事を仕終えた月「皆仕尽(みなしつき)」であるとする説、などもある。
6月 - Wikipedia
そんな6月ですが、ちょっと気落ちしそうな雰囲気もする6月ですが、6月は祝日がありません!
なので、3連休などのイレギュラーで、ウレシイリフレッシュできるご褒美が無いのです。そんな6月ではありますが、不思議な記念日が存在します。
6月22日は「かにの日」!ご存知でしたか?
かに、蟹というと冬の味覚のようなイメージを持っていますが、梅雨時期の6月22日が「かにの日」とされているという事実。
ご存知でしたか?かにの日!
全く、かにの日情報を持ちえませんでしたので「かにの日」とは?調べてみました。
「かにの日」の由とは
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大阪に本部がある「かに道楽」。
巨大なカニの看板?お店の構えが印象的な「かに道楽」。
お近くにグループの店舗が無い人でも、なんとなくあの店構えをテレビや映画のワンシーンなどで見た記憶があるのではないでしょうか?
あの「かに道楽」は、1990年(平成2年)に制定した記念日。
- 星占いで「蟹座」は6月22日が始まり
- 日本語の50音で【か】は6番目、【に】は22番めの文字
この2点から、6月22日を「かにの日」と制定したそうです。
また、蟹の旬は「冬」とイメージを持ちがちですが、6月、夏場も美味しい種類カニや、蟹の産地があって、蟹は夏も美味しいよ!というアピールもあっての6月22日、かにの日ということだそうです。
さらに!毎月22日は「カニカマの日」!!!
22日が、ここまで蟹づくしなのは全く知りませんでした!
22日はなんの日?と聞かれれば、連想できるのもとしては「22」で「ふうふ」、夫婦の日?、11月22日を「いい夫婦の日」と聞きますので、そこから、毎月22日が「夫婦の日」だと言われれば納得なのですが、
毎月22日が「カニカマの日」!?
カニカマの日
水産加工品メーカーのスギヨが2017年に制定。漢数字の「二二」がカニのハサミの形状に似ていることから。ただし、本物のカニへの敬意を込め「かにの日」である6月22日を除いている。
22日 - Wikipedia
カニカマとは、あのカニカマで蟹肉は入っていないけど、蟹肉のような風味と見た目の魚のすり身からできた蒲鉾、といった認識ですが、そのカニカマの出自、カニカマの発明起源には、複数の説が存在します。
まず、22日をカニカマの日として定めたとされる「スギヨ説」。
wikipediaからの引用です。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%9E
スギヨ説
石川県七尾市の水産加工メーカーであるスギヨは、1972年(昭和47年)に、着色・着香した蒲鉾を細く裁断した商品である「珍味かまぼこ・かにあし」を発売したのが最初と主張している。
ヘルシー&ハッピー 株式会社スギヨ 公式WEBサイトカニカマ、ちくわ、揚げ物などの水産練り物メーカー・株式会社スギヨの公式WEBサイト。商品情報やおすすめレシピ、キャンペーン、会社情報などを配信しています。
その他にも、
大崎水産説
現在の広島県広島市西区の漁師町である草津の蒲鉾屋を発祥とする大崎水産が「カニカマの元祖」とする文献もある。大崎水産も自社が「カニカマの元祖」としている。フランスのテレビ局・CANAL+はカニカマの特集で、大崎水産を「カニカマの元祖」として紹介した。
株式会社大崎水産株式会社大崎水産のウェブサイトフィッシュスチック誕生秘話|株式会社大崎水産
マルハ説
水産業界の最大手の大洋漁業(現・マルハニチロ)は、1973年(昭和48年)にアンゴラ沖で大量に捕れた小型のズワイガニにスケトウダラのすり身を混ぜ、80%カニ肉で製造し発売した「カニ棒」が、カニカマの先祖と主張している。
マルハニチロマルハニチロの公式サイトです。商品情報や季節・レシピのほか、イベント・キャンペーンなどの情報をはじめ、企業情報やCSR活動・安全安心に関わる様々な活動をご紹介しています。
スギヨ説、大崎水産説、マルハ説と様々ですが、カニカマが世に発売された時期として
製品発売年表|カニカマ
1972年(昭和47年) – スギヨ「珍味かまぼこ・かにあし」発売(きざみタイプ)
1974年(昭和49年)9月 – 大崎水産「フィッシュスチック(発売当初は「かにスチック」)」発売(スティックタイプ)
1979年(昭和54年)6月 – 一正蒲鉾「オホーツク」発売(スティックタイプ)
1980年(昭和55年) – ヤマサ蒲鉾 「かに爪風かまぼこ」発売(かに爪風)
1972年(昭和47年)に始まり、今では世界に輸出され「カニカマ」として認知される商品となっています。
類似の商品として、ほたて風味かまぼことか、えびかまとかがありますが、小さい頃、冷凍食品のほたて風味の帆立の貝柱がフライになっているおかずが、毎日のようにお弁当に入っていたのを思い出します。
このカニカマですが、多くの場合、かに肉は入っていませんので、「風味かまぼこ」「風味かまぼこ(かに風味)」として表示が義務付けられています。
中には、かに肉が使われているものもあって、本物のような感じでびっくりします。
カニカマは、インスタントラーメンや、レトルトカレーと並んで「戦後の食品の3大発明」とされています。
1958年に、即席麺として日清食品の創業者である安藤百福氏が発明したとされるインスタントラーメン。
1968年2月に大塚食品から発売された「ボンカレー」は、アメリカ軍の軍事携帯食、輸送用に開発されたレトルトパウチの技術を採用して一躍レトルトカレーの代名詞としてボンカレーと言われるようになりました。
続いて、1972年にスズヨから発売された「珍味かまぼこ・かにあし」、1974年の大崎水産「かにスチック(発売当初の商品名)」が、50年の時を経て世界でに広く流通し、愛される食品になっています。
カニカマの手軽さや、保存性、携帯性は、今や食卓から、レジャーや保存食、補給食といったシーンにも広がっています。
もとが魚肉を中心とした蒲鉾なのでタンパク質を多く含み、食べごたえもあることから様々なシーンで人気の幅を広げていっています。
そんなカニカマですが、6月を除く毎月22日は「カニカマの日」。
年一度、6月22日は「かにの日」、忘れずにおきましょう!
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