ちょっと、このごろワイン飲むと頭が痛くなることが多いんだが、という話

ちょっと、このごろワイン飲むと頭が痛くなることが多いんだが、という話 家飲みを科学する
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前回、ワインの原点とも言われるジョージアワイン、オレンジワインについて、ジョージア(グルジア)という国の情報とともに、調べるきっかけとなったのが、今回のテーマ。

ワインを飲むと頭痛くなるぅ

カジュアルにワインを飲む行為が増えてくると、ひとつ個人的に体に変調が起こることに気づきました。

ここ数週間のうち、家飲みアルコールでワインをいただくことが増えていまして、ワインについて、その知識的な部分について、ほとんど明るいはずもなく、ただただ買い求める際には、コストとラベルから得られる情報のみで、知らないワインを手にとっては飲んでみるといった感じでございました。

そのきっかけは?というと、やはり「健康」。
ビール、焼酎、日本酒、ウイスキーに缶酎ハイなどなど、毎日、ほぼ毎日の家飲み生活を続けるにあたって、同じアルコール摂取という行為であっても、より健康的なものをチョイスしたい!という、不健康ゆえのアサマシイ思いから、ワイン=健康に良い、ここ最近のワイン週間となっています。

毎日飲みますので、選択する際の一番の要素は、そのコスト、金額であります。
次に、味かなぁ。未知のボトルはその味や風味が分かりませんので、ラベルからインスピレーションを得て、選ぶわけですが、そのものが「どうゆうワインなのか?」という事には、ほぼ気にせず、ワイン=健康的という、勝手な思い込みに先導されるかのように買い求めています。

そんな中、ここ数日、ワインを飲んだ後、飲んでいる最中に頭痛がする様に思いまして、最初は気のせいかと思い、とくに気にもせず、何が頭痛の原因かも考えることもなく、数日ワインを飲み続けているわけですが、中にはワインをいただかずに、焼酎やビールだけの日もあって、その日に限っては「頭痛がしない」、頭痛くないことに気がついたのです!

頭痛いのって、ワインのせいかも

そう思い始めて数日が経ち、何気なく「ワイン 頭痛」というキーワードでGoogleサーチしてみたところ・・・。

そんなところから、調べたワインと頭痛の因果関係について書き留めておこうと思います。

 

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結局、頭痛の原因はワインなのか?ワインを飲むと頭痛がおこる人は、私の他にもいるのでしょうか?

結論から言えば、私のようにワインを飲んで頭痛がする人は、少なからずいるようです。深酒をした翌日に、頭が痛くなるということとは違って、他のアルコールでは頭痛が起こらない人でも、ワインを飲むと頭いたい!となる人が、世の中にはいたのです。

それでは、頭痛になる原因がワインにあるのか?という話。

調べを進めると「酸化防止剤」とキーワードが出てきます。
ワインの酸化防止剤が、頭痛の原因だとする情報を多くキャッチしました。

ワインにおける酸化防止剤として「亜硫酸塩」または「亜硫酸ナトリウム」として、ワインの品質を安定させるため、腐敗を防止する役目として、多数のワインで使われているとのこと。

諸説あるようですが、その酸化防止剤としての亜硫酸塩のほかにも、頭痛の原因と考えられるものがあるようなので、まとめておきます。

原因候補その1:亜硝酸塩(亜硫酸ナトリウム)

先にも書いたように、酸化防止剤として亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム)は大半のワインで使用されているようです。なかには、「酸化防止剤無添加ワイン」として販売されているものもありました。

ですが、ワイン中の亜硫酸塩はそもそも添加していないワインにおいても、ワイン酵母が発行する過程で、亜硫酸塩を生成することから、後から添加せずとも、自然発生的にワインは亜硫酸塩を含むことになり、亜硫酸塩を含まないワインは、ほぼ存在しないということらしい。

亜硫酸塩には、種類が複数あるようですが、ワインに使用されるそれは「二酸化硫黄」と呼ばれるもので、ワインの酸化防止の他、食べ物の漂白、漂白剤としても使用されます。
例えば

  • ピザ生地
  • ツナ缶
  • オリーブ
  • かんぴょう
  • 水あめ
  • 煮豆
  • 果実酒
  • ドライフルーツなど

これらにも、亜硫酸塩が含まれるため、ワイン以外のこれら亜硫酸塩を含む食品でも、頭が痛くなる人は、ワインを飲んで頭痛がする原因は、亜硫酸塩にあると言えますね。

ですが、ワインに含まれるような亜硫酸塩であれば、その大部分が飲むまでの過程や飲んでいる過程において、他の化合物と科学反応して、全く別の物質となるため、健康に害を及ぼす原因としては考えにくいとする情報もあります。

ワインをいただくときに、コルクなどの栓を空けて、デキャンタしたり、空気(酸素)に触れさせたりしますが、その過程で化学反応が起こっているということですね。

あたりまえにいただくワインには、亜硫酸塩そのものが残存することは、ほぼないだろうと言うことらしく、更に、亜硫酸は気体として大量に吸い込んだ場合に人体に害がありますが、飲んだ場合には、ほぼ無害とされるそうです。

世界保健機関(WHO)などが定めるSO2、そなわち亜硫酸塩の1日における摂取許容量は、体重70キロの人で1日49ミリグラム。1日の摂取上限をワインを飲むことで超えるとなると、かなりの量を飲むことになるようです。

ただ、長期に渡って大量に摂取し続けることで、体内のビタミンB1が失われるという影響があり、ビタミンB1は肝臓の活動源であることから、アルコールの分解を阻害してしまうような影響が出るのかもしれません。

肝臓の働きが鈍化すれば、糖とアルコールの分解スピードが落ちて、二日酔いのような状態が続きやすくなるということに繋がります。

原因候補その2:アミン

その他の原因と目されるのがアミン。
岡村孝子と加藤晴子の2人による女性歌手グループは平仮名の「あみん」。

「待つわ」あみん

カタカナのアミンは、赤ワインに多く含まれる「ヒスタミン」「チラミン」という物質。

  • ヒスタミン…脳の血管を拡張する作用
  • チラミン … 脳の血管を収縮する作用

これらは、味噌、納豆、ヨーグルト、たらこやチーズにも多く含まれます。
同じワインでも白ワインでは頭痛が起こらず、赤ワインだと頭痛がする人は要注意。

チーズにもチラミンが多く含まれることから、白ワインではならずに赤ワインの時だけ頭痛がする人は、赤ワインとチーズの組み合わせには、注意しないといけませんね。

原因候補その3:タンニン

タンニンも赤ワインに多く含まれるとされる成分です。
鉄分の吸収を阻害することから、継続的に大量摂取すると貧血の原因となったり、腸内環境に、良くない影響を及ぼすとも言われます。

そもそもタンニンとは、ぶどうの種子、種に多く含まれる渋みの成分。
カテキンなどの成分が複雑に合わさったポリフェノールの一種です。

渋柿の渋みのもとは、このタンニンによるものです。緑茶などにも多く含まれますね。

渋い、健康に影響があるとする反面、抗酸化作用など健康への効果も高く注目される成分でもあります。
良薬口に苦しと、といいますが「良薬口にに渋し」。
大量に摂取すると、体にいい成分も、良くない影響があるということでしょうか。


まぁ、ここまで「ワインを飲むと頭痛がする」原因として調べては見ましたが、結論あまり、安価で粗悪な(すみません)ワインばかり飲んでる事が、そもそもの原因のようにも思えてくるのですが、そういったワインについての、いろいろをゴニョゴニョと調べていく中で、グルジアのナチュラルワイン、オレンジワインに行き着いた!ということでした。

そもそも、ワインが人々に古くから愛され続け、今日この日までその伝統や文化が受け継がれて来たということの裏には、そのワインを正しく作り続けてきた歴史があるということかと思います。

正しい価値や、体験を得ようとすれば、正しく評価して、それ相応の価値を対価に手に入れないといけないということなのかも知れません。

 

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