前回の投稿で、鶏の希少部位として「ハラミ」「せせり」について書きました。
参照:せせりとハラミの違いとは何?どのくらい焼けばいいのかについても!
どちらも希少部位で一羽から取ることが出来る量も非常に少ないのですが、それにも関わらず売られている価格が意外に安いのです。
どちらも、美味しい部位で、しかも貴重・希少な部位となれば、高価なイメージなのですが、なかなか売っているところは少ないのですが、見かけると意外に安いのです。
せせりとはどんな部位?
せせりは、鶏の首の筋肉で1羽の鶏から、そんなにたくさん取れる部位ではありません。
筋肉なのでコリコリっとした弾力があるしっかりとした食感でいて、鶏ももよりも脂肪を含み濃厚でジューシーな部位です。
鶏肉のほかの部位に比べると、タンパク質や脂質が多い部位で、皮なしの鶏もも肉と比べても、タンパク質、脂質ともに、せせりに含まれるほうが上回っています。
表面がカリッとなるくらいに塩焼きにするのがオススメの食べ方ですが、焼いてよし、炒めてよしで食べやすいのも特徴です。
希少部位せせりはどんな食感?
首の筋肉なので、独特な弾力があって、しっかりとした食感が特徴です。
脂肪分が多いことからも、濃厚でジューシーです。
タンパク質も多く含まれますので、スポーツ後、筋トレ後の補給食にもピッタリの部位ではないでしょうか。
高タンパク高脂肪、カロリーは高めなのでダイエット向きかというとそうではないと思いますが、タンパクで柔らかでいて、しっかりとした食感がありますので食べごたえがあります。
食事制限されているときなど、少量でもしっかりと食べた感じが欲しいときに向いているかもしてません。
塩焼きなど、シンプルな味付け、シンプルな調理がオススメです。
セセリの焼き方
焼き鳥屋さんの味!せせりのネギ塩焼き
せせりのおろしポン酢
せせりタレ焼き
せせりのから揚げ
鶏肉のせせりはなぜ安い?
焼き鳥屋さんなのではメニューに「せせり」を見かけることがありますが、一般的かといえば、鶏ももやムネ、ササミや手羽に比べると一般的な知名度は低いのではないでしょうか。
そのことから、せせりが何であるか、どんなお肉かを知っている消費者も比較的少なく、そのことが他の部位と比較して需要の面で少なくなることが安値の原因かもしれません。
スーパーのお肉コーナーに陳列された「せせり」が、鶏ももや鶏むねなどと並んで売られていれば、もも肉やムネ肉のほうが比較的需要が高くなるのかもしれません。
一般的には、焼き鳥点など料理店向けの素材だったのかも知れませんから、そのことも小売で見かけたときの安値に感じる要因だろうと考えました。
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