ローリングストックはどれくらいあればいい&どこに置く?難しいといわれる理由についても!

ローリングストックはどれくらいあればいい&どこに置く?難しいといわれる理由についても! 家飲みを科学する
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ローリングストックという単語にも、だいぶ馴染んできました。
日常的に、少し多めに食材や加工食品を買うようになり、よく使うものについては、使ったら使った分を追加購入したり、常時、その食料が備蓄されているような状態になっています。

ローリングストック、直訳すると「回転する倉庫」といったところでしょうか。
「rolling stock」として翻訳すると「車両」と出てきます。

rolling stockの意味は、鉄道や路面電車などの軌道上を走る車両の総称です。例えば、機関車や客車、貨車、電車、気動車、地下鉄などがrolling stockに含まれます。rolling stockは英語で「回転する在庫」という意味で、車輪が回ることからこの名前がつけられました。

今回は、食料備蓄「ローリングストック」について。

食料備蓄ローリングストックはどれくらいあればいい?

災害時に備えて食料を備蓄する方法の一つに「ローリングストック」というものがあります。

あらためて「ローリングストック」とは、普段から食べている食品を多めに買っておき、日常生活の中で消費しながら一定量を確保しておくという方法のことです。

この方法のメリットは、食べ慣れたものを非常時にも食べられることや、収納場所に困らないこと、手に入りやすいことなどです。

では、ローリングストックでどれくらいの食料を備蓄しておけばいいのでしょうか?

農林水産省が発表した「災害時に備えた食品ストックガイド」によると、最低でも3日分、できれば1週間分の食料を備蓄することが推奨されています。具体的な備蓄食品の例は以下の通りです。

災害時に備えた食品ストックガイドは以下のURLからダウンロードもできるようになっています。

災害時に備えた食品ストックガイド|農林水産省

  • 水(飲料水+調理用水):1人1日3L×3日分
  • 主食(炭水化物):レトルトご飯、パスタ、アルファ化米など
  • 主菜(タンパク質):レトルト食品、缶詰(肉・魚)など
  • 副菜(ビタミン・ミネラル):野菜ジュース、乾燥野菜、ドライフルーツなど
  • その他:調味料、梅干し、インスタントみそ汁など

ローリングストックはどこに置く?

災害や非常事態に備えて、食料備蓄ローリングストックを作ることは大切で、日常生活の一部として取り入れやすい備蓄方法です。

しかし、大量に買い込んだり、賞味期限を管理しなかったりすると挫折する可能性もあります。

そこで、「備蓄→消費→買い足し」のサイクルを回すことが大切、目につく場所に保存して使ったら補充する習慣をつけておくと良いように思います。

また、めったに使わない食品は定期的にチェックして賞味期限切れを防ぐことも大事です。

しかし、どこに置くかは悩むところですね。

食料備蓄ローリングストックとは、消費期限の近いものから順に使っていき、常に新しいものを補充することで、備蓄食料の鮮度を保つ方法です。

この方法のメリットは、食料が無駄にならないことや、普段の食生活に近いものを食べられることです。しかし、デメリットは、場所を取ることや、管理が面倒なことです。では、どうすればいいでしょうか?

ローリングストックの食料備蓄品を置く場所は、以下の条件を満たすことが望ましいです。

  • 湿度や温度が低く、直射日光や熱源から遠い
  • 地震などで倒れたり落ちたりしないように固定できる
  • 害虫や小動物から守れる
  • 容易にアクセスできる

 

例えば、キッチンの下段の引き出しや棚、クローゼットの奥や上段、ベッド下の収納スペースなどが考えられます。

ただし、これらの場所は他の用途にも使われる可能性があるので、ローリングストック専用にするか、明確に区別する必要があります。

また、ローリングストックの食料備蓄品を置く場所を決めたら、家族や同居人と共有しておくことも重要。

ローリングストックの備蓄食料は、災害時だけでなく、普段から使える便利なものです。しかし、それだけに管理や保管に気を付ける必要があります。

自分の家の状況に合わせて、最適な場所を見つけてみましょう。

ローリングストックが難しいと言われる理由は?

繰り返しになりますが、災害や非常事態に備えて、食料を備蓄しておくことは大切です。
しかし、食料備蓄にはいくつかの課題があります。

その一つが、ローリングストックの方法です。

ローリングストックとは、消費期限の近い食品から順に使っていき、新しい食品を補充していくことで、常に新鮮な食品を備蓄しておくことは上でもまとめた通り。

この方法は、食品の無駄を減らし、質の高い食品を確保できるというポイントが一番のメリットです。

しかし、ローリングストックには難しい点もあります。

まず、消費期限の管理が必要です。

消費期限の近い食品を見逃さないように、定期的に在庫をチェックしなければなりません。

また、消費期限の長い食品を優先的に購入する必要があります。

加工食品を選ぶ際にも、利用する家族の味の好み、食事の習慣の他に、賞味期限が比較的長めの食品を選ぶこと。

これは、普段の買い物の習慣を変えることになるかもしれません。

さらに、ローリングストックでは、自分の好きな食品や家族の好みに合わせて備蓄できない場合もあります。

例えば、カップラーメンやレトルトカレーなどのインスタント食品は、消費期限が長くて便利ですが、栄養や味に問題があるかもしれません。

また、冷凍食品や缶詰などの加工食品は、保存料や添加物が多く含まれている場合があります。これらの食品は、健康や美味しさに影響する可能性があります。

ですので、加工食品を選ぶ際には、賞味期限の長さだけにとらわれずに、食品添加物などの情報もキャッチしながら、ストック食品を吟味していく必要もあるわけです。

ローリングストックは、食料備蓄の一つの方法ですが、万能ではありません。
自分や家族のニーズに合わせて、適切な方法を選ぶことが大切です。

ローリングストックで無理なく食料備蓄を続けて、災害に備えましょう。

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