「やわらかい(やおい)」+「肝」という意味の造語、広島では「4年前くらいから食べられている「やおぎも」。
一般的に「やおぎも」と聞いても、ピンとくる人はあまり多くないようにも思いますが、そんな一部のエリアでは、当たり前のように絶大な人気の「やおぎも」が今回のテーマです。
やおぎもはどこの部位?
やおぎもは牛の肺の部分であり、焼肉や煮込みなどで食べられるホルモンの一種です。広島では「やおい」という言葉が「やわらかい」という意味を持ち、その名の通りフワフワとした食感が特徴です。
他の地域では「マシュマロ」、「プップギ」、「バサ」などと呼ばれることもあります。
やおぎもは塩ダレやポン酢などで味付けして食べると美味しいですが、あまり焼き過ぎると旨味が失われてしまうので注意が必要です。
やおぎもはビールや白ワインなどと相性が良く、お酒のお供にも最適です。
牛の肺は一頭の牛から約1kgから2kgしか取れない希少部位で、市場で見かけることは少ないです。
やおぎものカロリーはどれくらい?
牛の肺のカロリーは、100gあたり約250kcalです。
他のホルモンと比べると、レバー(約200kcal)やタン(約270-340kcal)よりも高めです。
しかし、牛の肺はクセが少なく味付けによって美味しさが変わるので、塩ダレや醤油ベースのタレなどであっさりと食べることができます。
牛の肺はホルモンの中でもアクが強いので、下処理が重要です。
水洗いして血や汚れを取り除き、水につけ置きして臭みを抜きます。その後、食べやすい大きさにカットして調理します。
焼く場合は、ふわふわの食感を残すためにミディアムレアに仕上げるのがおすすめです。
牛の肺は独特の食感とクセのない味わいが魅力のホルモンです。カロリーが高めなので食べ過ぎに注意しながら、様々な料理で楽しんでみてください。
やおぎもの栄養はどれくらい?
牛の肺の栄養価については、あまり詳しいデータがありませんが、以下のような情報が見つかりました。
– 牛の肺は、タンパク質や鉄分などのミネラルを多く含んでいます。特に鉄分は、貧血予防に効果的な栄養素です。
– 牛の肺は、コラーゲンやエラスチンなどの弾性繊維を豊富に含んでいます。これらは、皮膚や関節などの健康に重要な役割を果たします。
– 牛の肺は、ビタミンAやビタミンCなどの抗酸化作用のあるビタミンも含んでいます。これらは、免疫力を高めたり、老化防止に効果的な栄養素です。
以上のように、牛の肺は様々な栄養素を含んでおり、健康に良い食材といえます。ただし、脂質やコレステロールも多く含まれているため、過剰摂取は避けるようにしましょう。
コメント