南半球、オーストラリアでは、カンガルー肉が普通に売られています。
スーパーマーケットのお肉コーナーに商品として陳列されているし、レストランでも普通に食べられます。
オーストラリアの食文化ですね。
同じく、日本ではなかなかお目にかかれない、口にする機会が少ないお肉で「ワニ肉」があります。
もちろん、オーストラリアでも日本と同じく牛肉や豚肉、鶏肉といった種類のお肉がメインではあるようですが、その他、羊肉の消費量も多いようです。
オーストラリアの食肉別支出金額の割合は
1位:牛肉 37%
2位:鶏肉 26%
3位:豚肉 13%
4位:羊肉 11%
5位:魚肉 10%
その他 3%
牛肉は、オージービーフで日本でもおなじみ。
魚肉についで、最後の「その他 3%」にカンガルー肉やワニ肉が含まれる感じでしょうか。
そうなると、オーストラリアでのカンガルー肉やワニ肉の位置づけは、日本でいえば「ジビエ肉」のような位置づけかもしれませんね。
ちなみに、日本では平成23年度まで豚肉の消費量が1番だったのですが、翌年平成24年度に、豚肉を追い越し鶏肉が最も多く消費されるお肉となっています。
参照:https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-04.html#:~:text=%E5%B9%B3%E6%88%9024%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E3%81%AB%E8%B1%9A%E8%82%89,%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%8A%E8%82%89%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
ジビエとは?カンガルー肉やワニ肉はジビエ肉?
食べるために狩りの対象となる野生の鳥やけもの、またその肉のことを 「ジビエ」というそうです。
日本では、鹿や猪、熊、野ウサギや鴨、雉などがジビエ肉。
オーストラリアのカンガルー肉は、野生のカンガルーのお肉がほとんどのようですが、「狩りの対象」ではないし、ワニ肉は管理された環境下で飼育されたワニの肉なので、ジビエのお肉とはい言えないかもしれません。
ジビエとは、狩猟によって得られた野生鳥獣の肉を指すフランス語だそうで、自然保護環境が進んだオーストラリアのカンガルーのお肉やワニのお肉は、それには当てはまらなそうです。
ジビエ
ジビエ(仏: gibier)とはフランス語であり、狩猟によって、食材として捕獲された狩猟対象の野生の鳥獣、またはその肉を指す[1][2]。英語圏ではゲーム(game)または、クワォリー(quarry)と呼ばれ、獲物を意味する。日本語には野生鳥獣肉と訳される[3][4]。畜産との対比として使われる狩猟肉のことである。
ジビエ - Wikipedia
日本における、ジビエの利用については、
- 農作物被害の軽減
- 山間部の活性化
- 食文化の豊か化
などの目的があるそうですが、野生動物なので様々なリスクもあります。
それでも、十分な配慮のもと食べることが出来るジビエは、脂肪が少なく引き締まった肉質で、栄養価や旨味が豊か。
餌(食料に)抗生物質や添加物など使用していないお肉であることから健康的な食材としても注目されています。
話を、オーストラリアのカンガルー肉やワニ肉に戻すと、どちらも低脂肪で低カロリー、高タンパク。
オーストラリアの大自然の中、育った野生のカンガルーや生育に適した美しい環境下で養殖されたワニ肉は、日本のジビエのようにオーストラリアの人たちにも愛されているものだと思います。
- カンガルー
赤身肉の中でも、非常に柔らかく、味にクセがないのが特徴。 - ワニ
高タンパクで、低脂肪・低カロリーなヘルシー食材。コレステロール値を下げる不飽和脂肪酸、魚にも多く含まれているEPAやDHAといった栄養素も豊富。臭みがなく調理もしやすい、ジューシーでやわらかい若鶏のようなイメージ。
日本のジビエもそうですが、牛肉・豚肉・鶏肉以外にも、様々なお肉を試してみるのもおつなものです。
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