東京オリンピックも終わりまして、まだなお続く暑い夏。
仕事終わりに、ビールを飲む週間は、ビールでお腹が膨らむので最近は缶ビール1本はお腹がキツくて飲めなくなってきました。
そんな中でも、家飲み週間は、ほぼ毎日続いています。
何を飲んでいるのかというと、冷たく冷やした水で、日本酒や焼酎を飲む!
これが、熱さでやられた身体に優しくて良いのです。
可能であれば、前割り(先割り)して準備しておくと、よりまろやかで飲みやすくて、飲みやすさ最上級です。
そんな中、見つけたのがコチラ↓
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そそぐと凍る「みぞれ酒」の不思議
キンキンに冷やしたグラスに、同じく冷やした日本酒を注ぐと、あれよあれよとたちまちモクモク~と、まさにみぞれのように凍ってくる、これが「みぞれ酒」。
みぞれ酒の仕組み、原理は
日本酒は、通常-7℃から-10℃で凍りますが、ゆっくり静かに冷やすと-12℃から-15℃程度まで、液体状態を保ちます。この状態を「過冷却」と言い、ここにわずかな衝撃が加わると、その衝撃をきっかけとして日本酒の分子が次々と結びつき結晶化します。これが、日本酒がみぞれになる理由です。
白鶴 生貯蔵酒 | 白鶴酒造株式会社白鶴酒造 白鶴生貯蔵酒のページです。特殊な技術を用いることで生酒のフレッシュな香りとあっさりした味わいをみなさまに味わっていただくことが可能になったお酒です。商品ラインアップ、テレビCM、白鶴 生貯蔵酒を使ったみぞれ酒、飲み方や生貯蔵酒の味わいについてご紹介しています。
液体の過冷却現象を利用した飲み方、これがみぞれ酒なのですが、液体それぞれに「凝固点」といって、特定温度にまで液体温度が下がると凍結するポイント(凝固する温度)があります。
日本酒の場合、通常「-7℃から-10℃」が凝固点。
ですが、ゆっくりと冷やすことでその凝固点を下回っても液体の状態を保つそうです。
そのキンキンに冷えた日本酒を、冷やした容器に注ぐと、注ぐ際の液体(日本酒)に加わる振動によって凍結が始まります。
ゆっくりと冷却されるうちに、凍ることを忘れた日本酒が、グラスに注がれる衝撃で思い出したかのようにチラチラと凍えい始める感じです。
科学の実験のようで楽しそうですが、大人の夏休みに、子供の頃を思い出してみぞれ酒で夏休みの実験、自由研究と行きましょう!
みぞれ酒の作り方
ポイントは「過冷却」状態の日本酒をつくること!
それには「ゆっくりと冷やす」ことが最重要。
それを踏まえて
1)まずは日本酒(※注1)を冷蔵庫で冷やします。
冷蔵庫なので、凍る程の温度にはなりませんが、まずは冷蔵庫で冷やせるだけ冷やします。その際に、容器(※注2)を温度が伝わりやすいものに移し替えておくとベター。
6時間~1日程度、冷蔵庫で冷やします。
※注1:醸造アルコールが添加されたされたものではなく純米酒や純米吟醸酒がおすすめ
※注2:冷やす過程で割れない(破損しない)素材を使用すること。鉄製のものや、厚手のガラス製のものなど。
2)冷蔵庫で冷やせるだけ冷やしたら、次に冷凍庫へ移します。
このタイミングで、グラスや飲むときの酒器を一緒に冷やしてあげると良いと思います。
日本の家庭用冷蔵庫の冷凍室の温度は、JIS規格により-18℃以下と決められています。
ちなみに、冷蔵庫の設定規格温度は約3℃、チルド室は約0℃、野菜室が約6℃。
その時々の庫内の状況によって、温度は違うと思いますが、この場合-12℃~-15℃まで冷やすには約90分程度を要します。
もちろん、アルコール度数によっても多少違うでしょうし、前割り(先割り)して加水している日本酒の場合でも状況は違ってきます。
リンク:前割り
ちょこちょこ、様子を確認しながら(※注3)やると良さそうです。
※注3:様子を見る際に、容器が振動したり、衝撃が加わることで日本酒が凍り始めてしまうことがありますので、様子見はそぉ~っと行うことが必要です。
3)十分に冷えたことが確認できたら、日本酒と酒器を取り出して注ぎます。
注ぐ際、注ぐ前に衝撃が加わらないよう注意しましょう!振動で凍ってしまいます。
シャーベット状に凍った日本酒は、口に含むとふわっとした感じでスーッと冷たく溶けていきます。溶けるときに香りや味が抜けるように広がっていきますが、見た目にも味わいも涼しく、この時期試してみたい楽しみの一つです。
玉乃光酒造さんからは、みぞれ酒用の紙パックの商品も出ていまして、こちらは凍結用、みぞれ酒用として造られた商品だそうです。
↓こちらは、凍らせて楽しむタイプ
最近良く見かけるパウチタイプのお酒や焼酎は、このためにあるのかぁと、はじめて理解しました。
前割りでアルコール度数を12度くらいに仕込んだ冷蔵庫の日本酒で試してみたい!みぞれ酒。シャリシャリしたい♪
化学変化?を楽しみながら酒を飲む!家飲みの新しい醍醐味です。
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