禁断のアブサン!鹿児島にあらわる!「あぶさん」じゃないよ

お酒のつまみになる話
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あぶさん

『あぶさん』は、水島新司による日本の野球漫画。1973年から2014年4号まで『ビッグコミックオリジナル』(小学館)にて連載された。酒豪の強打者・「あぶさん」こと景浦安武(かげうら やすたけ)を主人公とする。2014年2月の終了時点では、日本で最も長く連載が続いたスポーツ漫画である。

あぶさん - Wikipedia

ホークスファンにはたまらない漫画「あぶさん」

ABUSAN-あぶさん-アブサン

あぶさんはアブサンでもこちら、懐かしの野球漫画の「あぶさん」ではなくて、こちら「アブサン」、禁断のアルコール「アブサン」のお話。

アブサン

アブサンまたはアブサント、アプサン、アブシンス(仏: absinthe [aps??t]) 英語: [?abs?nθ, -sa?θ]))は、フランス、スイス、チェコ、スペインを中心にヨーロッパ各国で作られている薬草系リキュールの一つ。ニガヨモギ、アニス、ウイキョウなどを中心に複数のハーブ、スパイスが主成分である。

アルコール度数が高く70%前後のものが多い。低いものでも40%程度、製品によっては89%を超えるものもある。薄く緑色を帯びており 水を加えると非水溶成分が析出して白濁する。色と白濁の度合いは製品によって大きく異なる。

他のリキュール類と異なる、特殊な香りと味を持っている。

アブサン - Wikipedia

ニガヨモギが主な原料の蒸留酒。
こちら「アブサン」は「禁断の酒」とも呼ばれる、ちょっと危ない雰囲気のアルコールなのです。

アブサンがなぜ?「禁断の酒」と呼ばれるようになったのか?

ニガヨモギの香味成分であるツジョンにより幻覚などの向精神作用が引き起こされるとされ、1898年にベルギーの植民地であったコンゴ自由国で禁止されたのに始まり、20世紀初頭にはスイス・ドイツ・アメリカなどでアブサンの製造・流通・販売は禁止された。

その後、1981年に世界保健機関 (WHO) が、ツジョン残存許容量が10ppm以下(ビター系リキュールは35ppm以下)なら承認するとしたため、製造が復活。禁止国であったスイスでも2005年3月1日に正式に解禁された。

アブサン - Wikipedia

なにやら危険な匂いがするお酒ではありますが、
偉大な芸術家達、ピカソやゴーギャン、ゴッホ…などなど様々な偉人たちも魅了されたお酒でもあります。

ピカソに至っては代表作に「アブサンを飲む女」なんてのがあったりします。

冒頭の漫画「あぶさん」の作品名の由来のひとつでもあり、日本でも太宰治の小説「人間失格」にも登場しています。

ニガヨモギに含まれる、香りの成分であるツジョンは毒性があって、乱用すると幻覚・錯乱症状が生じるとされ、犯罪者や中毒者が出るのはこれによるものとされてしまい、これにより、アブサン=危険なお酒とされてしまいます。

その後、ツジョンの毒性について、明確な許容量などが研究され、よほど大量に摂取しない限りは問題が生じることはないことが証明されます。

1985年、WHO(世界保健機関)がツジョンの成分量を制限したうえで、アブサンの製造・販売を認めることとなり、一度は禁止とされていたアブサンが復活することになります。

アブサン自体はアルコール度数が非常に高く(70度前後)、そもそも大量に飲むと危険な感じはしますけど…。

国産のアブサンがある!?

ヨーローッパでは、人を虜にしてしますお酒ということで、販売禁止になっていた時期もあったりのアブサンですが、そんなアブナイ「アブサン」が、焼酎の聖地、鹿児島の「佐多宗二商店(http://www.satasouji-shouten.co.jp/)」から国産アブサン「AKAYANE アブサン クスシキ」として発売されています。

AKAYANE アブサン クスシキ R01|赤屋根シリーズ |焼酎銘柄|佐多宗二商店
できるようになったのは、焼酎の歴史を振り返り、解釈することがきっかけでした。

この名前の「クスシキ」とは、薬という言葉の語源とされす「くすしき」から来ているそうです。

もともと、ニガヨモギなど薬草をベースに作られた薬草酒であるアブサンだけに、国産アブサンは「クスシキ」となったそうです。

AKAYANE アブサン クスシキ

「AKAYANE アブサン クスシキ 2018」は、ニガヨモギ・スターアニスを中心に39のボタニカルを使ったアブサンです。アルコールでハーブ・スパイス・果物・野菜などから香りやエキスをふんだんに抽出して、とても複雑味の溢れる仕上りになっております。15世紀、錬金術師が蒸留の技術を使い薬を作っていたと言われています。その薬の延長線上にアブサンはあると言われています。そして薬の語源「くすしき」には「不思議な」「神秘的な」という意味がございます。アブサンは昔から多くの文化人、芸術家を魅了してきた神秘的なお酒で す。私たちはこの神秘的なお酒に敬意を払い、今回初めてアブサン造りに挑戦いたしました。ニガヨモギも何度か失敗しながら、自分たちの蔵の畑で作っている完全無肥料・無農薬のものを使っております。瓶も、液体に紫外線からのストレスがかからないように、薬を入れる素材のものを使用しております。是非「AKAYANE アブサン クスシキ 2018」の神秘的な味を試していただければと思います。

AKAYANE アブサン クスシキ 2018|赤屋根シリーズ |焼酎銘柄|佐多宗二商店
できるようになったのは、焼酎の歴史を振り返り、解釈することがきっかけでした。

アブサンも、蒸留酒という点においては焼酎と同じですが、焼酎の本場とされる鹿児島県のメーカーさんから発売されているとは、勇敢で大胆な「ぼっけもん気質」の鹿児島らしいといえば鹿児島らしいのかも知れません。

限定製造のようですので、早めにお取り寄せしてみたい1本です。

アブサンが嫌いな人でも美味しく飲む方法。(後編)

 

 

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