2020年7月1日からレジ袋が有料化になります。
今から、15年ほど前「京都議定書」として発行した地球温暖化を抑制するための目標の中に、温室効果ガスの削減として過剰包装の防止やエコ製品の使用を具体的なアクションとして定めていました。
当時の環境大臣、現東京都知事の小池百合子氏の音頭のもと、クールビズやマイバッグなどのキーワードを、至るところで目にするようになります。
あれから15年ほどの時間を経て、レジ袋が有料化され、本格的にマイバッグや風呂敷の活用が進んでいくことでしょう。
循環型社会、持続可能な社会の実現を掲げて、SDGs(持続可能な開発目標)17の目標が、昨年2019年に国連サミットで、世界のリーダーたちによる社会共通目標として掲げれれました。
これらの目標は2030年へ向けての目標とされています。
2030年には、このたびの「レジ袋有料化」のように、明確に環境課題への取組みとして実行される未来があるのだと思います。
もちろん、私たち個人個人の取り組みや、理解もさらに深めていく必要も大事なんだと思います。
みなさんは、このSDGsの17の目標について、もうご存知ですよね?
プラスチック製のレジ袋有料化から、これからのマイバッグや買い物袋、風呂敷選び
これまで、マイバッグも色々試しはしたものの、つい忘れてしまったり
使い勝手も、買い物ごとにさまざまで、これっといってピッタリのものを見つけられずにいました。
そこで、私のマイバッグ計画は「風呂敷」を採用することにしてみまた。
風呂敷(ふろしき)は、物を包み持ち運んだりするための正方形に近い形の布のこと。
子供の頃に見たアニメに出てくる「ドロボウさん」たちは、たいてい唐草模様の風呂敷に物を沢山包んでいたのを思い出します。
まぁ、ドロボウさんも多くの荷物を、手早く包んで、大量に運ぶための最適解として「風呂敷」をチョイスしていたほどに、物を包み、運ぶことに風呂敷の有用性があるものと考えます。
ちなみに、唐草の文様は古代エジプトの発祥とされ、かのシルクロードを通って日本にまで伝わり、江戸時代に風呂敷の文様として定着したとのこと。
唐草は、四方八方に限りなくのびる様から、延命長寿、子孫繁栄といった縁起の良い印とされたそうです。
風呂敷の良さ最大のメリットは、包むものの大きさや形にとらわれない、自在に包めるということです。
マイバッグなど買い物バッグだと、入れるものの容量や形によって、サイズや形状のバリエーションが必要になることがありますが、その心配がないこと。
それと、使わないときは限りなく小さく畳めることが大きなポイントです。
そういった理由から、当面「風呂敷」を使ってみたいと思うところなのです。
風呂敷の環境への効果
レジ袋1枚を約8g~10gとすると、製造過程で小さな猪口1杯分(約16~18ml)の原油を使うとされている。また、製造過程で30g、焼却過程で31gの二酸化炭素を排出するため、1枚のレジ袋を使用しないと約61gの二酸化炭素の排出抑制ができる。環境省によると、現在日本で年間に使われるレジ袋は約300億枚で、原油換算すると約60万キロリットルに達し、ごみとして出される量は約60万トンにもなるという。このため、買物に際してレジ袋の利用を止めて風呂敷へと転換するごとに二酸化炭素とごみの削減効果に個人レベルで日常的に貢献でき、ひいては地球温暖化防止に貢献することにつながるといえる。
風呂敷 - Wikipedia
いろいろお作法とかあるのかとも思いますが、まずは日常的な包む・運ぶには風呂敷を使っていきたいと思います。
日本的な文化のひとつとして、風呂敷をもって歩く人がたくさん増えると良いなぁとも思うところです。
経済産業省の調べでは、国内の廃プラスチック量に対する「レジ袋」の割合は焼く2%前後だそうで、あまり高い割合を締めているとは言えません。
このことから、廃プラスチック削減にならないとして批判もあるようですが、有料化されることで多くの人が利用する「お買い物時のレジ袋」に対する意識が変わることで、その他の廃プラスチックをはじめとするエコ意識を変えるキッカケになるのだろうと思います。
先の経済産業省のWEBサイトにも、「私たちのライフスタイルを見直すきっかけとすること」がレジ袋有料化の目的だとしています。
ここからはじめましょう!
そういうふうに理解しました。
レジ袋に限らず、身の回りの過剰包装や、プラスチックでなくても良いものに対する意識の変化も必要になってきますね!
それと、マイバッグ派の人も、それがプラスチック製だと「う~ん」と考えてしまします。レジ袋有料化にみる本当の目的、その先にあるものを少し考えつつ、今日も家飲み用のお酒とおつまみを回も似に行きたいと思います。
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