だれやみ・だれやめ・だいやめ・・・?

だれやみ・だれやめ・だいやめ・・・? お酒の知識
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だれやみ、だれやめ、だいやめ

何のことやら、さっぱりの方には全くもって何を意味するのかわからない、この3つのフレーズです。

これらは、3つとも同じ意味をもつワードなのですが、何を意味しているのでしょうか?

答えは、鹿児島県や宮崎県で使われる九州の方言で・・・

だれやみ(だれやみ)

「だれ」は「疲れ」、「やみ」は「止(や)む」。転じて、一日の疲れをいやす晩酎のこと。宮崎県で「だれやみ」、「だりやめ」(椎葉地方)、鹿児島県大隅地方で、「だいやめ」、長崎県・熊本県では「だりやみ」という。「だれる」とは緊張を欠く・飽きがくることをいうが、宮崎では今日でも「だれた」などと常用されている。小野金次郎作詩になる「いもがらぼくと」の元歌ともいわれている黒木淳吉の「のさん節」の歌詩の中にも、ひんだれちしもうた木場びらきだれやみ飲んでほたり寝る

焼酎・泡盛用語集>weblio辞書

だれやみとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書
だれやみとは?焼酎・泡盛用語。 「だれ」は「疲れ」、「やみ」は「止(や)む」。転じて、一日の疲れをいやす晩酎のこと。宮崎県で「だれやみ」、「だりやめ」(椎葉地方)、鹿児島県大隅地方で、「だいやめ」、長崎県・熊本県では「だりやみ」とい...

疲れる=だれる

鹿児島県や、宮崎県、南九州地方では疲れる、疲れた状態を「懈(だる)い」という意味で「だれる・だれた」という方言的表現を使います。

引用:疲れたの方言一覧!各地域の「疲れた」をのぞいてみよう!|方言ジャパン

疲れたの方言一覧!各地域の「疲れた」をのぞいてみよう! | 方言ジャパン
「疲れた」の都道府県別の方言一覧です。標準語の「疲れた」の地域もありますが、中には、こわい、がおった、こわぐなった、くたびれた、きゃーなゅつ、だれた、うたたんなど、変わった表現をする都道府県もあります。

<tr”>福島こえー<tr”>群馬くたびれた

都道府県 方言
北海道 こわい
青森 おたった
岩手 こうぇー
宮城 がおった
秋田 こうぇ
山形 こわえ
茨城 こわえ
栃木 こわぐなった
埼玉 かったりー
千葉 くたびれた
東京 くたびれた
神奈川 くたびれた
新潟 こうぇあ
富山 つかれた
石川 ものい
福井 よわった
山梨 えらい
長野 てきない
岐阜 えらかった
静岡 つかれた
愛知 くたびれた
三重 ほっこりした
滋賀 ほっこりした
京都 つかれた
大阪 えらい
兵庫 しんどい
奈良 きけた
和歌山 くたびれた
鳥取 えらい
島根 くたびれた
岡山 くたびれた
広島 くたぶれた
山口 くたびれた
徳島 しんだい
香川 くたぶれた
愛媛 くたぶれた
高知 んだれた
福岡 くたぶれた
佐賀 きゃーなゅつ
長崎 きゃーなえた
熊本 なえた
大分 なえた
宮崎 ひんだれた
鹿児島 だれた
沖縄 うたたん

このように、全国的に見ますと「疲れた」という表現が、聞き慣れない方言で表される地方は、たくさんあります。

東北地方のコワイ、セツナイといった、知らなければ違った意味に捉えられてしまいそうなフレーズで「疲れた」を表現する地域もあるようですし、沖縄では「うたたん」、「ん?」と聞き返してしまいそうな、可愛げな方言まで様々です。

南九州、鹿児島県や宮崎県では「今日はだれた~」といっても、「今日はダラ~んとしてた」「ダラダラした」という意味ではなくて、「今日は疲れた」という意味で「ダレた~」と言うのです。

ダレとヤメ

南九州の「ダレた」「疲れた」が方言であることは分かりました。

だれやみ、だれやめ、だいやめ

それでは、ダレヤミ、ダレヤメの「ダレ」とヤメやヤミの組み合わせは、どういう意味なのでしょうか?

「ヤメ」は「止める」

すなわち、「疲れを止める」=だれやみ、だれやめ、だいやめ

疲れた状態を止める、止めてくれる行為。
そうです!一日の疲れを癒やす行為を、だれやみ、だれやめ、だいやめと言ったりする南九州なのです。

 

南九州、一日の疲れを癒やすような行為といえば「晩酌」!
鹿児島や宮崎といえば、そう焼酎です!

一日の終り、疲れた疲れた、さぁ焼酎で晩酌して、疲れを癒やしつつ、明日に備えるよ~という行為、それが「だれやみ、だれやめ、だいやめ」。

「あー、終わった終わったー。とりあえずダレヤミしよっかー?」
「ダレヤメ行こうや~?」

とか、仕事終わりに言ったりするのが正しい使い方。
鹿児島県や宮崎県で、居酒屋さんなどで「だれやみセット」とかメニューに書かれていたりします。

だれやめ(だれやみ)セット=晩酌セット

出典: tenandoproject.com

宮崎県小林市 移住促進PRムービー "ンダモシタン小林"

宮崎県小林市、移住推進PRムービー

フランス語にも聞こえる、宮崎県小林市の方言。
その中に、「だいやめ」として、ダレヤメ・ダレヤミが紹介されています。

南九州の1日の終り、疲れを癒やすのは、やはり焼酎

一日の終わり、たまった疲れをお酒でほぐしていく、ダレ=疲れを、止める、取り除く、リフレッシュする行為!それは焼酎晩酌。

南九州の焼酎といえば、やはり「本格芋焼酎」。

サツマイモを原料とした蒸留酒、独特な風味が病みつきになります。
特有の香りが特徴的ですが、飲みやすくクセの少ないタイプなども多数発売されていて、一口で芋焼酎というところから来る、昔からのイメージを感じさせないものも、銘柄、種類豊富で、お気に入りを探すにも、範囲がすごく広い、奥が深いいも焼酎です。

最初はビール派の方にも、シュワシュワが心地よい焼酎ハイボールもオススメです。

さつま島美人ハイボール350ml缶24本入りケース

 

濱田酒造 だいやめ DAIYAME 芋 25度 [ 焼酎 鹿児島県 1800ml ]

独自の技術で誕生した「香熟芋」で仕込んだ本格芋焼酎。ライチのような華やかな香りが驚くほど広がります。

甘くまろやかな味わいとキレの良い後味が特長です。華やかな香りを楽しみつつ食中酒として美味しく飲み続けられる酒質。
特に強炭酸水で割って頂きますと、より一層華やかな香りをお楽しみ頂けます。

 

尾鈴山蒸留所 山ねこ 芋焼酎 25度 720ml

百年の孤独 などで名高い宮崎県、黒木本店が新設した尾鈴山蒸留所で作られた、九州108号 と言う芋の品種を原料として、徹底した手造りで仕込み、熟成させた芋焼酎です。まろやかな味わいの中にキレがあり、清涼感のあるスッキリとした仕上がりです。独自の酵母を用い、徹底した手造りにて仕込み。2年間以上、貯蔵・熟成させて仕上げた独自の風味を持った芋焼酎。

 

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飲み方でも、いろいろな姿を見せてくれる芋焼酎。甘みと芳香な香りはロックやお湯割り、ソーダ割り、いろいろな楽しみ方ができます。

今夜も、ダレヤミ、ダレヤミで、お気に入りの芋焼酎探しの旅に出よう!

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コメント

  1. […] 参照:だれやみ・だれやめ・だいやめ・・・? […]

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