キンカンと聞くと小さいみかんのような皮ごと食べるあま酸っぱい果物のきんかんを思い浮かべます。
もともと柑橘類が苦手なわたしは、ほとんど興味がなく食べたいと思わないのです。
そんなわたしがスーパーの精肉コーナーできんかんのような黄色く丸いものを見つけました。
「きんかん使って料理するの?」「マーマレードの代わり?」
マジマジとパックを手に取ってみると『キンカン(鶏)』とシールが貼られています。
あ~これが鶏のキンカンか。
見かけは果物のきんかんに似ているけど、これっていったいどこの部位なんだろう。おいしいのかなぁ?という方のために、ご紹介していきますね!
スポンサーリンク
鶏のキンカンとはどこの部位?
鶏のキンカンとは、ズバリ鶏の卵巣の中で卵の形になる前の黄身の部分です。
卵が産卵されるまで黄身が通ってくる輸卵管(ゆらんかん)にはキンカンがたくさん連なっていて、成長過程で卵白に包まれ卵になっていくのです。
ちなみにですが、にわとり1羽が産む卵の数は1年間におよそ300個です。
かわいいヒヨコが生まれてから150日くらいで卵を産み始め、1年半ぐらい卵を毎日毎日産んでくれます
わたし達のために、これだけの恵みを与えてくれる、にわとりには、ただただ感謝ですね。
話をもどして、まっ黄色い黄身、とてもおいしそうですよね。
キンカンで卵焼きを作ったら、すごーく濃厚できれいな黄色い卵焼きができそう。
食べてみたいなぁ~
スーパーではキンカンだけを見かけますが、実は輸卵管や卵巣部分もヒモとして食べられているんですよ。知っていましたか?
じゃあどうやって食べるのがおいしいのでしょう。
鶏のキンカンはどのように食べられる?
家庭でよく食べられるのは、キンカンの甘辛煮です。
キンカンを砂糖やしょうゆで煮るだけです。臭みを取るために、酒や生姜を入れたり、煮くずれしないようにみりんをいれたりします。
レバーなどと一緒に煮込めば、ボリュームもアップしますね。
黄身の半熟が好きな方は、薄皮を除いて味噌漬けにすると、煮卵の黄身みたいでおいしいです。
また焼き鳥屋さんでは、キンカンと輸卵管、ヒモを一緒に串にさして焼く「ちょうちん」があります。
ひもは鶏1羽に対して1本しかないので、「ちょうちん」は貴重な焼き鳥なんですよ。もし食べる機会がありましたら、感謝しながら味わってくださいね。
甘辛く煮たキンカン、お酒のつまみやご飯のお供にぴったりです。
ついつい食べ過ぎてしまいます。
こんなに食べて大丈夫かなぁ。
栄養取りすぎ?心配になってきました。
スポンサーリンク
鶏のキンカンの栄養素についても!
鶏のキンカンは卵の卵黄と同じくらいの栄養があります。
卵黄には、ビオチン・ビタミンA・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB群・パントテン酸・葉酸・リン・鉄・ヨウ素・カルシウム・亜鉛などの栄養素が含まれています。
とくに注目されるのは、ビタミンAやビタミンEで、抗酸化作用、動脈硬化や老化の予防、皮膚や粘膜の強化、免疫力アップ、体力回復、目の健康維持などの効果が期待されています。
ただ卵黄にはコレステロールも含まれているので気をつけなくてはなりません。
しかし卵黄にふくまれるレシチンの働きによって、善玉コレステロールが増加したり、アルツハイマー型認知症を予防する働きのビタミンB12も含まれています。
キンカン、良い食べ物ですね。
わたしも老化の予防のために、さっそくキンカン食べましょう。食べ過ぎに注意しながらww
この記事が少しでもお役に立てましたらシェアしていただけますと嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
コメント